2016-11-15(火)
「この世界の片隅に」と長い長いリンク集
- 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト(http://konosekai.jp/
)
これはすごいものを観た。自分の好きなマンガ家の作品が傑作の映画になったのがうれしい。
空襲シーンの恐ろしさを冷徹なリアリズムで表現するなど、マンガとはけっこう違うところがある(このあたり、宮崎駿より高畑勲っぽい)。セリフや表現もあちこち変えられていることに気付く。でも『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が「ブレードランナー」になっちゃうようなことはなく、観終わったときに出てくる感情はマンガを読んだときと変わらない。
片渕須直監督は「ブラック・ラグーン」のアニメ化でもマンガを単に映像に変換してはいなかった。カーチェイスのシーンなど、マンガはこう表現されたかったのだろうというところをすくい上げて強化してくるよさがあった。原作を深く理解し、映像として表現しようとしている。リスペクトが感じられる。『この世界の片隅に』はマンガもたいへんすばらしいが、これをこの人がアニメにしてくれたからますますすばらしい、奇跡のような傑作が生まれた。
こうの史代は『夕凪の街 桜の国』からのファンで、このダイアリーでも折々書いてきていた。「この世界の片隅に」はこうの史代のいろいろな作風がうまくミックスされている。
広島の原爆について読みたいなら『夕凪の街 桜の国』を。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
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実験的なマンガ表現が好きな方には『長い道』を。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/06/16
- メディア: 文庫
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細やかな生活表現に興味がある方には『さんさん録』を。
さんさん録 (双葉文庫名作シリーズ) (双葉文庫 こ 18-5 名作シリーズ)
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/01/19
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これらが混ざり合って『この世界の片隅に』になったと感じる。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/01/12
- メディア: コミック
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- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
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- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: コミック
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こうの史代の単行本について書いた記事は以下。
- 『夕凪の街 桜の国』について…id:Imamura:20041112:y
- 『長い道』について…id:Imamura:20050812:book
- 『さんさん録』1巻について…id:Imamura:20060314:book
- 『さんさん録』2巻について…id:Imamura:20060630:san
- 『この世界の片隅に』上巻購入…id:Imamura:20080208:katasumi
- 『この世界の片隅に』中巻購入…id:Imamura:20080719:book
- 『この世界の片隅に』下巻購入…id:Imamura:20090428:comic
この中でちょっとすごいのは2008年2月8日、『この世界の片隅に』上巻を買った日のダイアリーである(id:Imamura:20080208)。同じ日に書いたのが「『BLACK LAGOON』、マンガから見るか、アニメから見るか?」なのだった。これを書いたときはもちろん、『ブラック・ラグーン』のアニメを監督した人が『この世界の片隅に』も映画にするとは思ってもいない。すごい偶然。こういうことがあるからWeb日記は面白い。
ところで、呉と広島はどのくらい離れているのだろう。google mapで調べてみた。
広島市役所と呉市役所の距離を測ってみたら18.38キロと出た。
皇居を中心に18.3キロの円を描くとこんな感じ。
大阪は土地勘がなく、とりあえず大阪市役所を中心に18.4キロの円を描いた。ふーん。(よくわからない)
広島で被災して呉まで歩くというのは、けっこう大変だが無理ではないと感じる。
それにしても今年はアニメ・特撮の当たり年だ。「シン・ゴジラ」「君の名は。」が同じ年に公開されるだけでもすごいのに「この世界の片隅に」が加わった。10年後に「2016年はすごかったんだヨ」と言えますよみなさん。
以下は、ネットで読んだいろいろな記事のリンク集。「シン・ゴジラ」のとき(id:Imamura:20160801:shin_godzilla)と同じように集めていたらものすごく多くなってしまった。
見落としはあるだろうし、自分が紹介したいと思った記事だけなので「なんでこの記事が紹介されていないのか」と思ったら皆さんぜひ自分で紹介してください。
2010年8月6日
- 1300日の記録[片渕須直]第1回 そのはじまり | WEBアニメスタイル(http://animestyle.jp/2012/08/20/2102/
)
- この日を始まりとする「1300日の記録」が2012年8月20日に連載開始
2012年11月5日
- 戦時の呉 歩いてイメージ 「この世界の片隅に」 アニメ監督ら取材 | ヒロシマ平和メディアセンター(http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=7986
)
- 《片渕監督は「作品の世界を皮膚感覚で伝えたいと、船の上で肌に当たる風の感覚も確かめた。本当にあった物語だと観客に感じてもらえる映画にしたい」と意気込みを語った。これまで10回程度呉市を訪れ、今回が制作に入る前の最後の訪問になるという。映画は2014年の公開を目指している》
2013年9月11日
- 終戦前の暮らし アニメで 片渕監督「毎日に意味」伝えたい | ヒロシマ平和メディアセンター(http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=11383
)
- 《片渕監督は「毎日には全て意味がある。そんなことを伝える映画にしたい」と語る》《映画の公開は、被爆70年となる2015年を目指している》
2013年12月24日
- アニメスタイルイベント1300日の記録特別編 ここまで調べた『この世界の片隅に』まとめ - Togetterまとめ(https://togetter.com/li/606933
)
2014年7月21日
- 時計じかけの俺んち 「ここまで調べた『この世界の片隅に』~大阪出張版」@ロフトプラスワンウエスト(http://miyahan.blog14.fc2.com/blog-entry-759.html
)
- 《今回のイベントに参加して分かった。正直、完成する気がしません。このペースでやってたらあと何年かかるんだか分かったもんじゃない。それくらい綿密過ぎる調査をして作ってる》
(単行本上巻第1話の1コマ目を示して)スクリーンはこのコマよりも横に広いから、このコマの左右の切れてる部分を描いてやらないといけない。
普通の人ならなんとなくオリジナルでそれっぽい絵をつけるところですが、このチームは違った。
実際に広島までロケハンに行って、このコマの場所を特定し、当時の写真や資料をかき集め、すずさんが実際に立っていた場所から見える建物や景色を完全に再構築してしまった。
「実際に現地に行って分かったんですが、この左下に見えている港の縁石は本当は存在しないんです。だから作画からは消しました。」
これがどれだけ怖いセリフかお分かりいただけただろうか。
この1コマを描く為だけに、おっそろしい時間と労力を割いてるんです。
