先にも書いたが、海外のメディアの、日本による核武装を積極的に進めるべきだとの論調が急速に増えている。Japan's arming nuke 等でググると、本当に沢山出てくるが、以前はこんな事はなかった。

例えば、The Weekly Standard　の去年３月の記事で、トランプが日本の核武装を積極的に支援すべきだと言っていると伝えた記事だ。

Trump Interested in Arming Japan, South Korea with Nukes
ＨＴＴＰ://www.weeklystandard.com/trump-interested-in-arming-japan-south-korea-with-nukes/article/2001753

当時、彼は大統領でもなく、そして大統領候補者としても泡沫候補の一人に過ぎなかった。だからこその発言とも言えるが、アメリカファーストをスローガンとしている彼が日本の核武装を積極的に認めるべきだと言っていた意義は決して小さくはない。

後に正式にこの様な発言をする事はなくなったが否定しているわけではない。

要するにこの記事では、日本は自分達で自分を護るべきだ、と言っている。情勢は変わると言っているが、その時点で彼が米国の日本の核武装に対する姿勢を良く理解していなかったとは言えるだろう。が、今、彼は理解しているはずだし、その上で北朝鮮情勢があり、米国内から日本の核武装を支援すべきだ、させるべきだとの声がそれこそ急激に増えてきた状況に、政府の姿勢を盾に反論している様子がない。アメリカファーストと日本の核武装は矛盾せず、むしろ裏付ける。

そして、国内でも内閣が非核三原則を見直すべきだとの声が正式に出てきているし、その上で解散総選挙を行うのだからそれなりに勝算があるのではないかとの期待もしたくなる。

前にも書いた通り、日本人の80%が核を持つべきではないというのは、皆がそう言っているから自分も取り敢えずそう言っておけば間違いないというだけの事だろう。考え抜いた末の反対ではない事は、此処のトピでもよく分かった事ではないのか。

自分で決めた基準で決めつければそれはどんな屁理屈でも本犬にしてみれば成り立つというのが理屈だ。日本に中国が核を使う事はないと日本が決めれば、中国はそれに従うと言う理屈だ。