SE転職

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102人のSEと面接してわかった「SE転職で失敗する人・しない人」の2つの共通点と成功の鉄則

最終更新日:

いつまでも繰り返される炎上プロジェクトや下請けでキャリアが見えない作業ばかり。

「SE転職を考えてみようかな・・・」

そう考え、SEをどう脱出しようか考えている人は多くいます。
あなたも同じように考えていませんか?

しかしそう考えている大半の人・・・
だいたい100人いたら80人がSE転職に失敗します

悩み

私は7年間SEを勤め、WEBエンジニアに転職しました。
現在では採用も担当し、書類選考・面接対応をしています

100人以上の採用経験から、SE転職で失敗しがちな人のパターンが分かってきました。
逆に言うと成功するパターンも分かります。

あまりにも失敗する人が多いため、この記事にSE転職のすべてをまとめました。
具体期には

  • SE転職で失敗しがちな人の共通点
  • SE転職を成功する方法
  • おすすめの転職先と進め方

をまとめています。

この記事を読むことでSE転職の失敗確率をグンと減らすことができます。
SE転職を考えている人はぜひ一読ください。

合わせて読みたい

もし未経験者でSEに転職したい方は次の記事を参考にしてください。

SE転職で失敗する人は「転職を後回しにする人」「誰にも頼らない人」

結論からお伝えすると、SE転職で失敗する人は次の特徴があります。

  • SE転職を後回しにする人
  • 誰にも頼らない人

たった2つ特徴が知らない間にSE転職を失敗させるのです。

順に紹介していきます。

失敗その1:SE転職を後回しにする人

SE転職を後回しにする人・先延ばしにする人は転職に失敗します。

後回しにする理由は、

  • 転職先をどう選べがよいか分からない
  • 転職活動に時間がかかってしまう
  • 担当プロジェクトがあるから抜けにくい

などがあるでしょう。

私もSEから転職したため気持ちは分かります。

一方で、SE転職を後回しにすればするほど転職に失敗します。
なぜなら、後回しにした分だけ年齢が上がり、企業から求められる期待レベルが高くなるためです。

10年後、20年後に在籍している会社で働くイメージがなければ今すぐ転職すべきです。

失敗その2:誰にも頼らない人

誰にも頼らずにSE転職を進める人は転職に失敗します。

たとえば、すべてをネットで解決しようとする人のことです。

求人サイトで求人の募集要項を見ても決め手がありません。
ブラック企業かどうかも分かりません。

転職はリスクの高い選択となります。

そのような人生に関わる選択を誰にも相談せずに決めるのは独りよがりな人です。

 

以上、SE転職で失敗する人を紹介しました。

まとめ:SE転職で失敗する人の傾向

  • SE転職を後回しにする人
  • 誰にも頼らない人

失敗事例の紹介:転職を考えながら転職活動をしなかったKさん(男性)

Kさんは口ベタですが技術力もあり、面倒見もよくクライアントや後輩から好かれる優秀なSEです。

ただ、「SE→プロジェクトマネージャー→課長→部長・・・」と続くSEのキャリアに興味がなく、28才くらいのときから転職を「なんとなく」考えていました。

しかし「なんとなく」考えているだけのため、自分の将来があまりイメージできないようで転職は検討しているものの、「なりたい自分」が見つからず現在も転職できず7年が経ちました

現在35才ですが、応募しても年齢のためかハイレベルを期待され、なかなか内定がでない状態です。

知らなきゃ損!SE転職成功のメリットとは?