「右上に描かれている松の木ですが、この家を最近建て替えした時に木を残したのに、基礎工事か何かで根を痛めたのか枯れてしまって、今ではパラソルが立っています。」
「このコマの左から先の風景で、ロケハンでは倉庫が建ってるんですが、それがいつ作られたかが分からない。空き家だったので軒下を覗かせて貰ったら基礎がコンクリートだったので、すずさんの時代のものではない訳です。と同時に当時の古い航空写真を拡大して見てみるとですね…」
あっこれ1巻の1コマ目だけで一時間くらい説明かかってまう。アカンやつや…
この1コマの説明だけでもどえらい量の写真と資料と背景の線画が出てくる。ここでまずイベントのペース配分の心配と、何よりこの調子で単行本3巻分の背景やら時代考証やら文化の調査してたら映画作り始めるまでどれだけかかるんだ…という心配でココロが痛くなってきたw
時計じかけの俺んち 「ここまで調べた『この世界の片隅に』~大阪出張版」@ロフトプラスワンウエスト
この記事へのブックマークコメント(http://b.hatena.ne.jp/entry/miyahan.blog14.fc2.com/blog-entry-759.html)に「映画の資金はクラウドファンディングにすれば申し込む人多そう」とあって今読むとドキッとする。この方はもちろん出資したそうです(http://b.hatena.ne.jp/entry/243888820/comment/kowyoshi)
2015年3月9日
- 片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援 | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)(https://www.makuake.com/project/konosekai/
)
- 1300日の記録[片渕須直]第114回 転換点 | WEBアニメスタイル(http://animestyle.jp/2015/03/09/8761/
)
まず最初にある部分だけでも作る。それをお客さんに観てもらう。もっと観たいという声が高まったとき、映画はその先を作れるようになり、やがて完成した映画が、限られた映画館でだけ上映されるようになる。そこで徐々にでも映画に触れる人が増えてくれれば、その先のことは決まっていってくれるだろう。『この世界の片隅に』はそんなふうに作ろうと僕とプロデューサーの丸山さんの間でイメージしていたのだが、そう思っていたら、「ひょっとしたらもっと普通の道をたどっても形にすることは可能なのだろう」という声も聞こえてきた。
普通であってよい、といわれるのは、なかなか逆らいがたいことだ。
けれど、そうした声に身をゆだねていると、「やっぱりこの映画は特別なのかもね」といわれることになってしまい、元へ戻ってゆく。そうしたことが何度か繰り返されるうち、いつしか時間も経ってしまった。
(…)
この春から『この世界の片隅に』の制作班は、これまでの小スタッフで地味に進める体制から、全力体制に切り替えることにした。製作資金が全額確保されるのを待っておられず、先へ進まなければならない。
そうしたこともあって、クラウドファウンディングを行うことにした。
1300日の記録[片渕須直]第114回 転換点 | WEBアニメスタイル
2015年5月4日
- このコマに描かれているのは昭和19年4月17日 -『この世界の片隅に』片渕須直監督と原作者・こうの史代の真剣勝負 | マイナビニュース(http://news.mynavi.jp/articles/2015/05/04/konosekai/
)
- 片渕須直監督のトークイベント(「マチ★アソビvol.14」内)のレポート
- 《劇中で、主人公・すずが、ヨーヨーで遊んでいる子供を横目で見る(だけの)コマがある。片渕監督が調べると、すずのこども時代・昭和8年~9年には空前のヨーヨーブームが起こっていたことがわかる》
- 《すずが「20銭で何を買えるか」を考える場面で、監督は"当時のこのキャラメルは10銭だから、3箱は買えないのでは?"と検証する。すると原作者のこうの氏は、そのキャラメルには箱が正方形の10粒入りのタイプがあり、そちらは5銭だったと返す。原作者に聞けば一瞬で済む疑問点に、作者と同等以上の労力と情熱を傾けるところに片渕監督らしさを感じる。これは監督と原作者の真剣勝負でもあるのだろう。監督は「それを同じ魂で作る」と表現した》
- 《漫画の一コマ、映像の一カットに込められた圧倒的なこだわりと情報量が、作品から世界の空気となって立ち上るように感じられた。監督が映像に込めたものをどれだけ感じ取れるか、見る側の我々も勝負を挑まれているのかもしれない》
2015年5月10日
- たった8日で2000万円を集めたアニメ映画「この世界の片隅に」は一体何がすごいのか? - GIGAZINE(http://gigazine.net/news/20150510-konosekai-machiasobi14/
)
- 上と同じイベントのレポート
- 《片渕監督はこういった調査を原作のこうのさんと顔合わせする前の段階でほとんど済ませており、初めて映画の打ち合わせを行った際には、調査を重ねてもどうしてもどの場所なのか分からなかった部分のみを聞いたそうです。「夜行バスで広島まで0泊の強行日程で出向くなど、地道な調査を行った結果、ようやくただの四角いコマからアニメ用の背景を再現できるようになったんです」と片渕監督は誇らしげに語ります》
片渕監督は原作漫画では出てこない部分までアニメに出したいと考え、広島市にどんな建物があったのか文字で書かれた復元地図のようなものから「外観の分からない建物を再現する」という荒技にも挑戦しています。現在では跡形もなくなってしまった建物たちを復元するため、さまざまな資料を調査してすずが実際に広島市を訪れた年代の風景に落とし込んでいきます。
当時広島市で暮らしていた子どもたちの中には、広島市以外の場所に学童疎開していた人もたくさんおり、そのおかげで原爆を逃れられた人も複数いました。そこで、周囲の風景の中で分からない部分についてはまずは調べられる範囲で描き、わからない細部は考えつく限りいろいろな形を総当たり式に描き……
当時の街の風景を知る人たちにヒアリングしつつその絵を見てもらって、近い形のものを選んでもらうことで当時の風景をできる限り再現して画面化。このような膨大な調査に基づき、「実際に自分が見たことがない風景でもこのレベルにまで再現できたのです」と片渕監督。
たった8日で2000万円を集めたアニメ映画「この世界の片隅に」は一体何がすごいのか? - GIGAZINE
2015年5月20日
- なぜ“クラウドファンディング”を選んだのか? 『この世界の片隅に』片渕須直監督ロングインタビュー【前編】|おたぽる(http://otapol.jp/2015/05/post-2957.html
)
2015年5月24日
- 「アニメだから観ない」という枠をどう突破するか――『この世界の片隅に』片渕須直監督ロングインタビュー【後編】|おたぽる(http://otapol.jp/2015/05/post-2958.html
)
- 上の記事の後編
- 小見出しは「目標額が集まっても、いくらかはカットせざるを得ないかもしれない」
2015年5月29日
- パイロットフィルム製作のためのクラウドファンディング終了。支援者は3,374人、支援額の総計は3,912万1,920円
- 片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援 | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)(https://www.makuake.com/project/konosekai/
)
- 片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援 | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)(https://www.makuake.com/project/konosekai/
2015年6月12日
- こうの史代先生『この世界の片隅に』インタビュー 祝!劇場アニメ化正式決定!! なんと、クラウドファンディングサービスで国内史上最高額3622万円到達!? | このマンガがすごい!WEB(http://konomanga.jp/interview/29799-2
)
2015年8月6日
