今回は、ブログでお金を稼いだり、アフィリエイトをしたりする際に重要な知識を学ぶことのできる「ブログ上達本」を紹介していきます。
ブログをやっていて伸び悩んでいる人や、ブログを収益化したい、将来的にはブログを仕事にしたいと思っている人は、参考にしてみてください。
『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』染谷昌利
- 作者: 染谷昌利
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ブログで食っていくってどういうこと? 情熱に溢れるアツいブログ本
無理しない稼ぎ方の大原則。
専門知識がなくても、有名じゃなくても、
妻一人子一人(+ネコ一匹)を養える!テクニックありきではない人気ブログの作り方を解説したSNS時代の新しい生き方本。
自分の好きなこと(個性)をネットで収入に変える方法を、根本となる考え方や具体的な収益方法を交えて解説しています。
著者は人気ブログ「Xperia非公式マニュアル」を運営し、Google AdSenseの成功事例としても取り上げられたプロブロガー。
ネットで集客して収益に結びつけるまでの道のりを体系的に学べる一冊です。
世間のブロガー、アフィリエイターに絶大な影響を与えた本です。
「ブログを仕事にする」「アフィリエイトで生計を立てる」ことを「ブログ飯」というくらい、一般的に使われる言葉になりました。
著者は、12年の会社員生活を経た後、インターネットでの集客や、アフィリエイトを始めとするネット広告の専門家として独立し、様々な講演活動やアドバイザー活動などをしています。
「ブログ飯」以外にも、様々な「ブログ運営本」や「ネットマーケティング本」を出版しています。
同じ著者の『世界一やさしいブログの教科書 1年生』も、「そもそもブログって何?」という人にはとてもおすすめできる良書です。
- 作者: 染谷昌利
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2016/08/21
- メディア: Kindle版
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文章が苦手な人でも、どんどん読み進めてしまえる語り口がすごいです。
やはりブログの伝道師だけあって、文章力もかなりのものだと思いました。
「単に稼げればいい」という考え方だけでなく、ブログを通してどれだけ人の役に立てるか、どのように社会に貢献していけるか、という視点が入っているのが素晴らしいですね。
著者は、「ブログで簡単に稼げる」なんてことは決して言いません。
むしろ、ブログで稼いで生活していくのは並大抵のことではないことがわかります。
しかし、にも関わらず、読んでいるとどんどんモチベーションが湧いてくるのです!
「ブログを仕事にして生きていくってどういうことなんだろう?」と思っている人に、最初に読んで欲しい本です。
『ブログ起業: 10年9割廃業時代を生き抜くブログ×ビジネス戦略』かん吉
ブログ起業: 10年9割廃業時代を生き抜くブログ×ビジネス戦略
- 作者: かん吉
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: Kindle版
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ブログを「資産」と捉えて戦略的に運営! 仕事をやりっぱなしにせず、自分の経験をブログに書くことを提唱
ブログで起業というと、ブログを足がかりにして、本の出版、セミナーの開催、ライター業につなげることをイメージするかもしれません。しかし、一番重要なのは、そんなことではないのです。
実は、ブログはビジネスそのものです。ビジネス成功のためにブログを利用するのではなく、ブログの読者を増やすためビジネスを行うのです。
仕事をやりっぱなしにせず、ブログに書きましょう。これからは「え?」と思うことでも仕事になります。個人でもマスメディアに負けません。売らずして売るのです。「ブログの本当のすごさ」を知れば、ブログを毎日更新せずにはいられなくなります。
新たに起業をしたい方、自分のブログをもっと盛り上げたい方にとって、ブログの大きな可能性に気づくきっかけになれば幸いです。
「カエレバ」「ヨメレバ」と言った、アフィリエイターであれば使っていない人のほうが珍しいほど有名なブログパーツを作った「かん吉」氏のブログ本です。
会社で当たり前のようにして働いている人にとっての「ブログ」がどういうものなのかを解説しています。
「どういうビジョンと戦略を持ってブログを運営していくか」の参考になる本だと思います。
日々感じたことや、仕事で経験したことを、そのまま誰にも公開せずに埋もれさせておくのは勿体無いです。
たしかにブログを書くのは楽ではありませんが、ちょっとした収益になるのであれば、だいぶ家計は助かるはずです。みんなが気づいていない意外なことがお金になったりもします。
また、ブログは資産になり、日々の努力が蓄積していくという素晴らしさがあります。
一度書いたものが「自分の資産」として貯まっていくので、ストック思考の人にとってブログはおすすめの副業かもしれません。
ただ、インターネットのスピードは非常に早いので、5年後や10年後の予測は本当に難しいです。
本書に書かれていることをすべて鵜呑みにするのは危険ですが、読めば「ブログを更新したい!」という気持ちが湧いてくるでしょう。
『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉』松尾茂起
沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?〈SEOのためのライティング教本〉
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 単行本
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Webで文章を書いていくなら必読の書
SEOのためのライティング教本の決定版! 「成果が上がる」文章の書き方がわかる!
