精華大新学長 マリ出身教授選出

日本で唯一のマンガ学部がある京都精華大学の新しい学長に西アフリカのマリ出身のウスビ・サコ氏が就任することになりました。
京都市左京区にある京都精華大学では竹宮惠子学長が来年3月末の任期満了に伴って退任することを受けて、後任の学長を人文学部教授のウスビ・サコ氏にすることを決めました。
サコ氏は西アフリカのマリ出身で51歳。
建築学が専門で、26年前に来日し、京都大学大学院で学んだ後、10年以上に渡り京都精華大学で教べんをとり、人文学部長も務めました。
25日開かれた記者会見でサコ氏は「私のような者が学長になることは珍しいことかも知れないが、日本社会が多様化していく中でどのようなリーダーシップが求められているかも含め、変革の一つの現れなのかなと思う」と述べました。
また「大学として京都の文化や芸術振興にどう貢献していくか様々なところと連携して取り組むとともに、どのように世界に展開できる教育を行っていくか考えたい」と述べ、地域との連携を深めながら世界に通用する人材の育成に力を入れていく考えを示しました。