登録日
:2016/10/30 Sun 22:33:49
更新日
:
2017/09/23 Sat 20:20:29
所要時間
:約 48 分で読めます
患者を救いたい…ドクターとして当然だ。
しかし、私も飛彩君と同意見だ。
犯罪者を救う前に、私達にも果たすべき使命がある。
『
仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。演者は岩永徹也。
本項目では彼が変身する『
仮面ライダーゲンム
』についても解説する。
名前の読みは『だん くろと』。
概要
ゲーム会社「幻夢コーポレーション」の若きCEO。30歳。
元々会社は父・
正宗が経営しており、父がゼロデイに絡み逮捕されたため経営を受け継いだ。
少年時代からゲーム開発の高い技術を有しており、中学生の時にはすでに幻夢コーポレーションに出入りしてソフト開発に加わるほどだった。
衛生省と協力してCRを発足させ、同時にライダーシステム一式を開発・提供した。
明日那ことポッピーピポパポと裏で繋がっており、彼女からライダーの情報を随時得ている。
5年前に発生したプロトタイプの
ライダーガシャット・
プロトガシャットを開発した際に、
そこからバグが発生、後に
バグスターウイルスへと進化して人間の大量消失事件「ゼロデイ」が引き起こされた。
CRを発足させライダーシステムを開発したのもこういった背景があったからだろう。
しかしそのプロトガシャットを未だに所持しており、これがきっかけで
大我や
貴利矢に弱みを握られている。
その結果、大我のシミュレーションに付き合わされたり、貴利矢にライダーシステム一式を与えている。
一方で買収されたとはいえ、一度はライダーをやめた大我に「彼は適合者であり仮面ライダーとしての腕は確かだから」という理由で再度ライダーシステムを提供している。
『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第3話にて
飛彩から黒いエグゼイドについて聞かれた際にははぐらかそうとしたり、
なおも食い下がろうとする飛彩に対して
「まいったな…」「全く、どのドクターもしつこいな…」
と小声で漏らしていた。
この時はあまりのしつこさに苛立っていただけだろうと思われていたのだが…
また彼のシミュレーションを行った際にはイージーモードに設定してゲンムを弱くするミスを起こしていた。
このようにバグスター殲滅に協力的な心強い仲間と思われつつも怪しい、食えない一面も持ち合わせている非常に胡散臭い人物である。
そして第5話にて、黒いエグゼイドが
エグゼイド・レベル3の攻撃を受けて撤退、変身を解除すると…
素顔と性格
ふっふっふっ…
まさか!恐ろしいのは…私自身の才能さ!!
多少の犠牲はやむを得ないさ。
満たされない人々に夢と冒険を与える……それがゲームというエンターテイメントの使命だ!
そしてそれを実現させる神の才能が私にあるのだからなあ!!
黒いエグゼイドの正体はバグスターに味方する悪の仮面ライダー『
ゲンム
』。
そしてその変身者は、他ならぬ檀黎斗その人だった。
なお
パラドとグラファイトと対面した際には、普段の冷静さを保ち穏やかな性格とは異なり、トチ狂ったかのように上記のセリフをゲラゲラ笑いながら述べた。
上述した人格者然とした発言や爽やかな善人風の顔は文字通り他者を欺くための仮面。
その本性は自らを
「神」と高らかに豪語し、
ゲームクリエイターとしての自らの才能に絶対的な自信を持つ、傲慢不遜で冷酷な自己顕示欲の権化。
中学生の時には、自分より幼い永夢が「自分よりクオリティの高いゲームのアイデアをファンレターに書いて送ってきた」という理由だけで、
嫉妬と憎悪の入り混じった八つ当たりから新種のウイルスを混入させたゲームを返礼品という名目で送りつけ、永夢を世界最初のゲーム病患者に陥れて苦しめたり、
社員の小星作がジュージューバーガーガシャットを完成させた際には、力尽くで回収した挙句ウィルスを感染させ、
「その体じゃゲームを作る事も出来ない。いや…どうせ作った所で、クズみたいなゲームだろうな!!」
と罵倒してモータスを生み出させた。
しかし回収の際にバガモンをついでに殺害した事をパラドに咎められた際には、
「『仮面ライダークロニクル』作成の為に重要なのはライダーガシャットだけであり、バグスターは自分の計画を達成するための駒に過ぎない」
と言い放つ。
加えてこれまで行った数々の非道行為に対しては
目的達成のための必要な犠牲としか捉えておらず、
「新檀黎斗」
として復活した後も
自分の所業に対して一切反省の色は見せておらず、寧ろ何故自分が悪いのか理解してない節さえある。
加えて全国規模のパンデミックの元凶となった『
仮面ライダークロニクル』については未だに執着を見せており、
マスターガシャットが破壊された際はショックで膝から崩れ落ちていた。
後に出てきた父親のことを踏まえると、この傲慢さと冷酷さ、プライドの高さは父親譲りだった模様。
一方で母親である桜子に対しては愛情と思い入れがあるようで、
死ぬ寸前だった母親をバグスターウイルスにわざと感染させてデータ化させ、死なないようにしていたことが示唆されている。
能力的には非常に卓越した完璧超人じみた男であるが、彼の最大の欠点は傲慢さ故の詰めの甘さ。
念入りに計画を推し進める用意周到さや優れた頭脳は紛れもなく本物だが、
慢心して調子に乗ると非常に高確率で何かしら失敗をやらかすことが多い。
1クール目はほぼ完璧に彼の思い通りに展開させたのに、続く2クール目では負け試合にも意味を持たせていたのにもかかわらず、
幻夢コーポレーションへの衛生省の立ち入り捜査を全く考慮せず、成すすべもなく介入を許してしまったことは彼の悪癖の代表的な例だと言える。
バグスター化してからは社長という社会的立場から外れ、本来の性格を出せるようになったためこの欠点が悪化。
『
仮面戦隊ゴライダー』のバックアップは調子に乗って永夢の前で正体をバラしたことや
仮面ライダーブレイドのデータを使ったことで自ら計画頓挫の切っ掛けを作った他、
新檀黎斗の方のバックアップはうっかり味方の攻撃に被弾して死んでしまったり、
調子に乗ってハイパームテキガシャットの性能を自慢げに語りまくったせいで無敵時間が終わり、クロノスにボコられてムテキガシャットをぶん捕られるなど、
時折
大戦犯級の壮絶なガバプレイを披露している。
しかしそんな欠点を補うかの如く、失敗後のリカバリー能力と危機対応力は非常に高い。「転んでもただは起きない」という古くからの諺を体現するかのようである。
ストーリー中での活動
自分のことを嗅ぎ回ってきた仮面ライダー達のことは快く思っておらず、本性を露わにしてからは支障とならないよう実力行使による脅迫にも及んでいる。
特に貴利矢には自身の正体を感付かれたこともあってか、他のライダー以上にボコボコに痛めつけて病院送りにした。
その後『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第4話にて聖都大学附属病院に入り込み、治療中で目が覚めない貴利矢に近づく。
実行したシミュレーション内でレーザーを翻弄し(彼にとっては嫌がらせにも近い)、そして最後は彼の耳元に
「もう私に、近づくな…!」
と囁いて病室を後にした。
続く第5話によると、更にはゲンムの正体をグラファイトと思わせる目論見があったようだが、
結局はグラファイトの独断により失敗する形となり、そのことの追及には
「どうだっていい」と一蹴される。
それに対して彼が取った行動は、なんと
「気に入らない」として味方にまで牙を剥くことであり、
この暴挙にはグラファイトも動揺を隠せずゲンムと止む無く対峙することとなる。
最後の独白から、彼には
「究極のゲーム=『仮面ライダークロニクル』」の完成を目指す目的があるようだが…
このように普段は愛想を振りまく善人の仮面を被りながら、その裏では
狂気
という名の本性を隠している。
そして第11話にてついに…
永夢
「何でですか? CRの協力者だったあなたが、何で僕達の邪魔をしていたんですか!?」
データ収集の為のテストプレイヤーとして、君達を利用させてもらった…。
全ては、究極のゲームを作る為!!