Webで「成果を上げる」ための文章の書き方を実用入門書。
謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するストーリーを通じて、
SEOに強いライティングのノウハウを学ぶことができます。本書はWeb上で連載され、大人気を博したコンテンツを書籍化したものです。
連載をまとめた本編全7話に、書籍だけの書き下ろしとなる本編エピローグ、
Webで成果を上げる文章を書くための手法や思考法を伝える
特別解説(約100ページ)を加えました。特別解説は、ストーリーを通じて語られるさまざまなノウハウや考え方を、
より深く具体的に掘り下げた実践的な内容になっています。Webサイトやブログの記事だけではなく、
ビジネス文書などにも活用できるライティング教本の決定版です!
「ウェブで見られる文書を書く方法」を手取り足取り教えてくれるライティング教本です。
本書を読めば、「SEO(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」とはどういうものか、どうやれば「SEOを意識した文章」を書くことができるのかか、がよくわかります。
Web集客が振るわずに経営の危機を迎えている温泉旅館を、Webライティングによって立て直すといったストーリー形式でお話が進んでいき、どんどん読み進めてしまいます。
小手先の技術ではなく、自分の書きたいもの、書くべきものを書きながらも、それを検索エンジンに評価されるように改善していく方法が解説されているので、とても実践的です。
ちなみに、前の著書が『沈黙のWebマーケティング』になります。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本
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『マーケティング』は基本的な内容なので、ブログを書いているのであれば『ライティング』から読んでいいと思いますが、知識に自信が無い人や、Web関連のことがまったくわからないという人は、『マーケティング』のほうから読みましょう。
価格が2,000円強とちょっと高いのですが、値段以上の価値がある良書です。
『必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア"の極意』コグレマサト、するぷ
必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア"の極意
- 作者: コグレマサト,するぷ
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 533回
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ブログのレベルアップに必要な項目と知識が詰まった、インデックスのように使える本
Facebook、Twitter、Google+……。ソーシャルメディア今の時代だからこそ、ブログの価値が高まっている。ソーシャルメディアを使いこなす、自分の「ホーム」となるブログの作り方。
二人の著者によって、ブログ上達のために必要な知識やツールの使い方が、100項目に渡って述べられています。
一つ一つの内容自体は凡庸なもので、出版されてから時間が経っていることもあり、必ずしも優れた情報とも言えません。
しかし、本書の価値は、ブログ上達のための知識が並んでいる網羅性にあります。
- ネタの集め方
- SEOとは何か
- 記事を視覚的に読みやすくするには
- ブログエディターの効率化
- キャプチャーソフトとは
- オンラインストレージサービスとは
- アクセス解析サービスとは
- Google AdSenseの細かい設定
- Amazonアソシエイトの仕組み
- 横断リンク作成ツールとは
- アフィリエイト収入の確定申告の方法
などの開設が書かれているのですが、そもそもブログ初心者は、これらの概念をまだ知らない状況にいると思います。
「どうやればうまくできるか」ではなく、「ブログ上級者はこういうことをやる」という知識が網羅的に並んでいるのです。
概念自体を知らなければ検索すらできないので、まずは「こういうことをやるものなのか!」という知識が必要です。
本書のおすすめの使い方は、まずトピック読んでツールなどについて理解した後、気になったものは自分でグーグル検索してみて、より良い方法がないか探してみることです。
「ブログ上達のためにやるべきことリスト」として、初心者であれば特に、目を通して損はないです。
それぞれのトピックについて、必ずしも現在においてベストな解答ではないものもあるし、中には数合わせのためのしょうもないトピックも無くはないのですが、概ね良い本だと思います。
『「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本』小川卓
「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本
- 作者: 小川卓
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: 単行本
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ブログをやるなら必須の解析ツール「Google Analytics」の使い方とデータの生かし方を易しく解説
どうしたら収益アップにつながるのか?
