みなさん、自分の口臭って気になりますよね?ある調査ではおよそ7割の人が「自分の口が臭いのではと不安に感じる」というデータもあります。(※グリコ健康科学研究所調べ)
職場なんかではとくに気をつけないと、いつの間にかいろんな人に迷惑をかけているなんてことも・・・
もちろん意識的に歯磨きなどの口臭対策ができればいいのですが、仕事中や外に出ているときなんかはなかなか難しいですよね。
そこで今回は「一日の中で一番口が臭くなるのはいつなのか!?」を確かめるために、口臭計測器を借りて検証してみました!
被験者
年齢 27歳
性別 男性
職業 web関係
検証の内容
被験者の普段通りの1日の中で、朝から1時間半おきに口臭値を測定し一番臭いがキツくなる時間帯を探します。
そしてその口臭値を計測するのがこちら・・・
口臭測定器「ブレストロンⅡ」!!
測定する方法を解説しておくと、マウスピースをくわえて鼻呼吸しながら30秒待つだけ。
口内のVSC(揮発性硫黄化合物)濃度を測定しそれを数値化することで、口臭のランクを見ることができるというもの。
ちなみにVSCが何かというと・・・
・硫化水素(腐ったタマゴの臭い)
・メチルメルカプタン(腐った玉ねぎの臭い)
・ジメチルサルファイド(腐ったキャベツの匂い)
などの悪臭物質のことです。
口臭のランクは以下の通りです。
ということで、一日検証スタートです!
1回目 9:00
朝歯を磨いてから特に何もしていません。
最初の結果は・・・
まあまあですかね。
2回目 10:30
あれから水を飲んだぐらいですがどうでしょうか・・・
ちょっと上がりましたね。
3回目 12:00 昼食前
昼食前はお腹も空いて、口内はパサパサ。「結構臭いかも」と自負していましたが・・・
やはり上がってきています。ここまでくると少し臭いが気になってきますね。
4回目 13:30 昼食後
お昼にはハンバーグ弁当を食べましたがどうでしょうか・・・
下がった!!まさかの下がりましたね〜。たしかにお昼前に比べて臭いが気にならなくなったかも?と感じました。
5回目 15:00
それから特に何もしていませんが・・・
あんまり変化はなしです
6回目 16:30
会議で緊張した結果、また口内がパサパサに。結構やばいのでは・・・
やはり上がってきました。
7回目 18:00
あれから一服のためコーヒーを飲見ましたが果たして・・・
きました今日一の口臭です!!さすがにここまでくるとかなり気になります。
この口臭の数値変化の結果をもとに色々と問い合わせて調べて見ました。
すると・・・
臭いの変化には唾液の分泌量が関係していることが判明!!
そもそもなぜ臭いがキツくなるのか?
口の中の酸素が少なくなることで、バクテリアが活発になり臭いの原因となるVSCが発生します。
菌の活動を弱めるには酸素を増やすこと、つまり唾液の量を増やしてあげる必要があります。食べ物を噛むことで唾液がよく出るのですが、食後は徐々に唾液の量が減っていきます。
−なるほど。だからお昼前や夕食前の時間帯に臭いがキツくなったわけですね。ご飯を食べた後にぐっと下がったのも納得です。
では臭いを抑えるにはどうしたら良いのか?
唾液を出すことです。ガムを噛んだり、間食をすることで唾液の分泌を促すのも良いです。
あとは水分補給をこまめに行うことで、口内がカラカラにならないようにケアしてあげましょう。水分補給の際はコーヒーやジュースではなくミネラルウォーターなどの「水」が良いでしょう。また、歯を磨いて口臭の原因菌を取り除くのも効果的です。
−唾液を出したらいいんですね!唾液が出るのもといえば・・・
これ!!
これを食べて唾液がいっぱい出れば匂いは改善されるはず!ということで試してみました。
8回目 梅干しシートを食べた後
めちゃくちゃ唾液が出ました。果たして結果は・・・
下がりました!!やっぱり唾液の効果ってすごいんですね。
さいごに
口臭が最もキツくなる時間帯はお腹が空いてくるお昼前と夕方ということがわかりました。
それにしても唾液でこんなに口臭を抑えることができるなんて驚きです。
みなさんも口が乾いてきたなと思ったら、ガムを噛んだり水分補給をしっかり行って口臭予防しましょう!もちろん梅干シートも効果大なのでぜひ参考にしてみてください!