ライダー達との乱戦の末ライダーゲージが減少し瀕死になったゲンムは白いガシャットをバグヴァイザーに挿し、
ガシャット完成に必要な死のデータを回収すべくゲーム病に感染した少年に向かって必殺技を放つ。
しかしエグゼイドに攻撃を防がれ、その際にライダーゲージがゼロになってしまう。
これで死亡したかと思われたが、その状態でバグヴァイザーの銃口を自分の胸部に突き刺し、ガシャットに自らの死のデータを蓄積させガシャットを完成させる。
目的を達成した黎斗は変身を解除し、永夢達に自らの正体、そして目的を洗いざらい喋った
。
ショックを受けた永夢達に多くの人間がウイルスに感染していると告げると、バグヴァイザーを乱射した後行方を晦ます
。
そして瀕死になりながらもパラドと合流した黎斗は完成した「デンジャラスゾンビガシャット」を手にした。
「遂に完成した…!」
その顔には満面の笑みを浮かべていた。
続く第12話では貴利矢が父である正宗と面会したことを耳にすると、永夢達に秘密が漏れる前に貴利矢と接触する。
秘密を公言しないことを条件に貴利矢にデンジャラスゾンビガシャットを渡すが、交渉は決裂し彼にガシャットを奪われる。
しかしこれ自体が黎斗の罠であり、ガシャットの力でレーザーのライダーゲージを大幅に減らすことに成功する。
貴利矢からガシャットを奪還するとバグルドライバーにセットしてレベルXに変身し、圧倒的な力でレベル3のレーザーを撃破しゲージをゼロにする。
これにより貴利矢は消滅(死亡)。貴利矢を始末した黎斗は次の目的を全ライダーのガシャットに定めた。
モータスを囮に使い処分したことも含めてこれがパラドの逆鱗に触れたのか、
パラドクスとの戦いでは一方的にフルボッコにされレベルXに変身してから初めて変身解除に追い込まれた。
その後パラドに対する意趣返しとして永夢に永夢の秘密を暴露して、彼に多大なストレスを与えゲーム病を一気に進行させようと目論んだ。
宝生永夢ゥ!
何故君が適合手術を受けずに、エグゼイドに変身できたのか?
何故ガシャットを生み出せたのか、何故変身後に頭が痛むのかァ!!
それ以上言うな!
その答えはただ一つ……。ハァ……
やめろぉ!
宝生永夢ゥ!!
君が、世界で初めて、バグスターウイルスに感染した男だからだ―――っ!!!
ハハハハハハッ!ハァーハハハハハハハァ!!!
僕が……ゲーム病……?
しかし永夢は消滅しなかったため、結果的にこの目論みは失敗に終わる。
パラドと反目を深めながらも、引き続き『仮面ライダークロニクル』の作成に取り掛かっていたが、
衛生省に隠れ家である旧幻夢コーポレーション跡地が暴かれてしまう。
同時にバグスターウイルスに感染、チャーリーバグスターに変貌して職員達を相手に暴れ回る。
エグゼイド達によって沈静化された後は衛生省に連行されそうになるも、永夢と飛彩の説得によりCRに搬送、治療を受けることに。
「まだ死にたくない」と取り乱し、永夢に尋ねられて永夢と自身の接点、
並びに『仮面ライダークロニクル』制作の動機・経緯を語り出し、涙を流して今までのことを謝罪する。
永夢に「もういいですから」「患者を憎むことはできません」と諭されると「やはり君は水晶のようだ」と泣き崩れ、ようやく改心したと思われたが…。
私がゲーム病に罹ったのは、全て計画の内……!
16年前から君は……透き通るように純粋だった……。
その水晶の輝きが、私の才能を刺激してくれた…!!
君は最高のモルモットだぁ!!!
無論そんなことはなく、エグゼイドによってチャーリーが撃破された後には
「君ほど騙しやすい人間はいない」
と永夢を嘲笑する。
上記の言動は全て演技であり
、バグスターウイルスに感染したのも衛生省の手から逃れるために自ら仕組んだ狂言だったことを明かす。
その場で「極限の変身」を遂げ、レベルXにパワーアップ。
飛躍的に上昇した戦闘力と、増殖・腐敗という新たな能力でエグゼイドを粉砕し、ゲーマドライバーを腐敗させ変身不能にまで陥らせた後、行方を晦ます。
この際、治療をしてくれた礼と皮肉を込めて永夢の命までは奪わなかったが、この選択が命取りとなる。
そして再びスーツに着替えて髪をオールバックにした姿で、「
ラスボス」の風格さえ漂わせつつ幻夢コーポレーションに帰還。
文字通りの「
ブラック企業」と化した幻夢コーポレーションで、『仮面ライダークロニクル』制作の大詰めを迎えた。
だが、貴利矢の形見のドライバーで復帰した永夢達と再戦した際に、
同じく貴利矢の残した「リプログラミングシステム」を反映し永夢が生み出したマキシマムマイティXガシャットにより、
レベル99に変身したエグゼイドのリプログラミングを受け、レベルXの不死身の特性を無効化されてしまう。
医者という立場から命を奪おうとはしない永夢だったが、そんな彼の気持ちを利用してその場から逃走。
錯乱し、残るドレミファビートとドラゴナイトハンターZのバグスターのデータを採取すべく通行人にウイルスを無差別散布するという凶行に走るも、
現場に駆け付けた仮面ライダー達と対峙し、激闘の末ついに敗北。
さらにエグゼイド・レベル99にバグスター抗体をリプログラミングされたことで、ゲンムへの変身すら不可能になった。
パラドから止めを刺すよう唆されながらも、あくまで黎斗の良心を信じ、笑顔を取り戻してほしいと願う永夢に許されかけるが……。
嫌だ…嫌だ!うぅ… 死にたくない!死にたく…ああーっ!
お疲れさん、ゲームマスター…
『仮面ライダークロニクル』は俺の物だ。
ああーーっ!うわぁ…うわあーっ!
私は神だ!私の夢は…不滅だあぁぁぁ!!
GAME OVER...
最期はパラドに「敗者らしいエンディング」としてバグヴァイザーで回収した死のデータを自分の肉体に戻された事でのたうち回り苦しみ抜いた末、
絶叫しながら消滅。GAME OVERとなった……。
復活・“新”檀黎斗 そして檀黎斗“神”へ
随分楽しそうじゃないか、パラド…! ゲームマスターの私を差し置いて……!!
ゲームオーバーすらも超越する……。私こそ神だぁぁぁ!
『檀黎斗』という名はもう捨てた。今の私は……『新檀黎斗』だ!