- 劇場アニメ「この世界の片隅に」特報、戦時下で日常を大切にするすずの姿 - コミックナタリー(http://natalie.mu/comic/news/156212
)
2015年9月2日
- アニメ業界ウォッチング第13回:ファンの熱気に支えられて制作スタート! 「この世界の片隅に」の歩んだ苦難の道のり 片渕須直監督インタビュー - アキバ総研(https://akiba-souken.com/article/24585/
)
- 小見出しは「漫画をアニメーション化する醍醐味」「クラウドファンディングで獲得した『信用』」「『艦これ』ユーザーにも見てほしい作品」
2016年8月23日
- 「この世界の片隅に」予告編公開
10月19日
- 映画「この世界の片隅に」こめられた思い|特集ダイジェスト|NHKニュース おはよう日本(http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2016/10/1019.html
)
10月25日
- 映画「この世界の片隅に」先行上映会へ。原作ファンも文句なしの傑作 - ただのにっき(2016-10-25)(http://sho.tdiary.net/20161025.html#p01
)
11月1日
- 町山智浩 『この世界の片隅に』徹底解説(http://miyearnzzlabo.com/archives/40487
)
- 公開前なのにネタバレ気味。町山「知らない人にとってはなんでもないシーンなんですよ。だからこの映画は何度も見て、勉強して。何度も見ると、どんどんどんどん深くなる映画ですね」
11月4日
- のん主演『この世界の片隅に』の立役者 コトリンゴインタビュー : CINRA.NET(https://www.cinra.net/interview/201611-kotringo
)
- 小見出しは「これまで見てきた戦争を背景にした話は、別世界のように感じたけど、この作品は今の話のように見ることができました。」「監督が、『最後は救われるものであってほしい』ということを何度もおっしゃっていた。」「すずさんの絵をやりたいという思いは、たんぽぽの綿毛に乗って飛んでいく。」「映画が終わったあとも、きっとすずさんにはいろんなことがあって、いろんな道を歩んでいくことになると思う。」「6年かけて作ってきた作品なので、スタッフの情熱がすごいんですよね。報われてほしいなと思います。」
11月7日
- 貯金ゼロ目前、食費は1日100円……苦境極まった片渕須直監督『この世界の片隅に』は、どう完成したか - 『この世界の片隅に』監督が語る - 日刊サイゾー(http://www.cyzo.com/2016/11/post_30196_entry.html
)
- 貯金が4万5千円になった話や「BLACK LAGOON」の話なども
- 「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー(http://jp.ign.com/konosekainokatashumini/8875/interview/
)
- ゲームの演出の話から「エースコンバット4 シャッタードスカイ」のムービーを演出した話がけっこう詳しく語られている
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2001/09/13
- メディア: Video Game
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11月9日
- この世界の片隅に : ヤマザキマリ・Sequere naturam:Mari Yamazaki's Blog(http://moretsu.exblog.jp/23351362/
)
- 「テルマエ・ロマエ」の作者による感想。「苦しみと悲しみを盛り込むだけでいっぱいいっぱいになりがちな戦争というものを、こんなふうに描けるのは日本人だけかもしれない、というのが鑑賞後の一番具体的な感想でした」「ふだん動かす事のない、動かす必然にも迫られない、だけど我々全員の胸の奥底にある、人としてとてもとても大事な機能に大きくはたらきかけてくる」
- 「この世界の片隅に」公開直前!片渕監督SPインタビュー【前編】 | WebNewtype(https://webnewtype.com/report/article/92129/
)
- 小見出しは「この作品なら、全部がきちんとした形でやりとげられると思った」
- 「この世界の片隅に」公開直前!片渕監督SPインタビュー【中編】 | WebNewtype(https://webnewtype.com/report/article/92130/
)
- 小見出しは「僕としては最良のキャスティングだった(と)思います」。5歳の晴美ちゃん役は11歳の稲葉菜月。「晴美さんって5歳なんですよね、じゃあ5歳になります」と言える11歳の声優!
- ネタバレ注意!「この世界の片隅に」片渕監督SPインタビュー【後編】 | WebNewtype(https://webnewtype.com/report/article/92131/
)
- 小見出しは「“この世界”とは、どの世界なのか」
11月11日
- 「この世界の片隅に」は、こうして作られた。「みんなで作る映画」を目指した、片渕須直監督の情熱 | シネマズ by 松竹(https://cinema.ne.jp/recommend/konosekai2016111117/
)
- 公開までのいきさつを時系列でまとめた記事
- いよいよ11月12日公開!『この世界の片隅に』片渕須直監督1万字超えインタビュー!!|おたぽる(http://otapol.jp/2016/11/post-8674_entry.html
)
- 小見出しは「“戦争の時代”というのがわからなくなってきたんです」「調べるほどにすずさんが浮かび上がってくるような感覚に」「ストーリーの柱は周作ではなくすずさんと径子に」「“自然”に聴こえるのんの演技は、努力の賜物だった!?」
- 「『世界』を描かないと『片隅』が見えてこない」、映画「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー - GIGAZINE(http://gigazine.net/news/20161111-sunao-katabuchi-interview/
)
- マンガをアニメにするときのこだわり、考証へのこだわりについてが中心。片渕「原作の中にこういうことがあるのだ、ということを汲み取って、その上でそれを再構成するのが自分の仕事としてであったりとか、仕事の能力の発揮しどころだと思っているので、その『汲み取る』という作業が大事なんじゃないかなと思います」
11月12日
- 「この世界の片隅に」劇場公開
- 映画『この世界の片隅に』批評と考察 失ったものと、得たものとは? ※ネタバレあり - 物語る亀(http://blog.monogatarukame.net/entry/kono_sekaino_katasumini_movie_Criticism
)
- 《すずを苦しめたのも径子であるようだけど、すずを救ったのもまた径子なんだよね》
11月13日
- 映画「この世界の片隅に」をより深く楽しむ6つのポイント - エキレビ!(1/5)(http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20161113/E1479000787050.html
)
- 松江哲明の『この世界の片隅に』評:いま生きている現実と地続きで戦争をイメージできる傑作|Real Sound|リアルサウンド 映画部(http://realsound.jp/movie/2016/11/post-3209.html
)
- 《僕は正直、戦争映画は体験した世代が作ったものを観た方が良いと考えていました。(…)『野火』や『この世界の片隅に』のようなアプローチは戦争を体験していない僕らが、皮膚感覚として「もしかしたら、いま生きている世界が明日なくなってしまうかもしれない」と感じることができるし、それはとても意義深いと思います。(…)綿密な時代考証を重ねることで、体験していない世代でもこういう風に戦争を描くことができるのだと、感銘を受けました》
- 《片渕監督の描くキャラクターって、ちゃんと生きている感じがする》
11月14日
- 『この世界の片隅に』のん 単独インタビュー - シネマトゥデイ(https://www.cinematoday.jp/interview/A0005267