この章ではSE転職をしたときのメリットや成功事例を紹介していきます。

事例も紹介しますので、転職後のイメージをつかましょう。

メリット1:給料アップ

SE転職によって給与アップはメリット面で大きなポイントです。

給与が上がる理由として

  • 転職先で残業代が支給される
  • 労力に見合う給与を支払ってくれる
  • 一段上の役割を任せられるようになった
  • 家族手当、資格手当など福利厚生が手厚くなった

といったことがあります。

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「残業代がすべて出る」なんて夢のようですが企業側にもメリットがあります。

企業の経営陣から見ると残業するだけ収益が悪化するため無理な受注や働かせ方を抑止する動きとなり、結果的に長く働く社員が増え長期的な視点からメリットがあります。

逆に残業代を支払わない会社は怪しいため、妥協なく会社選びをしましょう。

メリット2:定時帰り

「え?SEでも残業なしで定時帰りができるんですか?」 よく聞かれますが、SEでも定時帰りができます。

残業となる原因はいくつかありますが、下記のようになります。

  • 仕様変更が発生し、工数が膨らんだ
  • 工数見積もりが甘く、予想より時間がかかった
  • 短納期プロジェクト
  • 仕様があいまいのまま受注した
  • 設計書やプログラムの品質が悪く手戻りが発生した
  • プロジェクトメンバーが体調不良で欠勤した
  • プロジェクトメンバーの生産性が低い

過去に長時間残業で苦しんだ方は、当てはまる方が多いのではないでしょうか?

これらはSEが悪いのでしょうか? 決してそんなことはありません。

「経営」つまり企業側に問題があります。
定時帰りができている企業をみると、次のように対処しています。

残業の原因 残業がない会社の対処法
仕様変更が発生し、工数が膨らんだ 仕様変更に対し、費用と期間を調整している
工数見積もりが甘く、予想より時間がかかった 工数見積の社内レビューがある
短納期プロジェクト いわゆるハズレ案件には基本的に受注していない
仕様があいまいのまま受注した 受注前のプレ活動で要件を固めている
設計書やプログラムの品質が悪く手戻りが発生した 設計書やプログラムの品質が悪い場合、次の工程に着手しない
プロジェクトメンバーが体調不良で欠勤した メンバーが疲弊するようなプロジェクト運営をしない
プロジェクトメンバーの生産性が低い 採用に妥協しない

つまりSIerの経営陣がどれだけ「残業」に対して課題意識があるかによって残業の有無が変わってきます。

残業が少ない会社の選び方は、会社をよく知る転職エージェントに相談することが一番です。

そのとき大切になるのが、「企業情報をどれだけしっているか?」ですが、おすすめはレバテックキャリアです。

こちらについては後述します。

メリット3:成長により市場価値がアップ!転職先に困らなくなった

転職のメリットとして「キャリアップ」があります。
実はこれが一番大切です。

なぜなら、若手でもできる仕事を30代、40代と続けると、あなたの市場価値が下がり転職ができなくなるためです。

同じ仕事をしていないかを確認するおすすめの方法があります。

次の質問を自分にしてみてください。

  • 新しい工程を任せられましたか?
  • 主担当ばかりでなく、リーダーを任せられていますか?
  • クライアントと業務の話ができますか?
  • 設計書の品質を数値で管理できてますか?

上記で2つ以上のNoがある人は残念ながら市場価値のある人材にはなりにくいです。

なぜなら、大手SIerでは入社2〜3年(25才〜26才)で上記内容はできるからです。

会社の環境によって成長できない人もいれば逆に大きく成長する人もいます。

これは、異業種を検討している人もそうです。

いまの会社にいては経験できないことはたくさんあります。

挑戦する人は成長し、何歳でも活躍できる人になるでしょう。

ここで2つほど転職の成功事例を紹介いたします。

SE転職事例1

ここでは簡単に次の2人の事例を紹介いたします。

  • 社内SEに転職したOさん(男性)
  • 異業種に転職したIさん(男性)

社内SEに転職したOさん(男性)

Oさんは新入社員で入ったとき開発力が高く多くのプロジェクトで活躍していましたが、あるときプロジェクトマネージャーと相性が悪くうつ病で休職しました。

3ヶ月程度で復帰しましたが、以前のような開発力を発揮することができず、復帰以降はPG工程から運用の下流工程を3年ほど担当します。

SIerでしたがめずらしくSaaSサービスを提供していたこともあり、運用のスキルも身につけていきました。

一方で同期や後輩は上流工程を任され、SEとしての価値のギャップが大きく開いていき、Oさんもキャリアについて大きく悩んでいました。

結局Oさんは30才でエレベーターメーカーの社内SEへ転職しました。

転職後は、持ち前の運用スキルはもちろん、SEの経験を活かしたベンダー交渉で活躍できているそうで、「転職してよかった!」と元気いっぱいでした。

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異業種に転職したIさん(男性)