上記の通りにゲームオーバーとなって消滅したが、第30話にてバグスターとしてまさかの復活を遂げる。
実は万が一ゲームオーバーとなって消滅した際の保険として、『ゴライダー』でのクリア不可能なゲームに加えて、
六基目のゲーマドライバーとプロトマイティアクションXガシャットオリジンを残しており、
「感染対策」を求めたポッピーが宿主の記憶とかつての黎斗の幻影に導かれ、旧幻夢コーポレーション跡地の隠し部屋で如何にもな宝箱からこれらを発見。
そしてマイティアクションXのα版の世界にてバグスターウイルスの姿で意思を持たずただ座っていたところをポッピーが発見し、
ガシャットとドライバーを使用したことで元の人格を取り戻した。
神を自称する傲慢な性格は変わっていないが、パラドへの
復讐と『仮面ライダークロニクル』の奪還を条件に永夢達ととりあえず手を組むこととなった。
第30話のクレジットでは「岩永徹也」という表記こそあるものの役名はクレジットされず復活は放送日までシークレット扱いだった。
(一応役者のTwitter等では復活を匂わせる記述はあった)
名前も復活して以降は
「新檀黎斗」
と改め、「新」を付けずに「檀黎斗」と呼ばれる事を頑なに否定している。
永夢からは罪を償うよう望まれており、協力して間もない頃には命を巡る互いの考え方の違いで対立することもあったが、
一方でゲームという共通の話題に関しては考えていることが同じで強く共感し合うこともあり、
戦いにおいても2人のマイティによる息の合ったコンビネーションを見せている。
現在では、
「全ての元凶」ともいうべき外道の悪役でありながら、特に目立った改心をすることなく味方入りする
という極めて珍しい立ち位置のイレギュラーなキャラクターに収まっている。
こういうタイプのキャラクターは大抵復活しても因果応報で因縁の相手から制裁や復讐に遭って倒されることが多いのだが、黎斗の場合
- 彼自身ライダーとして優れた戦闘力や豊富な戦闘経験の持ち主
- 『仮面ライダークロニクル』やバグスター、幻夢コーポレーションに関する内部情報に精通した貴重な人物
- 強力なガシャットを独自に開発できる貴重なガシャット開発者
というように、替えの効かない唯一無二の多彩な顔を持つ。
加えてCRとも利害が一致していることから、バグスター陣営や檀正宗との戦いでは必要不可欠の人材として活躍している。
実際仲間入りして早々、2つ目のガシャットギア デュアルβを見返り無しで開発・提供してCRの戦力増強を図っており、
それ以後も『仮面ライダークロニクル』に関する攻略情報の提供、パラド攻略のサポート、
仮面ライダークロノス打倒のための攻略法研究・ガシャット開発など、劇中では八面六臂の活躍を見せている。
クロノス打倒のためとはいえ、マキシマムマイティXガシャットとの併用が前提のハイパームテキガシャットを作成したりもしている。
なお、自身の渾身の作品である『仮面ライダークロニクル』のマスターガシャット破壊には否定的だったが、
彼の意に反し「マスターガシャットの破壊」という選択肢が取られ、永夢&パラドvs正宗の戦いの末に破壊された……と思いきや、
正宗が土壇場で繰り出した掟破りの『リセット』により全てのガシャットやバグスターに関わる時間の全てが巻き戻るというイレギュラーに遭遇。
結果自身の最高傑作たるハイパームテキガシャットが喪失する事態に見舞われるも、
それでもめげずに一夜で12回過労死する離れ技を見せながらリセット対策のセーブ機能をガシャットに搭載することに成功。
いよいよゲムデウス討伐…に赴くかと思いきや、今度は正宗がゲムデウスのAIを改竄し、
無差別にゲムデウスウイルスをばら撒き続けるように仕立て上げたことで全国規模のパンデミック発生という緊急事態に陥る。
急遽必要となったゲムデウスワクチン作製のため、貴利矢の手で2人共々ゲームエリア内に隔離されると、
「互いにゲムデウスウイルスに感染させ、互いのバグスターの身体を用いてゲムデウスに対する抗体を作成する」という貴利矢の命懸けの策に同調。
膨大な命を磨り潰しながらも貴利矢の狙い通り自らにゲムデウスに対する抗体が発生した。
そのまま抗体を「ドクターマイティXXガシャット」として形にした黎斗だが、即座に身柄は貴利矢によってガシャコンバグヴァイザーⅡに収容。そのままバグヴァイザーごと衛生省に引き渡された。
結果的に、この貴利矢の行動による結果が衛生省の処分に関しての考慮材料となり、
収容後の黎斗は「AC版ドレミファビートの筐体内に作成された牢獄で管理し、衛生省の許可なしでは解放不可」という事実上の半封印状態となってCR預かりとなった。
事態収拾の責任として、
ゲムデウスウイルスの抗体作成の実験体として70回以上殺され、手柄も権威も全て奪われた挙句、身柄も牢獄に入れられ肉体を封印される
という、冷静に整理すれば余りにも悲惨な境遇に置かれた全ての元凶・檀黎斗だが、
当の本人は
「自分の活躍でゲムデウスに対する究極の切り札を生み出し、ゲムデウスワクチンを作ることでゲムデウスウイルスに苦しむ人々を救った」
という結果を受け、心折れるどころか逆に傲慢さに拍車がかかるように。
私抜きで止められるのか?檀正宗を……
止めて見せますよ、新黎斗さん。
『新檀黎斗』という名は、もう捨てた。今の私は……
『檀黎斗“神”』だ!!
こうして自らを
「檀黎斗神」
と堂々と新たに名乗り、CRの面々を唖然とさせた。
コメディーリリーフとして
ここまで書いたように、
ぶっちゃけ言い逃れ不可能なとんでもない外道ではあるが、
視聴者から見るとむしろ
シリアスな笑いを提供する
ネタキャラとして愛されている側面がある。
- 何かにつけてゲームマスターゲームマスター(途中から神にグレードアップ)うるさい
- 本性を表した後のぶっ壊れっぷり
- 綿密に立ててた計画が、アジトへの公的機関のガサ入れで水の泡になりかける
- この展開も想定済み…かと思ったら全くの想定外で、衛生省に対して
「ちょっと待ってくれ!やめてくれ!」
と素で焦る
- 自分からバグスターウイルスに感染しCRに運び込まれた時などに披露した演技
- 半裸のままドヤ顔でゾンビゲーマー・レベルXに変身
- シャフ度
- 色々想定外の出来事があっても、アドリブで何とかする運と機転の良さ
- パラドに殺される時の小物っぷり
- 『ゴライダー』第3話での変身時に白目を剥く
- プロトマイティアクションXオリジンの世界で「ゲームマスター」などが張り付けられたスーツを身に着け
「ワタシハフメツダワタシハフメツダワタシハフメツダ…」
と延々つぶやき続ける
- そして人格復活直後に大はしゃぎで何度もガッツポーズを取りながら
「やはり私は……不滅だぁあああああ!!」
(そして「えっ…あれ?」と素に戻ったりもしている)
- 復活後、ポッピーのガシャコンバグヴァイザーIIに収納された後のリアクション
- AC版ドレミファビートの筐体の中を勝手に自分仕様に模様替え(最終的にはスペースを半分にする形で落ち着いた模様)
- 大我に
「出てこい、檀黎斗!」
と言われ、モニターに向かって顔面どアップで
「『檀黎斗』という名はもう捨てた。今の私は……『新檀黎斗』だ!」
- パラドクスとの戦闘中に
「ハッハハハハッ!取ったぁ!ハハハ…!」
- コンティニュー時に
「フハハハハハハハハハハ! ハハハハハハハハハ…!!」
\テッテレテッテッテー/と共に土管からドヤ顔で復活。誰が呼んだか、通称
「コンティニュー土管」
- 各人にプレゼント
を与える→
「神の恵みをありがたく受け取れ!!」
→ポッピーからペナルティを宣告されぬいぐるみを抱えながら隠れる
- 「檀黎斗」と呼ばれる→
「『“新”檀黎斗』だ!!」
といちいち訂正させる→明日那「じゃあ…“新黎斗”」
- 『仮面ライダークロニクル』攻略を目前に控えた決戦にて
「パラド、お前を削除する」
と宣言するも、
「永夢。これが正真正銘、
最後の戦いだ!」
とガン無視される
- 父親である正宗に「もう父親じゃない」と決別発言→直後の戦闘で攻撃され続ける最中に一瞬
「パパ…!」
- レーザーターボのシャカリキクリティカルストライクをゲンムが防御して反射→
エグゼイドがエナジーアイテム「鋼鉄化」を取得して必殺技を反射
→ゲンムに必殺技が直撃してゲームオーバー
- ↑のゲームオーバー後に現われたコンティニュー土管から
「フゥッ!」
と飛び出して復活
- そもそも
コンティニューする度に何故か毎回変な決めポーズを取りながら復活してくる
- ハイパームテキガシャットを完成させて
「恐ろしい…私の才能がぁ!!」
→からのガシャットを掲げ
「神の才能に……不可能はなぁあああああい!!!」
- ハイパームテキガシャットでクロノスのポーズを破る→調子に乗ってゲームの解説をしている最中に無敵時間終了→再びポーズでボコられてクロノスにムテキガシャットを奪われ→
「ハイパームテキが無い…ッ!?私のガシャットを返せぇえええええッ!!!」
- ↑上記の件でいじけているところに、大我から
「てめぇがご丁寧にゲーム解説したせいで無敵時間が切れたんだろうが!」
とあまりにも真っ当なツッコミを受けて
「黙れぇ!」
と逆切れした挙句、永夢に
「そもそもあれは永夢のために開発したものだ。使えなかった君が悪い!」
と半ば八つ当たり気味に責め立てる
- ムテキゲーマー初勝利時に拍手しながら
「流石、私だ!ハッハッハッハッ…!」
と自画自賛
- ゲムデウスのゲーム病に苦しむニコに
「心配いらないよ。たとえ消滅しても私達のように、バグスターとしてコンティニュー出来るからね」
と火に油を注ぐような励まし(?)を送る
- 対クロノス戦で無敵時間が切れると
「まずい、ハイパームテキを奪われたら終わりだ!任せた」
と一人だけそそくさと退散
- ムテキゲーマーとパラドクスの超キョウリョクプレーでクロノス敗北、『仮面ライダークロニクル』のマスターガシャットを破壊され、クロノス撃破を喜ぶより真っ先に
「私のガシャットが…!」
と膝から崩れ落ちながら嘆く
- クロノスの『リセット』でハイパームテキガシャットが失われると、ガシャットを復活させるべく再開発を行った結果
文字通り命を削り過ぎて徹夜中に12回も過労死。
- 愉快な開発風景1:
「ヴァァァアアアアアアアハハハハハハハ!!ハーハハハハハハァ!!」
→
「…できた?あ、できた!?」
→
「…ダメだぁあああっ!!」
→
「だーっ!!おい!もう朝だぞ!リセットに対抗できる力なんて本当に作れんのかよ!?」
→
「黙れぇえええええ!!!うっ…!!」
→
GAME OVER...
