挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

復讐の刃

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1500/1500

1500話

 イルゼの仇討ちが終わった日から、数日……その日の朝は、いつもより少し早かったが、レイ一行はギルムの正門前にやって来ていた。
 いつもであれば面会を求めてくる相手が面倒だという理由でマリーナの家から外に出ないエレーナやアーラの姿もそこにはある。

「皆さん、ありがとうございました」

 そう言い、深々と頭を下げるのはイルゼだ。
 そんなイルゼに、アーラは心配そうに声を掛ける。

「イルゼ、本当に行くの? もし良かったら、エレーナ様の護衛騎士団にも推薦出来るけど……」
「いえ、止めておくわ。今の私はとてもではないけど、騎士団に入れる力はないし……何より、自分が本当に何をやりたいのかを、しっかりと考えてみたいのよ」

 笑みを浮かべて、イルゼはそう告げる。
 数日前の、アジャスを自分の手で討った翌日と比べれば、随分と元気になっていた。
 もしこの数日をイルゼだけですごしていれば、ここまで元気にはなっていたなかっただろう。
 それがここまで元気になったのは、やはり心を許せる友人……アーラの存在が大きかった。
 イルゼが一方的にアーラに対して友情を感じているのではなく、アーラもまたイルゼとの時間を大事に思っている。
 それだけに、友人と一緒の時をすごしたいとエレーナの護衛騎士団に誘いもした。
 アーラの立場は護衛騎士団の騎士団長なだけに、新人を一人騎士団に推薦するのは難しい話ではない。
 勿論それはコネによる入団となるが、エルジィンでは特に珍しいことではない。
 だが、イルゼはそんなアーラの誘いを断った。
 自分が本当に何をしたいのか、それをきちんと見定めたいと。
 そうして、イルゼは自分のやりたいことを求めて、ギルムを出ることにしたのだろう。

「気をつけてな。せっかく仇を討ったのだ。その途中でお前が盗賊やモンスターにやられたのでは、笑い話にもならん。アーラも折角出来た友人を失うのは残念だ」

 アーラとの言葉を交わしたイルゼに、エレーナも声を掛ける。
 最初のうちは姫将軍の異名を持つエレーナと正面から話すのは少し躊躇っていたイルゼだったが、同じ家で何日も暮らしていたこともあり、徐々にはではあるが打ち解けていった。
 今回の一件の原因となったと言ってもいいイルゼだけに、裏社会からの報復があるかもしれないとして、以前泊まっていた宿は早いうちに引き払っている。
 ……メランと一緒だった宿だけに、イルゼにはそれを躊躇う様子は一切なかった。
 別に宿そのものが悪かった訳ではないのだが、やはりメランがいたというのが最大の悪印象だったのだろう。
 もっとも、それで宿が困るというようなことはない。
 メランが死んだというのは警備隊から連絡が来て、既に部屋にあった荷物は売り払われて別の客が入っている。
 アーラが泊まっていた部屋も、アーラが宿を引き払ったその日にはもう別の客が泊まっていた。
 増築工事に関する仕事を求め、未だにギルムは多くが集まってきている。
 そのような者達にとって、宿で眠れるというのは非常に幸運なことなのだ。
 宿の不足により、ギルム内にも関わらず野宿をする者が多く、その辺りも少し前までは問題になっていた。
 今は、工事現場の近くに大きめの小屋を幾つか作り、泊まる場所がない者はそこで眠ることになっている。
 だが、当然そのような場所では宿のような快適な夜をすごすという訳にもいかず、大勢が床の上に直接雑魚寝となる。
 毛布の類も自分で用意せねばならず、食事やら何やらも当然自前だ。
 何より、自分の私物を他人に盗まれる可能性を考えれば、非常にリスクが高い寝床だろう。
 しかし、そのような場所でもないよりはいいと、今では多くの者がそこを使ってすらいた。
 そのような場所で寝るのに比べれば、イルゼが泊まっていた宿はまさに天国と言ってもいい。

「ありがとうございます。……他の方々も、私の仇討ちに協力してくれて、ありがとうございました」
「おーい、イルゼさん! そろそろ出発するから、準備よろしくー!」

 少し離れた場所で護衛の冒険者と色々打ち合わせをしていた商人の男が、イルゼに向かって手を振る。
 ギルムから出るのであれば、当然のように一人という訳にはいかない。
 いや、一定以上の技量がある冒険者なら今なら一人でギルムの外を移動するのは難しくはなかった。
 増築工事の影響で多くの者がギルムにやって来たり、出て行ったりしているので、街道付近にいるモンスターはその多くが既に倒されている。
 ……それでいながら、完全に倒したと言い切ることが出来ないのは、毎晩のようにどこからともなくモンスターが集まってきて、兵力の補充のような形になっているからだ。
 勿論もやってくモンスターはその多くが低ランクモンスター……それこそゴブリンやコボルトのようなものが多いが、中には高ランクモンスターもいる。
 だからこそ、一人で動けるようにはなっているが、ソロの冒険者が高ランクモンスターと遭遇するようなことがあれば、死は免れないだろう。
 一定以上の技量を持つ冒険者ですらそうなのだから、冒険者になってから戦闘らしい戦闘は殆ど経験していないイルゼがそのような場所を一人で移動するのは危険すぎた。
 そこでアーラが友人の為にエレーナに頼み、エレーナはダスカーに今回の事情を説明するついでに、良心的な商人を紹介して貰ったのだ。
 もっとも戦闘の経験がないイルゼだけに、護衛として雇われるようなことは出来ず客人という扱いだったが。
 商人の方も、ダスカーに厄介な相手を押しつけられた……と思うものの、イルゼの一件でダスカーとの間にそれなりに縁が出来たのだから、悪いことではない。