大手SIerで働いていたIさんは、上司や同僚、クライアントから信頼が厚く幹部候補間違いない状態でした。

ただ残業が多く、家族の理解が得られなかったため33才でSEから大学の職員へ転職しました。

大学教授にはクセのある人が多いらしく苦労はしていますが、残業は完全になくなり、給料も上がっており5年たった現在でも転職して良かったと考えています。

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この章では転職のメリットや事例を紹介してきましたが、「私も転職に成功したい!」と思う方が多いのではないでしょうか。

次の章では、転職を確実に成功させるコツを紹介していきます。

SE転職を成功に導く鉄則は「いますぐプロに頼る」

失敗を繰り返さずSE転職を成功させるための結論としては「いますぐプロに頼る」ことです。

失敗の傾向は次のとおりでした。

まとめ:SE転職で失敗する人の傾向

  • SE転職を後回しにする人
  • 誰にも頼らない人

年を取るほど転職の難易度があがります。

また、ネットを検索しても、あなたと同じキャリアやスキルを持った人の事例はありません。
求人も企業の状態に合わせて刻々と変わります。

つまり、「今すぐプロに頼ってSE転職を進める」ことが成功の鉄則です。

ちなみに、プロとは転職エージェントに在籍する「転職コンサルタント」のことです。

転職コンサルタントはあなたがSE転職に成功したら転職先の企業から報酬を受け取ります。

そのためどれだけ相談しても無料です。

転職エージェント・コンサルタントの報酬はどうなっているの?

ちなみに年収の30%位を成果報酬として受け取ることが一般的です。
年収400万円の人が転職したら120万円を受け取ります。

「まだ、転職すると決まってないのに相談していいの?」
と質問をもらいますが、大丈夫です。

実際にとある転職エージェントのQAでは「転職するかどうか決まっていないくともお越し下さい。」と回答されています。

転職するかどうか決まっていなくともお越し下さい

出典:http://www.engineer-factory.com/faq/entry.html#faq1385

つまり遠慮したぶんだけ失敗を招いてしまいます。

お気をつけください。

次では成功のための必勝法をお伝えします。

SEの転職が成功する人のかんたん3STEP必勝法

 

STEP1:SEからの転職先となる5つの選択肢から転職先を選ぶ

転職で悩む人は

  • SEから転職するとき、どんな選択肢があるの?
  • どこがおすすめなの?

と悩んで行動できない人が多いです。

実は意外にもSEからの転職先は選択肢が限られています。

なぜなら、SEから転職する場合は転職先は職種と業種の組み合わせで網羅できるからです。

具体的には次のようになります。

SEの転職先

職種 業種 転職先の選択肢
同職種 同業種 上流工程ができるSIer
同職種 異業種 WEBエンジニア、フリーランス・個人事業主、社内SE
異職種 同業種 SIerの営業、ITコンサルタント
異職種 異業種 転職後のリスクが高いため要注意

異職種×異業種の転職先はお気をつけください。
士業(税理士、弁護士など)やフランチャイズの店舗オーナーなどがありますが、スキルもなく業界未経験の場合は転職後に失敗する確率は高いためです。

より詳細な解説は次の記事で行っています。

SEの転職先
みんなどこに転職したの?SEから転職する人の傾向と5つの選択肢&選び方

炎上プロジェクト、いつも短納期、終わらない残業、下流工程ばかり担当・・・。 もう「SEの業界から脱出したい!」と考えてい ...