- 愉快な開発風景2:徹夜でのハイパームテキガシャット再開発中に進行が捗らないことを理由に
「君の才能はこんなもんじゃないだろおッ?!!」
ともっとアイデアを寄越すよう要求したら、同じく疲労困憊の永夢に殺すような目つきで
「うるさい!あなたこそ黙っててください…」
とマジ切れされしょんぼり立ち尽くす→貴利矢さん
「怒られちゃった♪」
- ガシャットロフィーが全て揃い、降臨したゲムデウスを見て
「美しい…!」
どっかのゲーム会社の社長か
- CRに設置されたAC版ドレミファビートの筐体に収容された後に
「『新檀黎斗』という名は、もう捨てた。今の私は……『檀黎斗“神”』だ!」
- ↑CR側の対応:大我
「付き合ってられねぇな」
/ 飛彩
「やはりアイツを改心させるのは『不可能』という事だな」
/ 貴利矢さん
「まあ、『神』って事にしといてやるか…」
- AC版ドレミファビート筐体の牢獄から出ようと
「私は心を入れ替えた。暴走する檀正宗を止め、人類の未来を……笑顔を取り戻したい。だから永夢……ここから出してくれないか?」
と懇願
- ↑拒否されると
「私の神の才能を持て余す事は、最大の罪!檀正宗が何をしでかすか分からないぞぉッ!!」
と早くもメッキが剥がれる。登場人物と同様、視聴者の誰もが
「今更何を白々しいこと言ってるんだコイツw」
となっていたに違いない
- ゴリラモンドフォームにビルドアップしたビルドの決め台詞
「勝利の法則は決まった!」
に対して
「何じゃそりゃ!」
と怒りを露わにして攻撃するも、ビルドの防御がこちら側に響いて
「おぉ…硬い!」
- ↑ビルドの一撃でゲームオーバーとなるも復活→
「もしかして、エグゼイドじゃない?」
→
「私は仮面ライダーゲンム!……神だぁーッ!!」
と自己紹介するも
「ごめーん!間違えちゃった!えへっ♪」
と遮られ、呆気にとられる
- パラドが復活した理由について
「宝生永夢ゥ!何故パラドが消滅したのに、君がエグゼイドに変身出来たのか?その答えはただ一つ……!君が、再びパラドにぃ…!感染した男だから―――っ!!!」
と第18話のセルフパロディを交えて解説→最後は調子に乗りすぎてバグヴァイザーIIに吸収される
- 『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』プレゼント付き前売券のCMで子供の様にはしゃいだ後に
「劇場で神の恵みを受け取れ!!」
- ↑のWEB特別版ではモニターに新檀黎斗の映像が写って
「受け取れ!」
→更にこの後、シャフ度の状態からのけぞりながら
「劇場で神の恵みを受け取れぇ……!!」
- 劇場版『トゥルー・エンディング』で運転する車のナンバーが
「し 96-10」(黎斗神)
などなど、とにかく腹筋をゲームオーバーさせる要素満載。
寧ろ新しい話が始まれば極めて高確率で面白シーンが出てくるなどいろんな意味で飽きることがないにぎやかな男である。
本人は至ってシリアスなのに芸人としか思えない振る舞いや言動、インパクトの塊みたいな挙動、
冷酷な悪党としての顔や頼れる技術者としての側面、自身の創作物に対する情など、
全てが訳わからないレベルで混然一体となったところが檀黎斗シリーズの魅力と言えよう。
神の死亡記録
- パラドに死のデータを与えられ死亡→新檀黎斗として復活。
- バトルファイトの掟により世界が崩壊、永夢と剣崎一真を道連れにしようとして失敗、消滅(予備データ)。
◆以降は新檀黎斗/檀黎斗神の死亡(コンティニュー)記録
99:レベル0の力でパラドクスのレベルを75まで下げたものの、ノックアウトクリティカルスマッシュを受けて死亡。初コンティニュー。
98:ポッピーピポパポを庇ってパラドクスのパーフェクトクリティカルフィニッシュを受けて死亡。
97:上級バグスターへの挑戦時にパラドクスの攻撃を受けて死亡。
96:バグヴァイザーIIの内部に潜り込んでポーズを妨害するために、クロノスの攻撃をわざと受けて死亡。
95:レーザーターボのシャカリキクリティカルストライクを何とか弾いてやり過ごすが、直後に
ゲンムを見捨てて鋼鉄化を取得したエグゼイドに当たり、跳弾した車輪が直撃して死亡。
94:正宗に対し、復帰した貴利矢と共に戦いを挑むが死亡。
93~71:貴利矢を病院に戻らせ、一人正宗の足止めを買って出るも、エナジーアイテムの独占という外道行為に走られ無制限に強化されたクロノスに殺され続ける。
70:飛彩・大我・貴利矢の3人と共に正宗に勝負を挑む中で死亡。しかし『リセット』により残機が94まで回復。
94~84:ハイパームテキガシャットの再開発+セーブ機能を搭載するための徹夜により
1晩で連続過労死。
83:徹夜明けの開発途中、立ち上がった際におそらくエコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)を発症し死亡。
82~6:ゲムデウスウイルスの抗体「ゲムデウスワクチン」を作るための実験体+ドクターマイティXXガシャットを開発するための媒体として
貴利矢と共にゲムデウスウイルスに感染させられ、自分の体内にゲムデウスワクチンが出来るまで感染し続けた結果
76回死亡。
5:ゲムデウスワクチンを作る事に成功した直後にレーザーターボの爆走クリティカルストライクを
わざと喰らい死亡。
4:レベル0のゲンムをエグゼイドと間違えたビルドに攻撃されて死亡。ゴリラモンドフォームの右腕部「サドンデストロイヤー」のパンチは
低確率で敵を即死させる
能力を持つため、この能力が原因で死亡した可能性も十分にあり得る。『ガンバライジング』のOPムービー(ボトルマッチ1弾のPVで視聴可能)でも再現されてしまい、同じく右腕部で殴られ死亡した直後に「なんてな!」と土管から飛び出してきたが左腕部の能力でダイヤに閉じ込められ土管に頭から突っ込むのだった。
3:ゲムデウスと分離したクロノスとの最終決戦で普通にやられて死亡(この時は普通にコンティニューせず時間差でコンティニューした)。
2
(
劇場版):
風魔が使役する
忍者プレイヤー軍団
の総攻撃を受けて死亡。
仮面ライダーゲンム
スーツアクター:レベル1-藤田慧、レベル2以降-縄田雄哉、有薗啓剛(スポーツゲーマ乗用時)、レベル0-中田裕士
檀黎斗が変身する仮面ライダー。通称
「黒いエグゼイド」
。
戦闘中は変身前の黎斗とは違い加工された声であり、第5話までは発声がなかった。
テレビ朝日公式サイトの個別ページでは第5話放送後「黒いエグゼイド」から「仮面ライダーゲンム」に表記が改められた(URLは「black-ex-aid」のまま)。
変身ポーズは右手にガシャットを構え、半回転させてからドライバーにセットするという、飛彩以上にシンプルな動作。
パネルが来たら手を突き出して選択するのは永夢と同じだが、永夢が右手なのに対して、黎斗は左手を突き出す。
姿形はエグゼイドそのものだが、ピンクを基調としたエグゼイドに対して、
こちらは
黒と紫
を基調とした邪悪な印象で目付きも心なしかエグゼイドより凶悪に見える。
実際戦闘スタイルや能力の数値、全身の機能自体はエグゼイドとほぼ変わらないが、エグゼイドのソレと比べて冷徹且つ容赦ないのが特徴。
エグゼイドと異なり強化リミッターの解除も可能とされるが、ラグなどの不具合が発生しやすくなる。
ゲーマドライバーの他にもレベルXへの変身にはバグルドライバーを用いる。
装備
ドライバーやガシャットそのものなど、各ライダーに共通する事項についての説明は割愛する。詳細は
こちら
を参照のこと。
ガシャコンバグヴァイザー
パッド型のガシャコンウェポン。
右手に装備したグリップパーツ「EXPグリップナックル」から取り外し、
向きを前後に変えて合体させることでビームガンモードとチェーンソーモードに切り替えることができる。
その際、前者では
「チュ・ドーン!」、後者では
「ギュ・イーン!」という音声が鳴る。
その性質上ただの武器とは言い難い側面もある。詳しくは
こちら
を参照。
バグルドライバー
レベルXへの変身に使用される変身ベルト。
ガシャコンバグヴァイザーの機能の1つで、使用する際にはバグスターバックル
と呼ばれるバックルを腹部に当てることでベルト「フィッティングバインド」が展開し、
その中央部にガシャコンバグヴァイザーを取り付ける。
ゲーマドライバーと同様に適合者の判別機能により装着者が適合者と認められた場合のみドライバーの機能が発動する。
バックル内部にはバグスターウイルスが充填されており、変身時など各システムを稼働させる際のエネルギーとなる。
取り付けると「ガッチョーン!」という音声が流れ、バグヴァイザーのスロット「ガシャットスロット」にガシャットをセットした後、
右側のスイッチ「バグルアップトリガー」を押すことで、「バグルアップ!」の音声の後変身音が鳴りレベルXに変身する。
A・Bボタンを同時に押して待機状態に移行させてからAボタンを押すことで、「クリティカル・エンド!」の音声と共に必殺キックを発動する。
反対にBボタンを押した場合は、「クリティカル・デッド!」の音声と共にゾンビのような怪物を召喚する。
ガシャコンブレイカー
レベル0及びレベルX-0時に使用するハンマー型のガシャコンウェポンで、エグゼイドが使用するものと同型
。
詳細は
こちら
を参照。
アクションゲーマー
・レベル1
マイティアクションX!