)
- 「Q:すずさんを理解するうえで、もっとも苦労したシーンはどこでしょう?」「本番ギリギリまでいちばん悩んだのが、同級生の水原さんと二人きりになるシーンです」
- 「この世界の片隅に」見た。 - 深淵(http://abyss.hatenablog.jp/entry/2016/11/14/214100
)
- 《多分、戦争の理不尽さみたいなものが、こういう事なんだと思います》
- 【ネタバレ解説・考察】映画「この世界の片隅に」:ユリイカに綴られた片渕監督の込めた「すず」という少女への愛 : ナガの映画の果てまで(http://www.club-typhoon.com/archives/8332896.html
)
- マンガでの白木リンのエピソードをまるまるカットした理由が『ユリイカ』のこうの史代特集号で語られていた。「監督はこの映画版を見て、ぜひとも原作も読んでいただきたいと常々仰っていました。このことから推察すると、あえて映画版を不完全にすることで、原作への入り口の役割を果たしたいと考えていたのかもしれません」
11月14日ごろ
- 対談インタビュー 劇場用映画「この世界の片隅に」×セーラー万年筆タイアップ特別企画(http://www.sailor.co.jp/konosekai/
)
11月15日
11月16日
- 「この世界の片隅に」監督・片渕須直インタビュー 調べるだけではだめだ、体験しないと! - マンバ通信(https://magazine.manba.co.jp/2016/11/16/special-konosekai/
)
- 片渕「戦争中を描いた映画を観に行かないっていうのは、自分にとって関係がない、縁遠いと思うからでしょ? それは違うんだよ、って言いたい。あなたの住んでるところと同じ世界のことなんだよって」「すずさんが炊いている毎晩のご飯は、ずっとやっていくと今晩のご飯になる。ということなんじゃないかなと思いますね」
- 悲しみの中でつかまえていく人生の実り 『この世界の片隅に』片渕須直監督の情熱 | 【es】エンタメステーション(https://entertainmentstation.jp/56242
)
- 片渕「僕がアニメーションの世界に入った頃は、まだ子ども向けの作品が多かった(…)。その頃、大事にしていたことは、やはり子どもに向けて語るのなら、『あなたにはきちんと未来があって、実現されるのですよ』ということ。それが子どもに向けて何かを語る意味だと思っていました。だけど、だんだんアニメーション自体に興味を持つ人が増えてきて、子どもというより若い人から大人が観るものになってきた。でも、そうなったときに自己実現を約束してあげられないんですよ。だって、観客の中には既に挫折した人もいるわけですから」
- 片渕「『この世界の片隅に』では、『浦野すず』という人間が、ある日突然『北條すず』と名乗れ、と言われる。そんな彼女が、浦野すずに戻るんじゃなくて、北條すずとして自分を見出して生きていく話だと原作を読んだときに理解したんですね」
- ゲド戦記、アルプスの少女ハイジの話題なども
11月17日
- 『この世界の片隅に』紹介マンガ - 沼の見える街(http://numagasa.hatenablog.com/entry/2016/11/17/225421
)
- 「この世界の片隅に」の化学 - ZoaZoa日記(http://holozoa.hatenablog.com/entry/2016/11/17/232705
)
- 《実は、「この世界の片隅に」の登場人物の名前のほぼすべては元素名からつけられているのだ》
11月18日
- 「この世界の片隅に」は大変な傑作だ: 松浦晋也のL/D(http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2016/11/post-0d2d.html
)
- 山本弘のSF秘密基地BLOG:『この世界の片隅に』(http://hirorin.otaden.jp/e438398.html
)
- 《「反戦作品は『戦争反対!』と大声で叫ぶべきじゃない」というのが僕の持論である。なぜなら、戦争体験をリアルに描くだけで、十分に「反戦」になるはずだからだ。それ以上のメッセージは蛇足だ》
- 《僕のもうひとつの持論は、「どんなに栄養のある料理でも、不味ければ誰も食べない」というものだ。娯楽性とテーマ性(この場合は「戦争」)は、相反するものではない。それどころか、多くの人に知ってほしいシリアスなテーマが秘められている作品こそ、面白いものでなくてはならないと思う》
11月20日
- 『この世界の片隅に』弾薬雑考その1(高角砲着色弾) - Togetterまとめ(http://togetter.com/li/1050708
)
- 劇中、高角砲の爆煙に色がついていたのはすずさんのイメージではなく実際そうなっていたそうで、着色弾開発の話が中心
- 【ネタバレ】『この世界の片隅に』を観て泣きながらとった感想メモ - tarareba722’s blog(http://tarareba722.hatenablog.com/entry/2016/11/20/200003
)
- 《定期的に差し挟まれる「笑い」の描写は、原作が雑誌連載作品だったからなのかなとも思うし、それが劇場版において構成の緩急と密度を作り出しているのが興味深かったです》
11月21日
- 【レポート】『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ爆発とことんトーク!@新宿ロフトプラスワン(2016/11/20) - 忘れられた庭の静かな片隅(http://los-endos.hatenablog.com/entry/20161121/1479734449
)
- 《片渕:全体像が見えないと「片隅」が描けない。だから正確なディティールの積み上げにこだわった》
- 《こうの:オリジナルの3冊版(上中下巻)の後で出版された2冊版の方は、テレビの実写版ドラマの放映(2011年)に合わせたものだったが、大量に刷りすぎて長く在庫になっていた。重版がかかったということはそれもはけたということでホッとしている》
- 長らく動きがなかった在庫がなくなるというのは自分にも経験があって本当にホッとする。(参考:「増刷一喜一憂、再び」…id:Imamura:20041126:book
)
11月23日
- 片渕須直監督を海外上映に合わせて現地に送り出すためのクラウドファンディングが開始。最終的に3,327人が3,223万8,000円を出資
- 映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)(https://www.makuake.com/project/konosekai2/
)
- 映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)(https://www.makuake.com/project/konosekai2/
11月24日
- 『この世界の片隅に』弾薬雑考その2(機銃掃射の弾薬) - Togetterまとめ(http://togetter.com/li/1052271
)
- 劇中の機銃掃射の描写から、弾薬の威力やどう見えるか、それをいかにきちんと再現しているかの話
11月26日
- 『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50266
)
- 《『この世界の片隅に』は、夢や幻想世界と現実の境界が曖昧になる、“民話”的な物語だと私は見る。幸福なときも不幸なときも、「夢かも知れない」「悪夢のようだ」とつぶやきながら、日本人は、残酷な現実をずっと生きてきたのである》
- 【スクリーン雑記帖】「この世界の片隅に」をめぐる“国旗”論争 政治的意味合いを回避したあるセリフとは(1/4ページ) - 産経ニュース(http://www.sankei.com/premium/news/161126/prm1611260016-n1.htmlhttp://www.sankei.com/premium/news/161126/prm1611260016-n1.html)
--玉音放送を聞いてすずが号泣する前に旗がパッと立つのが気になった
「あれは朝鮮の独立旗で、今の韓国じゃないんですよ」
--あのカットはぜひ入れたかったのでしょうか
「原作にそもそもあったんです」
--追加したセリフについては?