Googleアナリティクスの達人が教える
データ分析・改善施策のすべてが分かる本!【あらゆるサイト運営者必読】
・データ分析からどのような「気付き」が得られるのか?
・また、得られた「気付き」をどのように改善施策に活かせばいいのか?
一見、簡単なようですが、実際にはなかなか難しいものです。なぜなら、万人にとっての正解があるわけではないからです。答えは自社サイトの運営者が自分で見つけていくしかありません。そこで本書では、著者がこれまでコンサルタントの立場から見てきた豊富な事例の中から、特に参考になるものを徹底的に取り上ます。そして、どのようなサイトでどのような気付きが得られるのか? また、得られた気付きからサイトの特徴ごとに、どのような改善への考え方が見いだせるのか――を、Googleアナリティクスを利用して「とことん深掘り」していきます。
ブログやWebメディアには、「アクセス解析」という概念があります。
通常の本や紙の冊子の場合、読者がどういうふうにページをめくり、どこで読むのを辞めてしまったのかはわかりません。
一方、ウェブでは、ユーザーがどこからブログにたどり着き、どの記事をどれくらいの時間をかけて読み、どのリンクを辿り、どこで読むのを辞めたのか……などのデータを、あなたは手に入れることができます。
高価なツールを使う必要は一切なく、「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」を活用することで、無料でデータ分析することができるのです。
Google Analyticsによるアクセス解析は、ブログやWebメディアをやっていく人にとって必須のスキルであることは間違いないです。しかし、ちゃんと使うのはけっこう難しい!
本書は、「Googleアナリティクス」でどういうことができるのか、どうすれば自分の欲しいデータを手に入れることができるのかが、わかりやすく丁寧に解説されています。
ただデータを見つけるだけでなく、そのデータからどういうふうにブログを改善していけばいいかまで解説しているので、とても為になると思います。
それなりに真剣にブログを運営しているのであれば、無理をしてでも読んでおきたい本です。
「Google Analytics」の使い方は検索すると何でも出てきますが、初心者向けに網羅的にまとまっている本は貴重なので、買う価値はあるでしょう。
『レールの外ってこんな景色: 若手ブロガーから見える新しい生き方』イケダハヤト、佐藤慶一等
レールの外ってこんな景色: 若手ブロガーから見える新しい生き方
- 作者: イケダハヤト,タクスズキ,鳥井弘文,けいろー,ツベルクリン良平,下津曲浩,池田仮名,金野和磨,中里祐次
- 出版社/メーカー: WOODY
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: Kindle版
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「ブロガー界隈」の人たちの様々な考え方を知ることができる本
21世紀に入り、インターネットが普及し、学生での起業なども簡単になってきました。また、ブログなどを通じ“個人”の1人1人が情報を発信したり、モノを売買したり、ネット上でコミュニケーションをしてファンを形成して行く事が可能になりました。
今の時代は「生き方を選択する時代」「生き方を自分で創る時代」だと思っています。
個人での情報発信を行っており、様々な生き方をしているメンバーで書く「新しい生き方」についての本を、様々な年代の方に読んで頂ければと思っております。
そこそこ人気の若手ブロガーたち10人くらいが、それぞれの考え方を述べた本です。
各ブロガーの話の後に、元締めらしき「イケダハヤト」が講評を載せるという、怪しげなゼミナールみたいな形式になっていますが、個人的にはそれなりに楽しめました。
青臭い自分語りのようなものも多いですが、けっこう面白い話も多いです。
大勢の話が一冊にまとまっているぶん、一人ひとりの話が短いので、あまりストレスを感じずに読めます。
「ブロガー界隈」というもののリサーチになるし、興味深い話もあったので、読んで損したとは私は思いませんでした。
