コンプレックスがたくさんある猫野きなこです。
コンプレックスとは劣等感や他の人よりも劣っていると感じていることを言いますが、自ら笑いのネタや自虐ネタにしている人っていますよね。
例えば以下のような内容を自分から話す人はTwitterなどのSNSでもよく見かけます。
- ブスだから
- 馬鹿だから
- ハゲだから
- デブだから
- 絵が下手だから
私の夫は20代の頃から薄毛だったのですが、自分から「俺はハゲだから」とよく笑いのネタにしていました。
隠しておきたいコンプレックスをあえて自分からさらけ出すことによって得られる心理効果がありますが、逆にデメリットもあると思います。
今回はコンプレックスを自虐ネタにする心理効果と注意点、克服方法についてまとめてみました。
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コンプレックスを自虐ネタにする心理効果
コンプレックスの内容にもよりますが、言葉にすることで良い心理効果が得られる場合があります。
吐き出すことによってスッキリする
言葉や文章でコンプレックスを吐き出すことによって、自分の悩みを客観的に認識することができるようになります。
「自分はデブだ」と自覚することによって、「それならどうなりたいか」という次のステップに進むことができるのです。
コンプレックスを吐き出してしっかりと向き合う事で、克服するための具体的な解決方法を考えるきっかけになるかもしれません。
同じ悩みを持つ人から共感を得られる
同じコンプレックスを持っている人には親近感を持ってもらえます。
同じ悩みを持つ人から共感してもらえることによって、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と問題を前向きに捉えることができるようになります。
孤独感が解消されるので、一人で悩んでいた時よりもストレスを軽減することができます。
解決法をアドバイスしてもらえる
コンプレックスを吐き出すことによって、すでにその問題を解消した人からアドバイスをもらえることがあります。
同じ立ち位置にいた人からのアドバイスは「自分も克服できるかもしれない」という希望を持つことができます。
いろんな解消法を知ることによって、コンプレックスをなくすことができるかもしれません。
しかし、その内容に詳しくない人や興味がない人から適当なアドバイスをもらうと腹が立つ場合もあります。
コンプレックスネタの裏心理
コンプレックスを自虐ネタにする人の裏心理が透けて見えると、周りから見て痛い人に見えることがあります。
自虐ネタがデメリットになりやすいケースを紹介します。
コンプレックスに対するあきらめ
「どうせ自分は…」という投げやりな気持ちで自虐ネタにするのは、あまり良い心理効果が得られません。
あきらめの気持ちで吐き出すことによって、「やっぱり自分はダメな人間なんだ」と更に自分を追いつめてしまう可能性があります。
それが本当の気持ちなら心の整理ができるかもしれませんが、諦めたくないという気持ちが少しでもあると逆効果になってしまいます。
誰かに「そんなことないよ」と否定して欲しい
特にそれほどコンプレックスに思ってもいないのに「私ブスだから」と言っている人がいます。
そういう人は「そんなことないよ」と否定して欲しいのが透けて見えるので、痛い人になってしまいます。
誰かに否定してもらうことを期待してコンプレックスをネタにするのは、たまにならいいかもしれませんが、何度も繰り返すことによって「うざい人」と思われてしまうのであまりおすすめしません。
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自虐ネタに対する注意点
あまり頻繁に自分からコンプレックスを笑いのネタにしていると、周りから「そのネタでイジっても大丈夫な人」と思われることがあります。
しかし、コンプレックスについて自分から言うのはOKでも、他人から言われると傷つく場合が多いです。
他人からしたら「あれだけ自分でネタにしていたじゃないか」と思いますし、自分はコンプレックスをイジる相手に「デリカシーがない人だ」と思ってしまうすれ違いを生じてしまいます。
私の夫は上司から「お前だいぶ薄くなったな」と頭を触られた時に本気で怒っていたので、「あ、これは自分からのみOKな自虐ネタなんだな」とわかりました。
自虐ネタは自分だけがOKなのかそうじゃないのかは本人にしかわかりませんし、他人が全員自分のコンプレックスを察して配慮してくれるとは限りません。
「他人から言われることによって克服する気力が湧く人」は自虐ネタにしていいと思いますが、「他人には絶対にネタにされたくない人」の場合、積極的にネタにするのはやめておいたほうがいいでしょう。
コンプレックスの克服方法
コンプレックスを自虐ネタにすることによってメリットを得るためには前向きな気持ちが大切です。
無駄に傷つきたくない人は、コンプレックスを改善したい人や他人から言われても全く気にしない人だけネタにしたほうがいいかもしれません。
私は努力で改善できるコンプレックスは自分から話したりしますが、本当のコンプレックスは誰にも話さないようにしています。
コンプレックスを克服する選択肢には、あるがままを受け入れる方法と自分を変える方法の2つがあります。
誰にも話せないコンプレックスを変える方法で克服したい場合は、一人でできる「セルフカウンセリング」がおすすめです。私はこの方法でいろんなコンプレックスを解消してきました。
私が実践しているセルフカウンセリングのやり方は以下の4ステップで行います。
- 感情を吐き出す(自分を否定しない)
- 原因と問題を見つける
- 解決方法を考える
- 簡単にできることから実践する
感情を吐き出す時は思ったことや感じたことを紙に書いたり、文章に残すことがおすすめです。Twitterが好きならフォロワーが誰もいない鍵垢で呟いたりするといいですよ。
文章にすることによって、問題について冷静に考えることができるようになります。
原因や問題点に対する解決方法はネットを検索すればたくさん見つけることが可能です。簡単なことからチャレンジすることで、少しずつ自分に自信がついてきます。
コンプレックスについて「自分にはできない」「自分は駄目だ」と否定し続けることは一番よくありません。まずは、あるがままの自分を認めることから始めてみましょう。
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