「すずさんは当時食べていたお米の何%が朝鮮米か台湾米かを知っていた。あるいは、お米がなくなった代用食として入ってきた大豆は満州産だった。だから、自分は海の外から来たお米でできていると言った方が、すずさんらしさがより出るかな、と。彼女は朝鮮米を食べていたっていうことなんです」
--映画にはそれまで政治的イデオロギーな描写がなかったので、配慮したのでしょうか
「すずは、本当に朝鮮のお米を食べていたということ。これはリアリティーだと思ったんですよね」
--ただ太極旗が立ったので「あれ?」と思いました
「原作にもあるし、あの旗を削ると、むしろ政治的な意味になると思う。今までご飯を作ることで彼女が存在意義を持っていたんだとしたら、彼女はそのことを認識すべきだということで、このセリフになっているんです」
【スクリーン雑記帖】「この世界の片隅に」をめぐる“国旗”論争 政治的意味合いを回避したあるセリフとは(1/4ページ) - 産経ニュース
11月27日
- 片渕須直監督とこうの史代さんが2人で語った「『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ爆発とことんトーク!大阪編」 - GIGAZINE(http://gigazine.net/news/20161127-konosekai-talk-osaka/
)
- 《「ああっ、とんでもないネタバレが!」というトークイベントというよりは、監督と原作者がともに作品のことを幸せそうに語るイベントという印象でした》
11月28日
- とんかつQ&A「この世界の片隅に」 | ホームページ作成サービス「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」(http://blog.goope.jp/?eid=477
)
- 《『この世界の片隅に』の場合、ネタバレの怖さより、未見の人に色眼鏡をかけさせてしまいそうな怖さがある。(…)おじさんが『この世界の片隅に』についてヘタなこと言って、未見の人が「確認作業」みたいな感じで観るようになってしまったらマジのマジに最悪やない?》
- 《でも『この世界の片隅に』が導く先の感情には名前がついてないんよ。だからか、観たあと胸に残った「感じ」を持てあましてみんな途方に暮れてる気がするわ》
- アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(1)「姉妹は物語る」 - マンバ通信(https://magazine.manba.co.jp/2016/11/28/hosoma-konosekai01/
)
- この細馬宏通による「捉え直す」のシリーズは必読である(※ネタバレあり)。本にもなっている↓
二つの「この世界の片隅に」―マンガ、アニメーションの声と動作―
- 作者: 細馬宏通
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 「捉え直す」を含むリンク集:マンバ通信『この世界の片隅に』関連記事23本まとめ - マンバ通信(https://magazine.manba.co.jp/2017/08/16/konosekai-matome/
)
11月29日
- 【映画評書き起こし】宇多丸、『この世界の片隅に』を語る!(2016.11.26放送)|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~(http://www.tbsradio.jp/95715
)
- 《間違いなく今年を代表する1本であり、おそらく日本映画史に残る大傑作ということになっていくんじゃないでしょうか。万人におすすめいたします。5千億点!》
11月30日
- ネタバレにならない「この世界の片隅に」 : ウラケン(http://ulaken.exblog.jp/26417912/
)
- マンガで紹介↓
- 映画「この世界の片隅に」製作プロセスの秘密 | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準(http://toyokeizai.net/articles/-/147002
)
- 真木太郎プロデューサーへのインタビューを軸にクラウドファンディングの経緯を詳述
12月1日
- 『この世界の片隅に』と、「右手」が持つ魔法の力 - 日々の音色とことば(http://shiba710.hateblo.jp/entry/2016/12/01/144225
)
- 「本当に呉にそっくりなの、あの頃の呉にそっくりなの」 …映画「この世界の片隅に」をめぐって - Togetterまとめ(https://togetter.com/li/1054880
)
- 下↓の2つのツイートがつながる話
12月2日
- フジテレビ「ユアタイム」で片渕須直監督インタビュー放送(聞き手:市川紗椰)
- 片渕「戦争を題材にはしているがテーマにはせず、戦争という時代が背景にあったところで生活している人を描きたい」
- 市川「感情を観る側に任せてくれている、これを考えてほしいとかこういうメッセージだよというのが直接的にないからこそ深く刺さった」
- 駅前を歩く女学生の話も。片渕「一人一人人生があって、そこを生きていた方々ということですよね」
- ナレーション「喪失と混乱の中にあっても日々を生きる人々。その姿から観る人それぞれが何かを見つける作品です」
- 映画「この世界の片隅に」に勝算はあった?:日経ビジネスオンライン(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/120100018/
)
- 真木太郎プロデューサーへのインタビュー記事。「真木:あ、やっぱり日経さんだから、まずお金の話なんですね(笑)」。「僕、集まりが悪かったら個人的に100万円突っ込もうと用意していた」。「結局、勝算はあったのか?」への回答はインタビューの後半に
- イタリアから「この世界の片隅に」(https://twitter.com/i/moments/804693269070290945
)
- イタリアの「il manifesto」に掲載された「この世界の片隅に」レビュー(http://ilmanifesto.it/nel-mondo-di-suzu-lorrore-arriva-in-silenzio/)を翻訳。タイトルは「すずさんの世界に恐怖は静寂とともにやってくる」
- 《一瞬の光で示される最後の『広島の爆弾』まで延々と続く爆撃の中、日に日に悪化する生活でも、シンプルで延々と続く人生、それは決して簡単に涙をながさせるために作られたものではありません》《逆にこの表現により、戦争と死はさらに恐ろしくて衝撃的なものとなります。その死と悲劇のシーンにおける荒々しく急激な光の使い方には息が止まる思いです》
12月4日
- 「この世界の片隅に」女子アナ・戦艦大和… 片渕監督が貫いたリアル - withnews(ウィズニュース)(https://withnews.jp/article/f0161204001qq000000000000000W05l10501qq000014383A
)
- 町山智浩とのトークショー後のやり取り。トークショー本編は12月9日付のhttps://www.facebook.com/konosekai.movie/posts/1264496720279810
に
- 小見出しは「原爆が落ちた後も続く日常」「後知恵を徹底排除、タイムマシン的体験」「『この世界の片隅に』という題名が象徴」「興行の危機、クラウドファンディングが打破」「想定を超える拡散、世代を超えた会話」
- 「呉の6月22日空襲で大勢の勤労動員の女学生が犠牲になった。何とかして映画の中で語ってくれ」と頼まれた片渕監督、「すずさんの視点から離れて、『勤労学生がこんな被害に遭った』という、後世の視点からの描写をするのは本意ではなかった。だから、彼女たちが被害に遭う前の姿をできるだけ印象的に描こうと思ったんです」「劇中で歌いながら行進していた女学生たちは海辺にある海軍工廠の造兵部の防空壕に入り、そこに爆弾が落ちて壕が決壊して溺れ死んじゃうんです」
- 記事の終わりに片渕監督「『絵で描く』アニメーションは、偶然が入り込まないと言われているんです。ところが、歴史的な事実が背景にあると自分たちの意図しないものがどんどん画面に入り込むんです。偶然性を映画の中に取り入れると、ある種のドキュメンタリーになる。それが作品にとって力になっている。私が大学で教えている学生に感想を聞くと、『映画を見てきたという気がしない。当時の人の横に立って家族の一員として時間を過ごしてきた気がします』と言うんです。そう思って頂けるのは、この映画が絵空事で済んでいないからだという気がしています」
