蹴球探訪
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【ドラニュース】小笠原、大島の首位打者アシストだ あすG戦先発濃厚“マギー斬り”2017年9月26日 紙面から
中日・小笠原慎之介投手(19)が「アシスト王」になる。右脚の腓骨(ひこつ)骨折で今季絶望の大島が打率3割1分3厘で、首位打者の可能性を残している。先発が予想される27日の巨人戦(東京ドーム)で、わずかな厘差で上回るマギーを封じ、先輩のタイトル奪取を手助けする。さらに今季最終登板は10月3日からのDeNA2連戦(横浜)が濃厚で、打率トップの宮崎斬りにも挑む。 19歳は仲間を大切に思う。先輩に残る首位打者のチャンスを黙って見過ごすことはできない。けがのため自力でタイトルをつかむことができない大島のため、代わりにひと肌脱ぐのが後輩の務め。25日にナゴヤドームでの練習後、選手寮前で取材に応じた小笠原が、しおらしい思いを口にした。 「大島さんは、シーズン前半からチームを引っ張ってくれた。どんな形でもタイトルをとれるなら、とっていただきたいです。僕がしっかり抑えて勝利に貢献すれば、少しは役に立てるのかなと思います」 右脚骨折の大島は今季中の復帰は不可能で、打率3割1分3厘は動かない。つまり、ライバルたちの数字が下回ることが不可欠。目下は、わずかな厘差でリーグトップを走るDeNA・宮崎と、2位の巨人・マギーを引きずり降ろしたい。 格好の舞台は用意された。まずは27日の巨人戦(東京ドーム)でのマギー封じ。竜投手陣も被打率3割4分4厘、4被本塁打とやられてきた助っ人には、6月に完封一歩手前で2ランを浴びている。「広角に打ち分けるし、ここぞで一発もある」と最大限の警戒は怠らない。G打線の2番を担う助っ人を抑えれば、自らの勝利も近づく。勝てば前回19日の完投勝ちに続く、G戦連勝となる。自身にとっても、大きな意味を持つ試合なのだ。
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