変身…。
ガシャット!
レッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!?
アイム ア カメンライダー!!
身長:181cm
体重:137kg
パンチ力:7.7t
キック力:11.5t
ジャンプ力:ひと跳び30.5m
走力:100mを7.6秒
ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットをセットして変身する形態。
ゲンムはバグスター側のライダーであるため基本的に患者とウイルスの分離手段であるレベル1を使う機会がなく、
劇中ではすぐにレベル2以上に変身するか最初からレベル2以上の形態になっていることがほとんどである。
登場回数が少なく映るシーンも短いため、この形態での戦闘スタイルは不明だった。
『ガンバライジング』では他のレベル1と同様に格闘アクションが用意されている。
第2話で初登場した時はいきなりエグゼイドとブレイブを襲撃する緊迫したシーンなのだが、全員レベル1だった所為で何だかシュールな絵面になった。
そして第44話にて遂にこの形態によるアクションが披露された。
後述のゾンビゲーマー・レベルXやゾンビアクションゲーマー・レベルX-0に変身していたためか、動きがゾンビっぽいのが特徴。
また視聴者から「紙装甲」とも言われるほど定期的に死亡しているレベル0&X-0と比べると防御力が高そうな描写となっている。
ゾンビやオリジンが防御力よりも不死やコンティニューに重きを置いていたためなのか、オリジンよりもプロトマイティの方が防御力が高いのか……。
(設定としては仮面ライダーの胸部のプロテクター「メックライフガード」は残存体力が少ないほど防御力が上昇するというものがあり、オリジンで変身した場合はそれがコンティニュー機能に置き換わった「ツクモライフガード」になる)
アクションゲーマー
・レベル2
ガッチャーン!
レベルアップ!
マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!
身長:205cm
体重:97kg
パンチ力:5.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び43.1m
走力:100mを3.2秒
ドライバーのレバーを右に開くことで更に変身する形態。
レベル1のボディを分離して変身する他のライダーとは異なり、レベル1のボディが砕け散るようにして変身するのが特徴。
エグゼイド同様身軽な動きで敵を翻弄しつつ、ガシャコンバグヴァイザーを使って容赦なく敵を攻め立てる。
他にもシャカリキスポーツガシャットで
スポーツゲーマを出現させ搭乗し、タイヤで打撃を与えたりひき逃げアタックを繰り出す。
ちなみに他のライダーと同様、本来は変身時に「グレード2」という掛け声があり、『ガンバライジング』で聴ける他、
映像作品ではネットムービー『【裏技】仮面ライダーゲンム』PART.Iにて後述のウィザードゲーマー・レベル2に変身する際に発している。
スポーツ
アクションゲーマー
・レベル3
グレード3
シャカリキスポーツ!
ガッチョーン!
ガシャット!
ガッチャーン!
レベルアップ!
マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!
アガッチャ!
シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカッとリキッとシャカリキスポーツ!!
身長:205cm
体重:104.4kg
パンチ力:10.3t
キック力:18.4t
ジャンプ力:ひと跳び45.3m
走力:100mを3秒
レベル2の状態からドライバーのレバーを閉じ、
シャカリキスポーツガシャットを左のスロットに挿して再度レバーを開き変身する形態で、劇中で初めて登場したレベル3でもある。
シャカリキスポーツで召喚したスポーツゲーマをアーマーとして上半身に装着することでレベルアップする。
追加装甲により頭部・肩部・胸部などの防御力が高められている。
頭部「GMヘッド-SP-ACT3」にはスポーツ用ヘルメットに似たパーツ「シャカリキメット」が装着され、
両肩の車輪「トリックフライホイール」は取り外すと武器になり、投擲して敵に命中させる戦法を得意とする。
その戦闘力はレベル2の比ではなく、他の仮面ライダー達を苦しめた。
ゾンビゲーマー
・レベルX
違うんだよ。
ガッシューン!
このガシャットはこうやって使うんだよ……。
ガッチョーン!
レーザー「ドライバー…?」
デンジャラスゾンビ!
変身!
ガシャット!
バグルアップ!
デンジャー!デンジャー!
(ジェノサイド!)
デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!!
(Woooo!)
私は、仮面ライダーゲンム…レベルX…!
スペック(レベルX)
身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:24.1t
キック力:30.2t
ジャンプ力:ひと跳び52m
走力:100mを2.5秒
君の人生は全て!……私のこの手の上で、転がされているんだよ!!
ハーッハハハハハハッ!!アーッハハハハハハハ…!!!
ブゥン!
ガッチョーン!
デンジャラスゾンビ!
変身…!
ガシャット!
バグルアップ!
デンジャラスゾンビ!!
(Woooo!)
ゲンムXの力…思い知れ!!
スペック(レベルX)
身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:66.6t
キック力:73t
ジャンプ力:ひと跳び63.2m
走力:100mを1.8秒
バグルドライバーとデンジャラスゾンビガシャットで変身する強化形態。Xは「10(テン)」・「エックス」と呼ぶ
。
ゲーマドライバーには対応しておらず、先述の通りレーザーが変身しようとした際には変身できないどころかライダーゲージのほとんどを奪われてしまった。
ドライバーのウインドウを突き破るようにして変身するのが特徴。ちなみに第22話での変身時に発声した「ブゥン!」は岩永氏のアドリブ。
骨を思わせる白と黒を基調とした
左右非対称の装甲、左目の水色の
オッドアイ
、変身後の名前通りのぎこちない動きなど、
いつものゲンムとはかけ離れた姿をしており、まさに死霊とも言うべき禍々しい姿となっている。
頭部のパーツは以前の「マイティアクションX」から「デンジャラスゾンビ」のプレイヤーキャラクターをイメージした形状の「GMヘッド-ZOM-X」に変化している。
胸のライダーゲージは初めから0になっており、死のデータを取るためにバグヴァイザーを突き刺した穴やカバーに入ったヒビもそのまま。
さらにプロテクター「ライフジェイルアーマー」に組み込まれた装置により
ゲージが0になった瞬間の、一時的に変身者への戦闘ダメージが無効化される状態
が再現・維持されており、
仮面ライダーの必殺技が直撃しても一切のダメージを受けることがないとされるが、
正確には
ダメージ自体を受けないのではなく、ダメージを受けてもすぐさま回復して無かった事にしてしまう
と言った方が正しい。
その為、十分な威力があれば怯ませたり、ごく短時間だが戦闘不能状態に追い込む事は可能。
また、相手の防御を無効化できるパラドクスの攻撃ではダメージが残り、必殺技を受けた際に変身解除に追い込まれた。
狂気という名の本性を現した黎斗が変身者だけあって、徒手空拳で敵を容赦なく攻め立てる。
打撃と同時にドライバーや武器のシステムに深刻なバグを起こすプログラムを流し込むこともでき、
攻撃が命中するほどに戦闘能力を低下させられる。
左肩のスパイク付きの装甲「デンジャラスブレイカー」は帯電させて攻撃することで相手を麻痺状態にしてしまう。
更には右肩や各関節に装着されている円形の制御装置「レブナントディスチャージャー」によって、
ゲーマドライバーで変身していた時のように強化リミッターの解除も可能で、ラグなどの不具合を利用した予測不可能な挙動をして攻撃する。
頭部にはジャミング装置「デッドリージャマー」も搭載されており、
ゲーマドライバーの装着者保護機能
を停止させることができる。
フェイスゴーグル「ブロークンゴーグル」の特殊な発光装置によって
幻影を生み出して相手を惑わせる
ことも可能。
他にもレーザーからギリギリチャンバラガシャットとともに強奪したガシャコンスパローを使用して、弓モードでの遠距離戦や、鎌モードで接近戦を仕掛ける。
初陣のレーザー戦以降の戦績は芳しく無かったが、実は致死量のダメージを受ける度にガシャットに死のデータが蓄積されており、
第21話の
エグゼイド・レベルXXの攻撃により、レベル
Xからレベル
Xに覚醒。
自分そっくりの
分身を何体も生み出したり、接触した物を腐敗させる能力に目覚め、基本スペックもレベル50を上回る程に強化されている。
生み出した分身は変身を解除していても持続し、時間や距離の制限は存在せず、戦闘力も本体とほぼ同等と非常に厄介。
ちなみに「
ゾンビ」とは元はコンゴで信仰されている神
「ンザンビ(Nzambi)」に由来する単語である。
自称:神の使うガシャットおよび形態にふさわしいモチーフと言えるかもしれない。
アクションゲーマー
・レベル0(プロトオリジン)
私のゲーマドライバーを勝手に使うとは……。
ゲームマスターの私に逆らった罰だ…!君を削除する!
