外見はその人を知るための重要な材料。実際はじめましての時に、相手の人相や雰囲気から無意識に人柄を読み取っていることが多々あります。
人は外見か内面か?という究極の問いにも、「人間中身で勝負やで!」と言っていた私自身、30歳を過ぎたあたりから「外見」と答えるようになりました。
本記事は、そう思うようになった経緯とその理由について。
数年前にFacebookで広く拡散されていた名言があります。見た時ストンと腑に落ちたこともあり、当時働いていた職場の朝礼で引用したら結構な反響もありました。
性格は顔に出る
生活は体型に出る
本音は仕草に出る
感情は声に出る
センスは服に出る
美意識は爪に出る
清潔感は髪に出る
落ち着きのなさは足に出る
全てが内面が外見へ出力されるという内容。
人生観が変わり始めた30歳という節目の年に、暮らし向きが大きく変わる出来事がありました。その時周囲から「顔が変わった」と実際に言われたこともあり、生活環境や性格が見た目に反映されるというのは確実にあると思っています。
「しょっちゅう人に道を聞かれる」という知人がいましたが、それも第一印象や見た目で相手から判断されての部分が大きいはず。
取引先でも、何となく苦手な感じだなーという見た目の人に出会うことがあります。容姿がどうとかいうより顔つきの印象ですが、そういう第一印象が覆ったこともあまりありませんでした。
一定レベルとはいえ、見た目の要素から初回ジャッジを受けているのは確か。私も第一印象は意識的に大切にしています。
私は異性から「色気ないよね」という外見的評価を受けることが圧倒的なんですがどうしたらいいのでしょう。
最近会った友人の一重まぶたが二重になっていて驚いたのですが、ユーラシア大陸横断の旅の途中からこうなったと語ってくれました。
因果関係はさておき、言葉の通じない国で「道をあけろ!邪魔すんな!」「お釣りごまかすなよ!ちゃんとしろ!」という想いを目で訴えて旅を続けていたら勝手にそうなった、とのこと。
下記ブログ記事にも書きましたが、私自身も超絶に尖っていた時代があり、当時はやはり指名手配犯みたいな顔つきをしていました。
これまでの経験値や生き様、自信といった要素がその人の内面を作っていき、ある程度の年齢になるとそれは外見にどんどん表出してきます。
心遣いや考え方、生き方、睡眠時間に食べているものまで、その人を形成する目には見えない大切なコンテンツがたくさんありますが、そこから体型、肌のツヤ、服装、センス、姿勢なんかが引っ張り出されているのです。
「外見は一番外側の内面」という名言が究極的に的を得ていて、胸に刺さります。
まとめ
外見について散々書きましたが、ブランド物の服を着れば良いわけでもなく、華美さを追求するのではなく、生まれ持った顔の造形がどうとかでもなく。
やはり人は中身も大切なもの。どちらも同じくらい重要であり、外見と内面の総合力を磨くべきなのです。単なる「見た目」ではなく、心根を正せば立ち居振る舞いや表情にそれが出て、その人の魅力が作られていくもの。
自分の暮らしを含めた内面(=外見)が運命戦略や可能性を引き出すのであれば、やはり自分のためにも外見には責任を持とうと思います。
まだまだ努力が足りないなと身につまされる日々ですが…
今日の名言。
Appearances matter – and remember to smile.
外見は大切。笑顔を忘れぬよう。
ネルソン・マンデラ