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【格闘技】

望月成晃がドリームゲート王者に 47歳8カ月、史上最年長返り咲き

2017年9月20日 紙面から

YAMATOを下した望月(右)は、大きくガッツポーズ=大田区総合体育館で

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 ドラゴンゲートの首都圏最大ビッグマッチとなる東京・大田区総合体育館大会が18日あった。メインのオープン・ザ・ドリームゲート戦は、ベテランの望月成晃が王者のYAMATO(36)を24分30秒、顔面への三角蹴りからフォールを奪い、第26代王者になった。5年9カ月ぶりの返り咲きで、47歳8カ月での戴冠は、自らの記録を更新して史上最年長となった。

 驚異の47歳が再びドラゲーの頂点に立った。「頑張っていれば、(デビューから)25年後にもチャンピオンになれる!」。ベルトを巻いた通称・モッチーは、誇らしげにリング上で叫んだ。

 YAMATOは昨年7月に王者になって以来、ドラゲーの主力たちを相手に6連続防衛に成功した絶対王者だった。この日も狙いを相手の足にしぼり、得意の寝技に持ち込んでアキレス腱(けん)固めやアンクルホールドで攻め立てた。

 しかし、これを最後の挑戦と覚悟を決めて臨んだ望月は、10分たったころから本領を発揮。足を攻められて空手仕込みのキックは威力が半減したが、それでも打撃技にこだわり、膝蹴りやドロップキックを繰り出した。そして、勝負をかけたYAMATOの裸絞めから脱出し、ツイスター(きりもみ式ブレーンバスター)から三角蹴りを決めた。

 ドラゲーは20代の若手の台頭が目立っているが、望月は40代の意地を見せようと、7月に挑戦を表明。8月の挑戦者決定戦でビッグR清水を下して大一番に臨んだ。「体力がどこまで続くか分からないが、若い選手に背中を見せて、試合でバチバチやって、いろいろ伝えていきたい」と、かっこよく締めた。 (大西洋和)

 

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