「はい、分かりました! すぐに行きます」

 イルゼは商人にそう言葉を返し……最後に再度レイ達に向かって深々と頭を下げると、その場を去る。
 振り返る際、一瞬だけ友人のアーラと視線を交わしたが、生きていればまた会えると自分を納得させていた。
 それはアーラも同じで、去っていくイルゼに軽く手を振って、少し寂しそうなままではあったが、友人との別れを終える。
 そうしてイルゼを馬車に乗せた商人は、レイ達に向かって一礼すると馬車を出発させた。
 その馬車を守る冒険者達も、自分達が護衛するのがレイの知り合いだと知って若干緊張している。
 間違ってもレイの知り合いに怪我をさせる訳にはいかないと、そう考えているのだろう。
 もしイルゼが護衛の冒険者として商人と行動を共にしているのであれば話は別だったが、今回は純粋に客人という扱いだ。
 それだけに、緊張しているのだろう。

(イルゼに怪我をさせた場合に怒るのは、寧ろ俺より友達のアーラだと思うけど)

 レイもイルゼに対して色々と手伝いはしたが、そこまで親しみを感じている訳ではない。
 イルゼに対して強い親しみを感じているのは、やはりアーラだろう。
 また、アーラの主で、日中はマリーナの家に閉じこもっているエレーナも、自然とイルゼと話すことは多くなり、それなりに親しみを感じている。

「行ってしまったな」

 馬車が正門の向こう側に向かったのを見て、エレーナが呟く。
 その言葉にアーラが残念そうに頷く。
 最後は笑顔でイルゼを見送ったアーラだったが、やはり友人と別れるというのは残念だったのだろう。
 元々アーラの性格は、そう簡単に友人を作れるようなものではない。
 あくまでもアーラの最優先はエレーナなので、それも当然だろうが。
 それだけに、イルゼはアーラにとって得がたい友人なのは間違いなかった。
 そんな友人と別れたのだから、アーラが寂しがるのも当然だろう。

「そうですね。でも……生きてれば、また会えるでしょうし。それに、そのうちイルゼの気が変わって護衛騎士団に入ってくれるかもしれません」

 そう言うアーラだったが、エレーナの護衛騎士団は基本的に精鋭揃いだ。
 戦闘技量のない今のイルゼでは、もし護衛騎士団に入団しても、戦闘要員としては考えられないだろう。
 よくて事務処理要員といったところか。
 もっとも、護衛騎士団にはその手の人材が不足しているので、丁度いいのかもしれないが。

「そうね。友人と生きていればまた会えると思うわ」

 そうアーラに告げたのは、ダークエルフとして長年生きてきたマリーナだ。
 その長い経験の中で、何人もの友人と出会っては別れとしてきただけにマリーナの言葉には強い説得力があった。

「取りあえずイルゼの見送りは終わったし……そろそろ仕事に行った方がいいかしら。エレーナとアーラもこのままここにいれば、色々と面倒なことになるわよ? 早くマリーナの家に戻った方がいいんじゃない?」

 アーラやエレーナ程にイルゼに対して思うところのないヴィヘラは、そう言って皆を促す。
 実際、門の前を通る者達は既にそれなりの人数になっている。
 元々門が開いてからそれ程時間が経っていないということもあり、ギルムに入ってきたり、出ていったりする者は多い。
 普段でもそうなのだから、ギルムの増築工事が行われている今はその人数は更に多い。
 そんな中でレイ達のように有名人がいれば、それを一目見ようと思う者が出てくるのは当然だろうし、何よりそんなレイ達とお近づきになりたいと考える者がいるのも当然だろう。
 特に今は、輝ける美貌を持つ姫将軍のエレーナもいるのだ。
 貴族派の象徴とも呼べる人物と面識を得る機会は、そうそうない。
 それだけに、多くの者が話し掛ける機会を窺っていた。
 ……それでも、見送りという用事が済むまで話し掛けるのを待つという程度の分別はついたようだが。
 しかし、イルゼの見送りも終わってしまった今、エレーナ達に話し掛ける機会を窺っている者達がいつ行動にでてもおかしくはなかった。そして……

