トラックボーラー待望のハイエンドトラックボールマウス『Logicool MX ERGO』が発売されました。
Amazonや近所のヨドバシでは発売日に売り切れるほどの人気ぶり。
MX ERGOはお値段約13,000円と、同じLogicool M570tの2.5倍くらいしますが、それだけ出す価値は十分あります。
20°の傾斜で疲労軽減
表面はラバーっぽい滑りにくい素材になっています。
20°(写真右)にすることで本当に自然な手の角度で持つことができます。
Logicoolによると、一般的なマウスと比べても20%筋緊張を軽減できるとのこと。
数時間続けて使っていますが、マウスによる疲れみたいなものはゼロです。人間工学すごい。
裏はこんな風に鉄板が磁石でくっついていて、角度が変えられる仕組みです。
この鉄板のせいで重量259gと、持ち運ぶにはちょっと重いかなという感じ。
鉄板なしでも使えなくはないですが、安定しないですね。
20°しか使わない
0°で使うことって多分ないと思います。
M570tがだいたい10°くらいの傾きなので、乗り換えの人は20°安定でしょう。
初めての人でも、一度20°の楽さに慣れると0°で使う気起きないんじゃないかと思います。
それくらい20°で使った時の安定感がすごいです。
6個のボタンに30以上の機能から割り当て
M570tはボタンが2個しかありませんでしたが、MX ERGOはボタンが6個あります。
専用アプリ「Logicool Options」で、30以上の機能から割り当てることができます。
アプリの画面はこちら。起動するだけで自動認識してくれます。
白丸の付いた箇所がボタンです。
例えば私は左上のボタンを『戻る』に割り当てていますが、他にもこれだけの選択肢があります(macOS)
すべてのボタンにほぼ同じ選択肢があります。
ホイールの左右ボタンは、左右スクロールにも対応。
精密モードで細かい作業も
トラックボール横の(ちょっと押しづらい)ボタンにだけ割り当てられる『精密モード』という機能があります。
オンにするとポインターの動きが非常に遅くなり、細かい作業ができるというものです。
よく「トラックボールでは細かい作業がしづらい」と聞きますので、その対策をした機能でしょう。
細かい作業がしづらいからトラックボールを避けていたという人も、一考の余地があるかと思います。
押しづらいボタンもあり
赤丸の2つのボタンは指をきつめに曲げないと届かず、ちょっとだけ押しづらいです。
こんな感じでちょっときつい。
よく使う『戻る』ボタンはデフォルトでは左の赤丸ボタンでしたが、押しづらいのでその上に変えました。
Logicool Flow対応
同じWi-Fiに繋がっていれば、違うPC間で画像やテキストのコピペができる「Logicool Flow」にも対応。
正直自分には必要ない(MacならiCloudで同じようなことができる)んですが、OSが違っても使えるのはすごいですね。
MacとWindows両方使ってたりとか、人によってはものすごく魅力的な機能かも。
M570tの上位互換
Bluetoothと従来のレシーバーどちらでも接続できるようになり、MicroUSBでの充電式になりました。
外観は、サイズと傾きが少し大きくなり、ボタンの数が増えました。
また、M570tのちょっと安っぽいホイールから、ハイエンドマウスらしい上質なホイールになっています。
ただ、他のLogicoolハイエンドモデルに搭載されている『フリースピンモード』には非対応です。
トラックボールの感覚はほぼ同じですね。
大きさも同じなようで、取り替えても問題なく使えます。
(取り替える必要性は感じませんが、差し色てきな?)
価格と重さが許容範囲なら間違いなく『買い』
デメリットは価格と重さだけです。押しづらいボタンは頻繁に使わない機能にしておけばいいのです。
パソコン使う仕事をしている場合は、経費で落とせるはずですし価格もそこまで気にするほどではないかと思います。
というわけで、親指で使うタイプのトラックボーラーなら間違いなく買いです。すべてにおいて下位機種より優れています。
トラックボール未経験で興味がある人も、安いやつを買うくらいなら初めからMX ERGOを買っておいたほうが幸せになれると思いますよ。
トラックボールマウスの良さはこちらで。
腱鞘炎にならないLogicoolトラックボールマウスが超おすすめ
もう共用のものなどで仕方なく使う以外は、トラックボールしか考えられませんね。