- 町山智浩とのトークショー後のやり取り。トークショー本編は12月9日付のhttps://www.facebook.com/konosekai.movie/posts/1264496720279810
- クリスチャン・ラデフさんによる『この世界の片隅に』レビュー全訳|きしるなお|note(https://note.mu/xylnao/n/ne65b68e679b0
)
- 「『この世界の片隅に』が描き出そうとするのは第二次世界大戦のために起きたことではなく、戦争にもかかわらず起きているできごとである」
12月5日
- NHK総合「あさイチ」で「この世界の片隅に」紹介。片渕須直監督インタビューも
- 「この世界の片隅に」|スイキョー日記(イラストレーター・ハラユキ公式ブログ)(https://ameblo.jp/new-kaityo/entry-12225803605.html
)
- 4歳児の感想
12月6日
- NHK総合「ニュースウオッチ9」で「アニメ映画のヒット作続々」というテーマで「この世界の片隅に」も紹介。SNSでの広がりやクラウドファンディングについて。この時点での観客動員数は34万人
- この世界の片隅に:劇場版ヒットで原作マンガも人気 2カ月で40万部上積みミリオン目前 - MANTANWEB(まんたんウェブ)(http://mantan-web.jp/2016/12/06/20161205dog00m200027000c.html
)
- 《11月12日の劇場版アニメの公開直前までに50万部だったが、11月で3回、さらに12月で計4回の重版をかける》
12月8日
- 「この世界の片隅に」は、一次資料の塊だ:日経ビジネスオンライン(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120600064/
)
- 聞き手は松浦晋也さん。小見出しは「ある意味、他人に説明しにくい傑作」「一次資料で戦時生活を再構築する」「『分かるところから攻めていくんですよ』」「『戦争末期になると、普通の服になっていく』」「記憶は上書きされる。だから一次資料が重要」
- 「本来は、アニメは1人で作れるものです」:日経ビジネスオンライン(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120600065/
)
- 上のインタビューの後編。小見出しは「史実を取り入れると、人物が立ってくる」「すずさんは、そこで生きている」「大量生産のための分業を乗り越えて」「日常に割り込む“美しき非日常”」「2つの世界・可能性は、人そのものである」「庵野監督の感想は…」←庵野秀明の感想は必読
- 「報道ステーション」で「この世界の片隅に」が紹介。片渕須直監督へのインタビューのほか、映画を観た国境なき医師団の看護師、白川優子さんや片渕監督が取材した方なども登場
12月9日
- 11/12(土)公開『この世界の片隅に』(原作:こうの史代 監督:片渕須直) - 投稿(https://www.facebook.com/konosekai.movie/posts/1264496720279810
)
- 11月30日にテアトル新宿で行われた片渕監督と町山智浩のトークショー書き起こし。「じゃあ裏で続きを(笑)」の「続き」は12月4日付の「『この世界の片隅に』女子アナ・戦艦大和… 片渕監督が貫いたリアル - withnews(ウィズニュース)」(https://withnews.jp/article/f0161204001qq000000000000000W05l10501qq000014383A
)に
- 11月30日にテアトル新宿で行われた片渕監督と町山智浩のトークショー書き起こし。「じゃあ裏で続きを(笑)」の「続き」は12月4日付の「『この世界の片隅に』女子アナ・戦艦大和… 片渕監督が貫いたリアル - withnews(ウィズニュース)」(https://withnews.jp/article/f0161204001qq000000000000000W05l10501qq000014383A
- 『この世界の片隅に』監督が語る、映画に仕込んだ“パズル”(上) 片渕須直・『この世界の片隅に』監督インタビュー|情熱クロスロード~プロフェッショナルの決断|ダイヤモンド・オンライン(http://diamond.jp/articles/-/110768
)
- 小見出しは「こうの作品の一番の読者としてひとつの読解例を示したかった」「原作の発表後にわかった史実を映画の中に付け加えていく」「原作はまるで知的なパズル 映画も同じでありたかった」
- 『この世界の片隅に』監督が語る、映画に仕込んだ“パズル”(下) 片渕須直・『この世界の片隅に』監督インタビュー|情熱クロスロード~プロフェッショナルの決断|ダイヤモンド・オンライン(http://diamond.jp/articles/-/110798
)
- 上の記事の後編。小見出しは「前例に基づく効率主義を廃し大人の支持を集める方法」「大好きな映画の1カット目は意外に誰も覚えていない」「当時の地図と今の呉の町がもはや二重写しで見える」「『戦争ものは夏』に違和感 冬に始まって冬で終わる物語」
- 『この世界の片隅に』片渕須直監督インタビュー前編「この空間を想像力で埋めてはいけないと思った」 - KAI-YOU.net(http://kai-you.net/article/35961
)
- 片渕監督がスーツ姿で、いつものあのジャケットでないところが注目
- 小見出しは「原作者・こうの史代は『自分によく似た遠い親戚』」「映画では、義姉にとっての“すず”がどう変化していくかを柱にした」「“すず”を託せる女優・のんという存在」
- 『この世界の片隅に』片渕須直監督インタビュー後編「『世界が覆る』体験の意味は再検討しないといけない」 - KAI-YOU.net(http://kai-you.net/article/35962
)
- 後編は12月12日付。小見出しは「『この世界の片隅に』クラウドファンディングで可視化された勢い」「戦争と震災、喪失の意味を再検討するきっかけに」「『この世界の片隅に』海外上映を盛り上げる新プロジェクトにも支援殺到」
12月10日
- フジテレビ「新・週刊フジテレビ批評」で好調な邦画の中の一つとして「この世界の片隅に」が紹介(メインは「シン・ゴジラ」と「君の名は。」)
- 新・フジテレビ批評 - フジテレビ(http://blog.fujitv.co.jp/newhihyo/E20161210005.html
)
- 新・フジテレビ批評 - フジテレビ(http://blog.fujitv.co.jp/newhihyo/E20161210005.html
12月11日
- 『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所(http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20161211/1481467922
)
- ネタバレありで原作とアニメを比較し、戦争を扱う創作物についてじっくりと論考。要旨が最初にまとめられている
『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所
- マンガ『この世界の片隅に』は前半が戦前・戦時の日常の描写、後半が主人公の心象であり「記憶」と「想像力」をめぐる物語である。他方、アニメ「この世界の片隅に」は、戦前・戦時の日常をそのまま再現・保存することにしぼられた作品であり、原作のもつ後半部分は後景に退いている。両者は別々の作品(別個の価値をもつ作品)である。
- 戦争小説・戦争をめぐる創作(マンガ・アニメ・映画・ドラマ・演劇…)は手法と題材を選ぶことで、何かを強調し、何かを切り捨てるので、どんな作品であっても批判は呼び起こされる。多様な書き手が多様に描くことでしかこのジレンマは解決されないのではないか。
12月14日
- 『この世界の片隅に』に出てきた「楠公飯(なんこうめし)」を食べてみた - デイリーポータルZ:@nifty(http://portal.nifty.com/kiji/161214198303_1.htm
)
- 玄米の品質が当時と違うのか、とても食べられないほどのひどい味ではなかった
- 映画「この世界の片隅に 」、観てきた衝撃。|スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ Powered by Ameba(http://ameblo.jp/shikao-blog/entry-12228363796.html
)
- 《終わった後は『あぁ、もう終わってしまった』って思うんだけど、1時間後、2時間後・・・物語のメッセージがどんどん体の中で膨らんでいき、劇場を出て何時間もしてから涙がボロボロこぼれてきてしまいます。そんな映画でした》
12月17日