「あらん、そこにいるのはレイじゃない? それにヴィヘラ達も……久しぶりねん」

 不意に、そんな声を掛けられる。
 周囲で機会を窺い、他の者達を牽制していた者達は、そんな声に先を越されたと、レイ達に話し掛けた相手を鋭い視線で睨もうとするが……その人物の姿を見た瞬間、驚愕で目を見開くことになる。
 何故なら、その人物は筋骨隆々の大男で……なのに、何故か薄く化粧をしていたからだ。
 とてもではないが、好んで話し掛けるような相手ではない。
 その人物を初めて見た者達は、レイ達がその男を即座に排除するなり、無視するなりするのではないかと考える。
 だが、その人物が誰なのかを知っている者達は、苦々しげな表情を浮かべた。
 そんな表情を浮かべている者の周囲にいる者達は、何故? と疑問を抱く。
 しかしその疑問は、次の瞬間解決する。

「よお、ビストル。久しぶりだな」
「そうねん。以前は助けてくれてありがと。おかげで、こうしてまたギルムに来ることが出来たわん」

 そう言いながら片目を閉じる男に、周囲の者達はうわぁ……といった表情を浮かべる。
 女装した男や、男装した女というのは、珍しいが皆無という訳ではない。
 だが、この男のような存在は非常に珍しかった。

「レイ、知り合いか?」

 普通なら引かれてもおかしくはないビストルの容姿だったが、エレーナは特に気にした様子もなく、平然とレイに尋ねる。
 それがどれだけおかしなことなのかというのは、それこそエレーナの隣にいるアーラが驚愕の表情を浮かべているのを見れば、誰にでも理解出来た。

(まぁ、友人との別れを経験した直後にビストルみたいな相手を間近で見たんだ。こうなるのも不思議じゃないかもしれないけど)

 アーラの様子を見てそう考えつつ、レイはエレーナに向かって頷きを返す。

「ああ。ちょっと前に知り合った相手だよ」
「あらん、こっちの美人は……美人は……え? もしかして……」

 エレーナの姿を見て、その人物が誰なのかを理解したのだろう。
 ビストルであっても、その人物が何故ここにいるのかと驚愕の表情を浮かべる。

「ああ、ビストルの予想通りだろうな」
「……あらまぁ」

 百戦錬磨のビストルであっても、エレーナと遭遇するというのは予想外だったのだろう。
 驚愕に目を見開きながら、エレーナの美貌を眺める。

「ビストルさん、そろそろ行きませんか!?」

 驚愕しているビストルに声を掛けたのは、レイにも見覚えのある人物だった。
 以前ビストルと関わった件で、何度か顔を見たことのある人物だ。
 向こうもレイ達には気が付き、感謝の念を込めて深々と一礼する。

「あ、あら。そうね。ちょっと急いでいるのよ。……また時間を作るから、一緒に食事でもしましょ」
「あー……そうだな」

 レイはビストルに向かって頷き、ふとレイは気が向いて口を開く。

「レーブルリナ国って知ってるか?」
「え? ええ、この国の従属国の一つでしょ?」
「……そうか」

 その言葉に、レイは後でビストルと会った時にその話を聞くことを決意する。
 アジャスが……そしてアジャスの所属していた組織が何を考えているのか。
 それが、どうしても気になっていたからだ。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~(旧:古今東西召喚士)

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全458部分)
  • 25161 user
  • 最終掲載日:2017/09/24 18:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部分)
  • 26908 user
  • 最終掲載日:2017/09/24 00:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、次回更新は9月23日、その次は10月14日とさせていただきます。 ※作者都合により後日談は隔週更新とさせていただきます。 ※2016年2月27//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全222部分)
  • 25659 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 07:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 34908 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全545部分)
  • 37069 user
  • 最終掲載日:2017/09/24 18:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1241部分)
  • 28963 user
  • 最終掲載日:2017/09/25 00:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全374部分)
  • 30930 user
  • 最終掲載日:2017/09/20 12:00
蘇りの魔王

勇者に討たれ、その命を失ったはずの魔王ルルスリア=ノルド。 彼にはやり残したこと、解決できなかった問題がいくつもあったが、悪は滅びると言うお題目に従い、消滅した//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全272部分)
  • 22933 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 18:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全842部分)
  • 23395 user
  • 最終掲載日:2017/09/19 10:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 30293 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 31533 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全106部分)
  • 24332 user
  • 最終掲載日:2017/09/20 22:29
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1658部分)
  • 28370 user
  • 最終掲載日:2017/09/25 12:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全185部分)
  • 25010 user
  • 最終掲載日:2017/09/18 21:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全226部分)
  • 22956 user
  • 最終掲載日:2017/09/22 00:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全130部分)
  • 23096 user
  • 最終掲載日:2017/09/24 19:01
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全451部分)
  • 23455 user
  • 最終掲載日:2017/09/17 12:20
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 25861 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全525部分)
  • 26806 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 22:38
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全383部分)
  • 33297 user
  • 最終掲載日:2017/09/20 22:05
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全282部分)
  • 37288 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 18:52
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全233部分)
  • 23559 user
  • 最終掲載日:2017/09/21 18:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部分)
  • 27703 user
  • 最終掲載日:2017/09/08 01:21
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 27740 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 23693 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全243部分)
  • 22979 user
  • 最終掲載日:2017/09/15 12:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全123部分)
  • 30642 user
  • 最終掲載日:2017/09/22 23:45
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全810部分)
  • 30149 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 00:00