マイティアクションX!
グレード0…変身!
ガシャット!
ガッチャーン!
レベルアップ!
マイティーアクショーンX!!
身長:205cm
体重:97kg
パンチ力:22t
キック力:28.1t
ジャンプ力:ひと跳び53.3m
走力:100mを2.3秒
ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンをセットし、レバーを開いて変身する形態。
姿はアクションゲーマー・レベル2に似ているが、細部のカラーリングが異なっており、
全身のスーツ「アルファギアスーツ」に描かれているラインと腕部・脚部装甲「メックビルドガード」の色がシルバーになっている。
「レベル0」とレベルの数値は低いもののスペック自体は高くレベルXに相当する。
ガシャコンブレイカーを武器として使用するが、復活した直後は武器を所有していなかったため、ポッピーのガシャコンバグヴァイザーIIを借用していた。
この形態最大の特徴として
『アンチバグスターエリア』
が挙げられる。
レベル2~Xに存在した強化リミッターの解除の代わりに搭載されているアルファ版限定の試作機能。
これはバグスターウイルスの活動を抑制する特別なゲームエリアであり、展開することで(恐らくは新黎斗以外の)バグスターは動きが著しく制限される。
強化グローブ「アルファイトグローブ」およびバトルシューズ「アルファイトシューズ」はレベル1~3とは異なり、
駆除プログラムによるダメージではなく抑制プログラムを流し込むことで自身が触れているバグスターのレベルを低下させる機能を持つ。
本人曰く「徐々に下がる」そうだが、実際の低下速度は毎秒5前後と、とても徐々にと言える速度ではない。
また、「ツクモライフガード」は体力で防御力が変化する機能に代わり、文字通り
99回コンティニューできる機能
が備わっている。
なお、本人曰く元人間の遺伝子を有したバグスターとして復活しているため、再びゲーマドライバーや各種ガシャットを使えるようになっている。
ゾンビアクションゲーマー登場以後はそちらが主力となっていたことからしばらく姿を見せていなかった。
その後第44話で久々に登場したが、それにより「エグゼイドと勘違いした仮面ライダービルドに攻撃される」という予想外の事態に繋がることとなった。
ゾンビ
アクションゲーマー
・レベルX-0
あれは私が開発したゲームだ!他人には渡さない…!
マイティアクションX!
デンジャラスゾンビ!
グレードX-0…変身!
ガシャット!
ガッチャーン!
レベルアップ!
マイティーアクショーンX!!
アガッチャ!
デンジャラスゾンビ!!
身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:81.9t
キック力:88.8t
ジャンプ力:ひと跳び66.6m
走力:100mを1.4秒
ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンとデンジャラスゾンビガシャットをセットして変身するレベル0(またはX)の強化形態。
外見はゲーマドライバーを使っている点と、ライダーゲージが機能している以外はゾンビゲーマー・レベルXと同様。
機能はレベル0の特徴的な機能が組み込まれた手足「リビングデッドグローブα」と「リビングデッドシューズα」、
胸部「ライフジェイルアーマーα」、ボディスーツ「ゾンビギアスーツα」はレベル0準拠で、それ以外はほぼレベルXに準拠。
能力やスペックはレベル0やレベルXの上位互換に当たるため、
パラドからデンジャラスゾンビガシャットを奪還してからはこちらのフォームを主力としている。
武器は同じくガシャコンブレイカーを召喚して使用している。
レベルXにあった
不死身の能力こそ失われてはいるが、それをレベル0のコンティニュー機能で補う事で
死ぬ度に好きな位置でデスルーラ復活する事が可能になった。
レベルXと同じく「レブナントディスチャージャー」が装備されているため、強化リミッターの解除機能も復活している他、
レベルXの打撃を与えた相手にデバブを発生させる効果も引き継がれているため、バグスター側から見ると、
素のスペックが高く、尚且つ死んでも最大99回即座にデスルーラしてくる上に攻撃が命中する度にデバブ+レベルダウンを引き起こしてくる敵キャラ
というウザいを通り越したクレーム不可避の凶悪性能を持ったエネミーということになる。
ただレベル0にも言える事だが、防御機能の多くをコンティニューで代用しているためか、非常に
神紙装甲。
なお、デンジャラスゾンビガシャットはゲーマドライバーで使用するとライダーゲージを大幅に減少させてしまうほか、
第31話にてバグスターであるパラドクスがガシャコンパラブレイガンに装填した際に死のデータによるダメージを受けていたため、
このガシャットを使用するにはレベル0の力で相殺できるプロトマイティアクションXガシャットオリジンと併用しなければならないと思われる。
ここからは主に劇場版やネットムービーなどに登場する特殊形態について紹介する。
ウィザードゲーマー
・レベル1
マジックザウィザード!
レジェンドライダーのデータ収集、最終段階に入る……!
変身!
ガシャット!
レッツライド! メッチャライド! ムッチャライド! ワッチャライド!?
アイム ア レジェンドライダー!!
ネットムービー『仮面ライダーゲンム』PART.Ⅰ「レジェンドライダー・ステージ」に登場。
ゲーマドライバーにマジックザウィザードガシャットをセットして変身する形態。
マスク自体は
ウィザード フレイムスタイルの頭部を模しているが、それ以外はアクションゲーマー・レベル1と同様。
劇中ではこの形態に変身した後、すぐさまレベル2にレベルアップした。
ウィザードゲーマー
・レベル2
グレード2
ガッチャーン!
レベルアップ!
シャ・シャ・シャバドゥビタッチで変身!プリーズ!マジックザウィザード!!
ドライバーのレバーを右に開くことで更に変身する形態。
下半身にフレイムスタイルのマント「ウィザードローブ」が追加され、フレイムスタイルとアクションゲーマーを足して2で割った見た目となっている。
胸部にはフレイムスタイルの装甲「フレアペイル」と「フレイムラングストーン」が模様として描かれている。
頭部の「ベゼルフレイム」にはゲンムの大きなゴーグル状のディテールが加わっている。
劇中では武器を使用せず、キックを主体とした華麗な格闘戦を得意とする。
ゾンビゲーマー・レベルX
(トーテマ強化態)
(仮)
返してやろう…。お前達から譲り受けた、“絶望”というヤツを……!
auビデオパス限定配信作品『仮面戦隊ゴライダー』第3話に登場。
ゴライダーの舞台となるクリア不可能なゲーム世界の怪人としてプログラミングされたトーテマから、
ゲンム・レベルXが力を分け与えられて強化された形態(怪人態でもあるか?)。
本編のゲンム退場後に、限定配信作品でのまさかの事実上の強化形態の登場に多くのファンが驚きを抱いた。
なお、現時点でこの形態に関する正式な名称は判明しておらず、本項目での名称もあくまで仮のものである。
従来のゾンビゲーマーの上半身に、トーテマの天使のような翼や悪魔のような禍々しい爪などのパーツが被さったような姿を持つ。
トーテマの基本的なデザインは反映されているが、人顔や腕の彫像の追加など細かい部分のデザインが変わっており、
あたかも人像がゲンムを包んでいるかのような風貌。
そのスペックも高く、作中では本編で一方的に叩きのめされた
エグゼイド マキシマムゲーマー・レベル99を技の打ち合いによる正面衝突で力負けさせている。
しかし、その後はゴライダーに変身したライダー達の繰り出す必殺技を前に劣勢となってしまい、トーテマを失ってしまう。
最後には「ゴライダーバズーカ With エグゼイド」の一撃を食らい、元のゾンビゲーマーに戻ってしまった。
プロトスポーツ
アクションゲーマー
ガッチョーン!