- 片渕須直監督と僕ら観客とで探す“アニメーション映画の居場所” - アキバ総研(https://akiba-souken.com/article/28609/
)
- 「マイマイ新子と千年の魔法」や「アリーテ姫」の興業への言及も。小見出しは「SNSでよく見られる『言葉にしづらい』の真意」「“主流”から外れたアニメーション映画たち」「アニメ映画は、制作に2~3年もかかってしまう」「作り手は勝負をかけていく。そのとき、受け手は……」
12月18日
- 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」に、大塚康生さんが出演されていたというエピソード - Togetterまとめ(https://togetter.com/li/1060720
)
12月21日
- 真木太郎プロデューサー、制作費の都合で絵コンテから削除されたシーンを含む完全版を「やりますよ」とツイート(https://twitter.com/makitaro1997/status/811387350014132225
)
12月22日
- 日テレ系列「NEWS ZERO」で「この世界の片隅に」が紹介。監督インタビューも
12月24日
- 『戦争中の暮しの記録』の《一冊》を、『この世界の片隅に』の《一本》に置きかえれば | 【es】エンタメステーション(https://entertainmentstation.jp/60122
)
- 「暮しの手帖」編集長による寄稿
- 《さっきまでファミリー映画、コメディ映画のようなタッチだったのに、あんなに劇場みんなで笑っていたのに、物語の進行とともにサスペンス映画、ときにホラー映画の様相さえ見せてくる怖い作品》《人を泣かせること、人を怖がらせる作品、そのしかけの基本は、登場人物たちの幸せを見せ続けること……そんなドラマ作りの定理が見事にここにある》
- 『戦争中の暮しの記録』のリード文:「君がなんとおもおうと、これが戦争なのだ。それを君に知ってもらいたくて、この貧しい一冊を、のこしてゆく。できることなら、君もまた、君の後に生まれる者のために、そのまた後に生まれる者のために、この一冊を、たとえどんなにぼろぼろになっても、のこしておいてほしい。」
- 作者: 暮しの手帖編集部
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 1969/08/15
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12月26日
- 監督が儲からない、日本の映画業界への不安 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)(https://dot.asahi.com/aera/2016122600166.html
)
12月27日
- アニメ映画『この世界の片隅に』興収8億円突破 片渕監督から感謝の直筆メッセージ | ORICON NEWS(http://www.oricon.co.jp/news/2083733/full/
)
- 強調は引用者による(以下同)
- この世界の片隅に:興収8億円、動員60万人突破 勢い止まらず - MANTANWEB(まんたんウェブ)(http://mantan-web.jp/2016/12/27/20161227dog00m200040000c.html
)
- 『この世界の片隅に』より、すずさん(声:のん)の録り下ろしボイス付きスタンプが配信 - 電撃App(http://dengekionline.com/elem/000/001/442/1442146/
)
- ※声が出ます:この世界の片隅に すずさんボイススタンプ - LINE スタンプ | LINE STORE(https://store.line.me/stickershop/product/7735/ja
)
- ※声が出ます:この世界の片隅に すずさんボイススタンプ - LINE スタンプ | LINE STORE(https://store.line.me/stickershop/product/7735/ja
2017年1月3日
- 「この世界の片隅に」を見た小4の感想(https://anond.hatelabo.jp/20170103144034
)
- 「アメリカ許さん‼今度こそ絶対勝つ‼」
1月5日
- タイロンのブログ この世界の片隅に(http://tairon737.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
)
- 《作品の舞台が私の実家の極近所といった設定》《私が親の世代から聞いてきた体験というのは、戦争の恐ろしさとか、恨み節とかではなく、どうやって生き抜く努力をしたとか、楽しみを見出したかという話がほとんどなのです》
- 《「わしは この中におったんじゃ!」何度もそう繰り返し、どんな感動作でも涙を見せたことのない父親が泣いてました》
- 『この世界の片隅に』大ブレークのなぜ(前編) - 日経トレンディネット(http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/122800565/
)
- 真木太郎プロデューサーへのインタビュー。「(クラウドファンディングでは)法律に抵触しなくても、支援者に詐欺だと思われたら、詐欺なんです」「クラウドファンディングで集めた応援団には、ほぼ週1回メールマガジンを送って、『ここまでできた』という経過報告を行ったこともポイントです。(…)支援者はそれを見て、自分もスタッフの一員としてこの映画を一緒に作っているような感覚を味わえたと思います」
- 『この世界の片隅に』大ブレークのなぜ(後編) - 日経トレンディネット(http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/122800567/
)
- 真木「クラウドファンディングでの盛り上がりに真っ先に反応して、問い合わせてきたのが全国各地の映画館でした。(…)日々映画を見る人と直接対峙している。その映画館をやっている人たちが、『この映画は当たるぞ』『この映画をかけたい』と思ったということは“ビンゴ”なんですよ」「パイロットフィルムの出来がとても良かった。映画の内容を凝縮したわずか5分の映像でしたが、見た人の多くが泣いたんですよね」「独立系映画でテレビのスポットCMもなしで、もし20億円の大台に乗ったら、超画期的でしょうね」「片渕監督や新海監督のように、ファンや観客とコミュニケーションを図ることを大切にしていて、それが映画作りの重要な要素と認識しているクリエイターであれば、クラウドファンディングをうまく使いこなせるのではないでしょうか」
1月5日
- この世界の片隅に:興収10億円、動員75万人突破 勢い止まらず - MANTANWEB(まんたんウェブ)(http://mantan-web.jp/2017/01/05/20170105dog00m200026000c.html
)
1月6日
- 映画『この世界の片隅に』片渕須直監督に聞く - 叶精二|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト(http://webronza.asahi.com/culture/articles/2017010500001.html
)
- ネタバレありの一万字インタビュー。後半は有料で月額250円から
- 片渕「驚いたのは、自分たちが予想していたよりも観客の方々の反応のスピードが速かったことです。反応から行動までに半日かからないんですね。『こんなに(お客さんが)入っているのなら、自分たちも観てみよう』と、初日の午前中の反応が午後には現れていました。プロジェクト全体としての見込みでなく、あくまで個人的な意見ですが『3週間から1カ月くらいしないと口コミは広がらない』と思っていたので、びっくりしました」
1月10日
- NHKニュース7とニュースウオッチ9で、「この世界の片隅に」がキネマ旬報ベスト・テンの日本映画1位、片渕須直監督が監督賞に選出されたニュースが放映
1月12日
- NHKラジオ第一「すっぴん!」に片渕須直監督が出演(聞き手:川島明)
- 2017年1月12日 | すっぴん!ブログ:NHK(https://www.nhk.or.jp/suppin-blog/2017/01/12/
)
- 2017年1月12日 | すっぴん!ブログ:NHK(https://www.nhk.or.jp/suppin-blog/2017/01/12/
- “この世界の片隅に”時代を超える平和への祈り - NHK クローズアップ現代+(http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3916/1.html
