Written by Manabu Bannai

【DeNA式】記事量産SEO手法【5つの手順で解説します】

MARKETING SEO

Welq事件は記憶に新しいけど、新たな動きが。

DeNAがデジタルメディア領域での再起の道を検討し始めたようだ。本日、DeNAは小学館と共同でデジタルメディア事業を検討するための基本合意を締結したと発表した。DeNA、小学館と事業創出に向けた基本合意を締結

DeNAと小学館が共同運営するメディアのライター募集も始まっているようです。

サイト:女性向けメディアVenus Tapのリニューアル
報酬:1記事2000円を想定しております。
勤務地:小学館の保有するビル(神保町)
形を変えて復活していたMERYと、無反省のDeNA

DeNAノウハウは健在ですね。
Venustapの動向にも注目したいところです。

そんなこんなでSEO市場を盛り上げているDeNAですが、今回はDeNA式のSEO手法を解説してみようと思います。

記事の信頼性

内部ライターからお話を聞く機会があったのですが、ヒアリングしてみるとだいたいやり方が分かってきたのでまとめてみます。

間違っていたらすいません。
でも、参考になると思います。

スポンサードサーチ


【DeNA式】記事量産SEO手法【5つの手順で解説します】

  • STEP1.ゴール設定(転職サイトのアフィなど)
  • STEP2.キーワードマップ作成(検索ボリューム100以上と1,000以下)
  • STEP3.記事作成マニュアルの準備(タイトル、見出しへのキーワード挿入)
  • STEP4.編集者設置(記事チェック、アフィリンク挿入)
  • STEP5.記事アップロード(外注するなら300円/記事くらい)

これが基本的な流れ。
Welqで問題になったけど、他メディアでもやってる場所は多いはず。SEO業界ではある程度、認知されている手法でもありますね。

STEP1.ゴール設定(転職サイトのアフィなど)

ゴールがないとどこに向かうかわかりません。
まずはコンバージョン導線の整理から始めます。

Welqの場合は、転職アフィが多かった印象です。もはやネタだけど、有名なのが下記。

これでコンバージョンするみたいですね…w
ちなみに転職アフィ(自己分析)は単価高めなので、無料診断でも2,000円を超えるんじゃないかと。

STEP2.キーワードマップ作成(検索ボリューム100以上と1,000以下)

キーワードプランナーでキーワード洗い出します。例えば、[就活]系のキーワードを狙うなら次のとおり。

検索ボリュームを100~1,000以下にする理由は、これくらいのボリュームなら単発記事で上位取れるからです。

ブランドキーワードは検索ボリュームを無視して狙う

ブランドキーワードとは、ブランド名や地名のこと。例えば、[ナイキ]とか、[原宿]など。

レストラン系のメディアなら、[地域名] ✕ [レストラン][地域名] ✕ [カフェ]など。このあたりは、競合率が低かったりするので、ゴリゴリ攻めいているメディアが多い印象。ちなみに、まとめる数を増やすほど上位にいきます(多分)。

※厳密には[原宿]とかはブランドキーワードと言わないかもですが、ここではブランドキーワードという括りで考えたほうが分かりやすいので、そのように表記しています。

STEP3.記事作成マニュアルの準備(タイトル、見出しへのキーワード挿入)

ここからがライターのお仕事。
キーワード整理が終わっているので、あとは各キーワードに対して記事をあてていきます。

基本的なルール設定は次のとおり

  • タイトルは32文字以内
  • タイトル前方にキーワードを入れる
  • 読者が記事を読むメリットを感じるタイトルにする
  • 文字数は2,000文字以上
  • H2見出しにはなるべくキーワードを入れる
  • 可能な限りサジェストワードを網羅する(※注)
  • 見出しの下には画像を入れる

たぶんこれで上がりますが、ちょっとリスクがあります。Googleが2017年3月にフレッドアップデートをしましたが、そこで落ちたサイトがちょくちょくあるため。

僕はもうちょい別の手法使っていまして、詳しくは、SEOで検索上位を獲得する記事の書き方【記事設計からライティング】をご覧ください。

※注:サジェストワードとは掛け合わせキーワードのこと

画像でいうところの、男、ショート、ワックス、ボブ…の部分。就活中のヘアスタイルの悩みがよくわかりますね笑。

STEP4.編集者設置(記事チェック、アフィリンク挿入)

ここは編集者のお仕事。
メインのタスクは次のとおり。

  • キーワードのチェック
  • アフィリンク(CV)の整備

Welqやその他サイトをみると分かるけど、SEOにおいて文章の綺麗さは不要。
大切なのは次の3点です。

  • キーワードが入っているかどうか
  • 読者ニーズに対する回答があるか
  • 情報が網羅されているか

検索ユーザーは小説のような文章は求めていない。求めているのは、答えだけです。

STEP5.記事アップロード(外注するなら300円/記事くらい)

DeNAとかだとシステム組んでいたので不要ですが、WordPressを使うなら外注したほうが早いです。

ライターにアップロードをお願いしてもいいかもですが、ライターに画像挿入も依頼すると執筆速度が下がる。それなら、タスクを切り分けたほうが速度が出せます。

  • 記事執筆:ライターを設置
  • 記事チェック:編集者を設置
  • 記事アップロード:記事アップロード担当者を設置

マクドナルド方式ですね\(^o^)/
この方式だと効率よく量産できます。

✓余談:WordPressの記事アップロードの仕事が増えている
ランサーズをみると分かりますが、最近はWordPressサイトへの記事アップロードの仕事が増えています。たぶんDeNA方式で量産するメディアが増えたのでしょうね。

まとめ:DeNA式の記事量産SEO手法、あなたは試しますか?


Welqは叩かれていたけど、それは医療系のワードでこの手法を使ったからです。でも、他の分野なら別にいいのでは、と思います。

SEOって要するに陣取り合戦なので、例えば就活メディアをやるなら、就活関連のキーワードで何%を獲得できるかの勝負。この勝負に勝つために記事量産するのは正しい戦術だと思います。

これが嫌ならGoogleを使わなければ良い話だけど、結局はみんなGoogleを使う。NAVERまとめ然り、DeNA然りですが、頭いい人多いなぁと思う今日このごろです。

おわり。