シャカリキスポーツ!
ガシャット!
ガッチャーン!
レベルアップ!
マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!
アガッチャ!
シャカリキ!メチャコギ!ホット!ホット!シャカ!シャカ!コギ!コギ!シャカリキスポーツ!!
てれびくん超バトルDVD『【裏技】仮面ライダーレーザー』に登場。
レベル2の状態からドライバーのレバーを閉じ、プロトシャカリキスポーツガシャットを左のスロットに挿して再度レバーを開き変身する形態。
追加装甲が黒と灰色を基調としたカラーリングになっている事と、頭部に「シャカリキメット」が装着されていない事を除けば、
通常のスポーツアクションゲーマー・レベル3と同様で、「トリックフライホイール」を投擲して攻撃する戦法も共通している。
なお、同作に登場したゲンムは『仮面ライダークロニクル』のプロトタイプとして開発された宝探しゲーム
『爆捜トレジャー』内のお宝「プロトガシャットのデータ」を守るセキュリティプログラムとしての存在であり、黎斗本人が変身したゲンムとは異なる。
その他
『ガンバライジング』に登場する形態。
「太陽のアギトガシャット」で変身。必殺技は「ライダーキック」(厳密には両足の「ライダーシュート」)を放つ「太陽のクリティカルストライク」。
「モシモシファイズガシャット」で変身。必殺技はファイズエッジを使用して「スパークルカット」を放つ「モシモシクリティカルストライク」。
「キングオブポーカーブレイドガシャット」で変身。必殺技はブレイラウザーにラウズカードを読み込ませて「ライトニングソニック」を放つ「キングオブポーカークリティカルストライク」。
「太鼓マスター響鬼ガシャット」で変身。必殺技は音撃棒 烈火を使用して「鬼棒術 烈火弾」を放つ「太鼓マスタークリティカルストライク」。
「時空特急電王ガシャット」で変身。必殺技はデンガッシャー・ソードモードを使用して「エクストリームスラッシュ(俺の必殺技パート1)」を放つ「時空特急クリティカルストライク」。
「ジャングルオーズガシャット」で変身。必殺技は「タトバキック」を放つ「ジャングルクリティカルストライク」。
「スペースギャラクシーフォーゼガシャット」で変身。必殺技はロケットモジュールを使用して「ライダーロケットパンチ」を放つ「スペースギャラクシークリティカルストライク」。
また、ガシャットヘンシン2弾のスペシャルステージ「ゲンムの野望」においてはガシャットを奪ったゲンムが敵として現れ、
このモード限定で
- ロボットアクションゲーマー・レベル3
- ビートアクションゲーマー・レベル3
- コンバットアクションゲーマー・レベル3
- ハンターアクションゲーマー・レベル5(ドラゴンファング)
の4種類の強化形態に変身する。
スピンオフと連動しているガシャットヘンシン4弾のスペシャルステージ「仮面ライダーゲンム」においても同様に敵として現れ、
このモード限定の特殊形態として「ディケイドゲーマー・レベル2」に変身する。
必殺技
特筆のない限り、全てレベル2時に行うものとして扱う。
キメワザスロットホルダーにプロトマイティアクションXガシャットをセットして発動。
エグゼイドのそれとは異なり、空中に飛び上がって飛び蹴りを放つ。
『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第5話にてシミュレーション内で使用。
『ガンバライジング』では両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。
本編では44話で初使用。この時はレベル1の姿でCRライダーたちと同時攻撃を行った。
キメワザスロットホルダーにシャカリキスポーツガシャットをセットして発動。
スポーツゲーマに乗りながら前輪にエネルギーを収束して高速回転して攻撃、或いは両輪で体当たりする。
ゲーマを召喚していない場合はマイティクリティカルストライクと同じく跳び蹴りを放つ。
レベル3ではトリックフライホイールを取り外してブーメランのように投擲して敵に命中させる。
また右肩のホイールやガシャコンバグヴァイザー・チェーンソーモードの刃先にエネルギーを収束させ、敵に打撃と斬撃を叩き込む。
『ガンバライジング』ではトリックフライホイールの投擲と飛び蹴りを併用する。
レベルXにてAボタンで発動。上空に飛び上がった後、高速で空中前転しながら回転蹴りを叩き込む。
単純に飛び蹴りを叩き込む場合もある。
レベルXにてBボタンで発動。ゾンビのようなシルエットの怪物を無数に生み出し、敵に取り付かせて一気に爆発させる。
レベルXはゾンビの増殖能力で怪物が全てゲンムの分身に変化しており、この技で永夢のゲーマドライバーを腐敗させた。
『ガンバライジング』では黒いゲンムの幻影が次々と相手に襲いかかった後にバグスターウイルスを纏った自身の右爪を突き刺す。
召喚される幻影の姿はある意味で本編の描写に先駆ける形となった(ガシャットヘンシン5弾以降は本編に合わせ、黒い影が消えた姿に変更)。
レベルXにてガシャコンスパローにギリギリチャンバラガシャットをセットして発動。
鎌モードでは刀身に紫色のエネルギーを纏わせて幽霊のように平行に近づき回転斬りを放つ。
もしくは刀身に纏わせたエネルギーを衝撃波として飛ばす。
レベルXにてブレイブから奪ったガシャコンソード・炎剣モードにタドルクエストガシャットを
ガシャコンスパロー・弓モードにドラゴナイトハンターZガシャットをセットして発動。
ハンターゲーマが炎を纏い体当たりを仕掛けるが、レベル50のブレイブには通じなかった。
レベルXにてガシャコンスパローにバンバンシューティングガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローから紫色のエネルギー波を放つが、
レベル50となったスナイプの「バンバンクリティカルファイヤー」に押し負けて敗北。
挙句にバンバンシューティングガシャットも奪還されてしまった。
レベルXにてガシャコンスパローにドレミファビートガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローからエネルギーボムをマシンガンのように連射する。
レベルXにてガシャコンスパローにジェットコンバットガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローから無数のミサイルを発射する。
レベル0にてガシャコンブレイカーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンをセットして発動。
ブレードモードのガシャコンブレイカーに紫色のエネルギーを漲らせ、敵を滅多切りにする。
本編未登場だが、『ガンバライジング』ではレベル2と同じく、両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。
ウィザードゲーマー・レベル2にてキメワザスロットホルダーにマジックザウィザードガシャットをセットして発動。
フレイムスタイルの必殺技「ストライクウィザード」を放つ。
ネットムービー『仮面ライダーゲンム』にて披露。
キメワザスロットホルダーにガンバライジングガシャットをセットして発動。
歴代の平成主役ライダー(
クウガ~
ゴースト)が出現し、飛び上がったゲンムと共に上空に浮かんだ後、
ライダーキックのポーズで円形に並び中央に収束してガンバライジングロゴに変化、ゲンムがロゴをくぐり抜けてキックを決める。
ネットムービー『仮面ライダーゲンム』にて披露。
『ガンバライジング』では出現したレーンの上にキメワザの発動で召喚した「GANBARIZING」カードをセットすることで歴代の平成主役ライダーが出現する。
エネルギー体に変化してゲンムと共に上空に浮かんだ後に映像と同様のキックを決め、フィニッシュ後は足元の「GRZ」マークと共にポーズを決める。
『ガンバライジング』においてカードまたはガシャットをスキャンして発動可能。詳細はエグゼイドの項目を参照。
ちなみにカードに一緒に描かれたどんちゃんとかっちゃんはエグゼイドでは笑顔だったがこちらは怒り顔。
先行登場
仮面ライダーゴースト第49話・第50話(特別編)
エグゼイド本編よりも先行する形で登場。下記のように力の底知れなさはこの時から健在だった。
第49話では
眼魔軍団と戦う
スペクター、
ネクロムの前に突然現れ眼魔の軍勢を一蹴。
シャカリキクリティカルストライクで眼魔を倒した後は、スポーツゲーマに乗ったままどこかへ消え去った。
この時のチャリンコアクションは本当にカッコいいのでまだ見てない方は是非。
翌週の特別編では天空寺アユムによってシャカリキスポーツガシャットを盗まれた際にスペクターやネクロムと交戦した。
眼魔との長い戦いの中、かなりの実力を身に着けたスペクター・ネクロムコンビと互角に渡り合った。
……というかゲンム自身はまともな攻撃を一切受けていない。
第49話から特別編までは半年は経過しているためマコトは「あの時の…!」とゲンムを思い出し、第49話のシーンが流用されている。
この時アランは顔をしっかりと覚えており似顔絵を描いたのだが、
色を塗ってなかったせいで
タケルはエグゼイドを敵と間違えて交戦してしまう。
その後両者が和解した隙にアユムを攻撃し、シャカリキスポーツガシャットを拾い回収すると何処へと姿を消した。
なお『ゴースト』に登場したゲンムの変身者が本編同様黎斗なのかは定かではない。
仮に彼の場合、『ゴースト』第49話の2016年4月時点でゲンムへの変身能力を得ていることになり、『エグゼイド』第2話時点で2016年5月なので特に矛盾はない。
余談
医者が仮面ライダーに変身することで話題の本作だが、実は黎斗を演じる岩永氏は薬剤師の免許を実際に保持している。
つまりこの人、ガチで
医療関係者にして、仮面ライダーなのだ。
俳優の他にもタレント、歌手、モデルを務めたり、TOEICや英検、書道などに精通しているだけでなく、
剣道や水泳等などのスポーツを得意とするなど、各方面でマルチな才能を発揮している。
運動も得意でスタイルも良くてインテリなのね!嫌いじゃないわ!