飛び抜けた人気者ではなく、(言い方は悪いですが)、「ちょっとブログでアクセスを集めた程度の人」が自分たちで編集した本なので、逆に参考にしやすいのではないかと思います。
アフィリエイト本は胡散臭いものが多いので気をつけよう
ここまで、ブログ上達本をおすすめしてきましたが、「アフィリエイトの裏技」を教えてくれるような本は、この世には存在しません。
AmazonやKindleなどでも、胡散臭いタイプの「アフィリエイト本」が売られたりしていますが、絶対に買わないようにしましょう。
しかも最悪な本に限って、仕込みのカスタマーレビューが多く、スゴいことが書いてあるように外目からは見えます。そして、本の最後のほうにはセミナーや商材の案内があります。
ごく常識的に考えれば、「誰でもお金稼ぎできるノウハウが書かれたテキスト情報」などありえません。「若返りの薬」と同じようなファンタジー上の存在だと思ってください。(※仮にあるとしたら、未来人が持ってきた宝くじの番号か、インサイダー情報。)
「お金をたくさん出すほど良い情報が手に入る」というのも、詐欺師の口車です。高額セミナーや高額の情報商材だからと言って、その質が高いわけではありません。
「良い情報」とされるものは、馬鹿に理解できるような形で転がってはいないのです。努力して、色んなものを読んで、自分の目を磨いていくしかありません。
ブログにも同じことが言えて、ブログをまったくやったことがない人が、アクセスアップやアフィリエイトの情報をいきなり読むのは危険です。まずはブログを自分の手で書いて、アクセスを集めるという経験をしてみることが大事です。
ブログで成果を出すために大切なこと
ブログやWebメディアの基本は、「ユーザーに評価されること」と「検索エンジンに評価されること」の2つです。そしてその2つは、多くの部分が重なっています。
「ユーザーにとって魅力的なコンテンツを提示すること」が、基本にして奥義なのです。
もちろん、その他の細かいテクニックもそれなりに重要ですし、アクセス解析ツールなどを使いこなせれば、「思わぬユーザーのニーズ」を掘り起こせることもあります。
当然ながら、一番大事なのは「何を書くか」です。ただ、ある程度はブログに関する知識やノウハウを磨いていくことも必要です。
ブログの細かいテクニックを馬鹿にする人も多いですし、たしかに本質的なことではないのですが、インターネットの「BUZZ(拡散)」は、ちょっとしたところから火がつくので、些細なことでもしっかりやっておいたほうがいいです。
ブログでお金を稼ぐことはできるのか?
ブログでお金を稼ぐことが可能かどうかですが、これは「人による」としか言いようがありません。
ただ、世の中には「君もブログでお金稼ぎできる」と言う人がたくさんいます。
アフィリエイト(情報商材)界隈を見てわかるのは、「ブログで儲けるよりも、ブログで儲けようとしている人たちを使って儲けるほうがずっと簡単」だと言うことです。
カモにされないためにも、前提として「ブログやアフィリエイトで儲けるのはめちゃくちゃ難しい」と思っておいたほうがいいです。
「簡単に」とか「君でもできる」みたいな文言が並んでいたら、眉に唾をつけて聴いたほうがいいです。
まずは、特に収益化のことなど考えずに、無料ブログでもいいので、1日1000アクセス以上のブログを作ることを目指しましょう。
アクセス数と収益は必ずしも比例しないものの、相関があることは確実です。
1日1000PVの実力が無い時点で「お金」のことを考えると、騙される確率がグンと上がります。(※そういうビジネスをしている人は、みんなが考えているよりもずっと上手ですよ。)
稼ごうとしてブログを始めるのではなく、まずは無料ブログでもいいのでとにかくやってみて、1日1,000アクセス集めることからです。
お小遣いを稼ぐ、副業にする、仕事にする……というのは、自分に実力がついてから考えるべきことで、それ以前にいくら思いを巡らしたところで、「捕らぬ狸の皮算用」なのです。
以上になります。
無料ブログサービスのおすすめや、文章力、Webマーケティングのおすすめ本も以前書いているので、よかったらそれらも参考にしてみてください。