)
- こうの史代「昔の人は愚かだったから戦争をしてしまった、そしてこんな生活にっていう感じで片づけられる気がするんですけど、本当は、われわれの見たことのある祖父母は、決してバカな人ではありませんでしたよね。彼らが彼らなりに工夫して、幸せに生きようとしたということを、この作品で追いかけて、つかみたいと思ったんです」
- 片渕「たまたま人生の一時期が戦争中だったというだけの、われわれと全く変わらない人たちであるはずなんですね。そこから、そういう時代を見つめ直す新しい感触みたいなものがつかめていくのでは」
1月16日
- 『戦下のレシピ』『昭和経済史』 - 紙屋研究所(http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20170116/1484572674
)
- 《『この世界の片隅に』のアニメをきっかけに、戦時中の日常生活についての文献をいくつか読んだ・読み返した》
- 《せっかく映画や原作マンガを見たなら手を伸ばしてみようよ》
- 作者: 斎藤美奈子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/07/16
- メディア: 文庫
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- 作者: 中村隆英
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- テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞受賞にからみ片渕須直監督へのインタビューが放映
1月18日
- 日テレ系列「スッキリ!」で「この世界の片隅に」が紹介(15分以上)。「動員数100万人突破、興行収入13億円超え」。片渕須直監督や、広島の中島本町にあった理髪店の子供だった方へのインタビューも。加藤浩次「のんちゃんの広島弁がよい」
- フジテレビ系列「とくダネ!」で「この世界の片隅に」が紹介。「観客動員数100万人突破」。笠井信輔「ヒロインのすずさんを演じたのんさんの演技がすばらしい」。小倉智昭は映画をまだ観ておらず、興奮気味のスタジオ出演者に対して「フーン」という感じだった
- 片渕監督「映画製作が終わったら暇になるはずだったが、こんなに忙しくなるとは思わなかった」
1月20日
- コミックス累計100万部突破
1月21日
- 映画「この世界の片隅に」の片隅の、とある駆逐艦の記憶。 - Togetterまとめ(https://togetter.com/li/1072703
)
- 旧日本軍の駆逐艦を網羅的に紹介している方が「椎(しい)」を解説するページ(http://www.jam.bx.sakura.ne.jp/dd/dd_career_shii.html
)に《ある乗組員は「その夜、呉の山腹で焼け残っていた民家に明かりが灯っていたのが印象的であった」と回想しています》と記入。それが映画に反映されたという話
- 「あの日、山に電気が通っていたか確認した」という片渕監督の考証がまたすごい
- このエピソードは松浦晋也さんのインタビュー後編「本来は、アニメは1人で作れるものです」(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120600065/
)で監督自身が語っている
- 旧日本軍の駆逐艦を網羅的に紹介している方が「椎(しい)」を解説するページ(http://www.jam.bx.sakura.ne.jp/dd/dd_career_shii.html
1月23日
- 『この世界の片隅に』圧倒的な強さ、11週連続ベストテン入りで15億円突破 - シネマトゥデイ(http://www.cinematoday.jp/page/N0089131
)
1月27日
- [mixi] 猫柳さん | 「この世界の片隅に」(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958311662&owner_id=140098
)
- ネタバレあり。《他の誰かに対して「絶対見た方がいいですよ」とは言えない。言うのならば「覚悟して見た方がいいですよ」と言うだろう》
- 『この世界の片隅に』のある1シーンにおばあさんがツッコミを入れたことで、一気に映画が現実のものとなった話 - Togetterまとめ(https://togetter.com/li/1074839
)
2月2日
- 「観客130万人を超えて」
2月3日
- 『この世界の片隅に』に瓜田は? - 日刊サイゾー(http://www.cyzo.com/2017/02/post_31367_entry.html
)
- 「新宿の片隅に生きる“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)」によるレビュー。「こういうところがよかった」というインタビューなので軽いネタバレになっている。「いやぁ、よかったです。敬礼もんですよ」に始まって、体調不良の中で観たとは思えない的確な理解。「心の機微の捉え方がめちゃくちゃ上手い。普段はおっとりしてる主人公のすずが、何度か感情的になる場面がありましたよね。(…)あんな風に感情がスパークする瞬間って、どんな一般ピープルにも必ずあるじゃないですか。その切り取り方と表現方法が非常に巧み」「長編のアニメってたいてい、絵は変わらないまんま誰もしゃべらず音楽だけ流れるシーンとかがあって、どうしても退屈しちゃうんだけど、この作品に関しては、飽きることはまったくなかった」「平和な時代に生まれてよかった。鑑賞中、何度もそう思いましたし、あの時代を生きたすべての日本人に改めて敬意を払いたくなりましたね」「これはきっと戦争映画じゃなくて、その時代に広島の呉に嫁いだ、絵を描くことしか取り柄のない、ごくごく普通の女の子の物語なんだと思います」
2月8日
- ぼくの祖母も、すずだったのかもしれない。『この世界の片隅に』を観て。 : ゲムぼく。(http://gameboku.blog.jp/archives/69189538.html
)
- すずさんと同い年のお祖母様が口にする戦争の話は、学校で習う戦争とずいぶん違っていたという話
2月11日
- 「この世界の片隅に」からはじまる読書ガイド5冊: 松浦晋也のL/D(http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2017/02/post-2de2.html
)
- 《もうあの戦争が、「いつかどこかであった、自分とは関係のない、知らない戦争」に戻ることはない。あの戦争は「すずさんが体験した、すずさんがそこに暮らしていた時と場所」として私達のなかに刻まれた》
- 作者: 暮しの手帖編集部
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- 作者: 吉田満,鶴見俊輔
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空白の天気図―核と災害1945・8・6/9・17 (文春文庫)
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2月14日
- 日テレ系列「PON!」で「この世界の片隅に」が紹介(15分弱)。片渕須直監督がスタジオ生出演。ジャケットがいつも同じ話題(あのジャケットは2枚お持ちだそう)を引き取り、ビビる大木から「日本アカデミー賞の授賞式に」と派手なジャケットをプレゼントされた。ビビる大木「のんちゃんの広島弁がよい」
(ちゃんと着ていった)
2月19日
- 「この世界の片隅に」あれ?完成版と違う…客指摘で発覚:朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/articles/ASK2M5STZK2MUBNB00B.html
)
- 《繰り返し鑑賞したというファンが別の映画館との違いを見つけ、ツイッター上で片渕監督に「違うバージョンもあるのはなぜですか」と質問して発覚》…これは逆に貴重な体験なのでは
2月20日
- 『この世界の片隅に』片渕監督、『シン・ゴジラ』樋口監督が特別対談<eAT2017 in KANAZAWA Powered by TOHOKUSHINSHAレポート> | AdverTimes(アドタイ)(https://www.advertimes.com/20170220/article244372/
)
(初めて文字数でお尻が切れた…続きはid:Imamura:20161116:inthiscorneroftheworld2)
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(2017年9月24日記)