医者であるCRチームに協力して対バグスターetc用のガシャットなどを開発しているという意味では新檀黎斗の立場は薬剤師的ポジと言えるかもしれない。
ちなみに黎斗のキャラクターや復活のタイミングはもっと違うものだったのだが、
初のテレビドラマ出演とは思えない岩永氏の怪演により大幅な
路線変更がなされたという。
脚本の高橋悠也氏曰く、物語の大きな構えはあまり変わってないとのことだが、当初復活する予定ではなかった貴利矢も含め、
「ここまで物語に深く関わった二人がいなかった物語をいまさら思い浮かべられない」という視聴者も多い。
ゲンムの正体についてだが名前が「幻夢コーポレーション」の「幻夢(ゲンム)」と同じ上に、
ゲンムの黒い外見と「檀 黎斗」という黎=黒(くろ)と読める名前、テロップ紹介では「檀」の字が黒く強調され、黒い服装と似ていたり、
OP映像ではライダーガシャットを構える4人のライダー変身者の次にガシャットを持たない黎斗が映し出されたり、
『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』でもそれらしき描写がなされていたりしたので、よく見れば正体は気づきやすいものではあった。
第5話にて正体が明かされたためか、第6話のOPからは上記のシーンが「ガシャットを構えた」黎斗の姿に差し替えられた。
第1話でグラファイトがゲンムと同じガシャコンバグヴァイザーを所持しており、
第5話では人間体がそれを所持していたことと、加えて貴利矢が嘘の情報をもたらしていたことから、永夢達はグラファイトがゲンムの変身者だと勘違いした。
また、視聴者にとっては話の流れから、かつての
チェイスやアランのようにパラドが変身者であるとも思わせる描写もあり、
第7話ではレーザーの攻撃で正体を暴かれそうになったゲンム=黎斗をパラドが助け、
ライダーシステム一式を装着した姿で入れ替わるなどしたことから、永夢達も誤認したが、いずれもミスリードであった。
- 作品そのものがライダーバトルを描いている
- カラフル且つ奇抜なデザインの多人数ライダー
- 一見した印象はポップ、その実ヘビーなストーリー展開
- 変身ベルトと変身アイテムの製作者
- 同時に自らも変身者
- 筋金入りのナルシスト。故に自分が関わっていない変身アイテムに対して激しく憎悪している
- 上司 / 父親を蹴落とした
- 変身ベルトの開発者であるが故、ベルトを破壊する手段も確保している
- ストーリー後半の混乱はだいたいこいつのせい(厳密に言うと黎斗の場合は後半の騒動はきっかけでしかなく、原因はバグスターサイドと檀正宗のせいだが)
- ↑に対し
「全部私のせいだ!」
と開き直るプロフェッサーと
「謝罪するような事など、した覚えがない…」
と素で言う元社長。
しかも2人とも全く悪びれる素振りを見せないため、余計にタチが悪い。
更にプレミアムバンダイにて「変神パッド DXガシャコンバグヴァイザーII 新檀黎斗ver.」なる商品の予約が開始され、
- 上記の名言(迷言)をたっぷり収録。しかも予約開始時点で放送済みのものはもちろん、予約受付終了後に放送されたエピソードの台詞も可能な限り収録予定。音声収録がまだされていない段階ですら容量との戦いに。
- システムボイスすら新檀黎斗の音声に一新(後述の再現のためのポーズ&リ・スタートを除く)。新檀黎斗の収納・解放音も収録
- 主題歌『EXCITE(TVサイズ)』も収録され、ボイスと同時再生可能=第18話の
「宝生永夢ゥ!」
のシーンを完全再現可能
- 台詞に重ねるだけではもったいないということでパッドモードだけでなく、バグルドライバーIIやガシャコンバグヴァイザーIIでもBボタンの長押しで再生できるように
-
「宝生永夢ゥ!」
のシーンのボイス収録は特に気を使っていたとのこと。新檀黎斗Ver.のベルトなのに気合入れ過ぎである
- ビームガンモード・チェーンソーモードの各種攻撃音が鳴る前に
「パラドォ!」
の台詞が入る
- 必殺技音後のランダム音声が
「終焉の一撃!!」
から
「神の一撃ィ!!」
に変更
- コンティニュー(ライダーゲージ消失SE→ゲームオーバーのシステムボイス→新檀黎斗の高笑い→コンティニューSE)も搭載。再生可能回数がきっちり99回(99回目はゲームオーバーのボイスのみ、電源を落とすとカウントがリセットされる)
- 別売のDXバグルドライバーII&仮面ライダークロニクルガシャットと併用してポーズを発動すると
「かかったなぁ!」
と新檀黎斗が乱入して強制リ・スタートが発動する=第33話のポーズ妨害シーンを再現可能
…という
DXバンノドライバー以上に力を入れる方向を間違えたような
トンデモ過ぎる豪華仕様。公式に愛される神。
ちなみに新檀黎斗教徒フナセン…もといCSM開発者ブログによると、
「どうしても「今」開発したい気持ちを抑えきれないまま、翌日に企画書を提出したら
企画会議をすっ飛ばして30分で商品化が決定した
」との事。
2017年6月9日に受注開始されたが何と受注開始からわずか4日で完売したため、6月12日から6月28日まで二次受注が行われた。
結果、想定の4倍も予約があったとのこと。
なお、中の人もかなりノリノリで、Twitterで貴利矢さんの中の人を煽ったりしている。
ちなみに岩永さん曰く
「仮面ライダーに出演・変身したことは将来孫にも自慢する」
「変神パッド新檀黎斗verはお墓にも入れてもらう」という野望があるとかないとか。
「デンジャーデンジャー聞こえてきても掘り出しちゃだめだよ」
その他、映画『トゥルーエンディング』のプレミアム前売券の告知では顔芸しながら
「よろこべ~」
という文字に始まり、
ノリノリのドヤ顔でプレミアム前売券特典である「プロトマイティアクションXガシャットオリジン」を宣伝した結果、
全国限定3万個ということもあって神の恵みのリアル争奪戦が勃発。
発売日当日のTwitterの話題ワードに「神の恵み」が挙がったり、各地の映画館で神の恵みが品切れ続出するなどの騒動となり、
転売バグスターまで暗躍したせいで
「神の恵み転売」
と言うパワーワードまで発生した。
作中のみならず現実世界でも一波乱起こすなど非常に話題に事欠かないのは正しく神の御業というべきか。
そんな神にも、悲劇は起きた。
プレミアムバンダイより最終回記念としてDX仮面ライダーエグゼイド メモリアルフィニッシュガシャットセットの予約が始まる。
「私は神だー!」
や
「檀黎斗神だ!」
と言った終盤の名言(?)を網羅した
「プロトマイティアクションXガシャット メモリアルフィニッシュver.」
。
だが、このガシャットを宣伝する神の右手をご覧いただこう……、何故かプロトマイティアクションXガシャットオリジンである。
このため1人だけガシャットが違う状態で宣伝している。
ちなみに、本編の第44話では逆に正宗の手元に戻ったはずのプロトマイティアクションXガシャットを使って変身していたりする。
正宗の不在をついて回収でもしていたのだろうか?
『アニヲタWiki(仮)』を乗っ取ろうとしても無駄だ。
この項目には荒らしを抑制する効果があるから。
白けるぜ…。
追記・修正すらも超越する……。私こそ神だぁぁぁ!
調子に乗らない!
おい、まさか……!おい!おい!!
何をする!ここから出せ!おい、出せぇぇぇ!!