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仮でもいいので、転職先の選択肢をひとつ選びましょう。 あとから考え直すことはいくらでもできます。

まず、「いま選ぶ」という行動が大切なのです。
選択肢は次の5つです。

SEから転職する先の選択肢一覧
  • 上流工程ができるSIer
  • WEBエンジニア
  • フリーランス・個人事業主
  • 社内SE
  • SIerの営業、ITコンサルタント
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STEP2:専門性が高い転職アドバイザーに相談する

STEP2で気になる転職先を一つ選んだら、その分野をよく知っている人に相談することが、3つ目のポイントです。

なぜなら、失敗する人の傾向は、相談しない独りよがりな人だからです。

実際に失敗する人は「相談したところで進展するイメージがつかない」と思い込んで、頼らず可能性を閉じています

私のおすすめ、誰でも無料で利用できる転職アドバイザーに相談する方法です。

転職アドバイザーは「転職」という人生を大きく変える悩みに寄り添い、アドバイスをしてきた人です。

あなたと同じ境遇の事例をいくつも見てきています。 WEBで申し込むとアドバイザーから連絡がきますので、誰でもかんたんに相談できます。

独りよがりにならずにプロに頼ることがポイントです。

コラム:SE転職に資格は必要?

よく転職検討者から「資格は必要ですか?」と聞かれます。

私の結論は「SEの転職活動で資格は不要」です。

実際に私は大手企業のエンジニアの採用活動として書類選考、面接対応をしていますが、資格の有無は見ていません。

新卒の就活者であれば、ライバルとの差別化になりますが、転職者であれば即戦力を求めているため実務スキルを重視します。

  • 転職者:資格は不要(資格よりも実務スキル)
  • 新卒の就活者:資格は有利

資格を取得する時間があれば年齢を重ねないうちに早く転職活動をしましょう。

次の章では、私が利用したり紹介したおすすめの転職アドバイザーの紹介します。

厳選!転職に強いアドバイザーがいるおすすめ転職エージェント

転職アドバイザーといっても、IT業界の転職サービスは50個以上あります。

このような状況から「どこを選べばいいの?」と悩む方が多くいます。

実際、住んでいる場所や転職先(社内SE、SIer、フリーランスなど)によって選ぶべき転職サービスは変わります。

ここでは私が厳選して、実際に利用したり同僚におすすめした転職サービスを紹介していきます。

しかし、転職サービスを利用するにあたり注意点があります。
それは、複数の転職サービスを利用したほうが良いということです。

なぜならアドバイザーによってスキルの差があるため、複数の意見を聞くことによって客観的になるからです。

最低2つは利用しましょう。(ちなみにおすすめは3つです)

厳選した転職サービスを次のように表でまとめました。

「働きたい場所」と「転職先」から選べるようになっています。

転職先の選択肢 ランキング サービス名 関東 関西 中部 九州 全国
上流工程ができるSIer 1位 レバテックキャリア - - -
2位 ワークポート
3位 DODAエージェント
WEBエンジニア 1位 レバテックキャリア - - -
2位 ワークポート
3位 アールストーン - - - -
フリーランス・個人事業主 1位 レバテックフリーランス - - -
2位 ギークスジョブ
3位 ポテパンフリーランス - - - -
社内SE 1位 レバテックキャリア - - -
2位 ワークポート
3位 DODAエージェント
SIerの営業、ITコンサルタント 1位 レバテックキャリア - - -
2位 ワークポート
3位 エンジニアファクトリー - - - -

2つ登録できましたでしょうか?

よく「登録したら会社にバレるのでは?」と聞かれますが、原則ありえません。
実際、私も採用側で転職サービスを利用しましたが個人情報は見れませんでした。

また、「まだ転職することを決めてないのに利用していいの?」という方もいますが大丈夫です。

むしろ決まってない人の方が多いです。
会話の内容もアドバイザーからいろいろ質問してくれます。

安心して利用しましょう。

まとめ

この記事では、転職に悩んでいるSEへリスクやメリット、転職を具体的に前に進める方法を紹介していきました。

SE転職の一番大きなリスクは「行動しないリスク」です。

10年、20年と働き続けるイメージはないものの、転職してやりたいことが見つからず時間だけが過ぎていく人が多くいます。

このように行動せず年を重ねると、年を重ねた分だけ市場価値を高める必要があり、転職を難しくします。

転職を成功させる方法はかんたんな3STEPです。

SEの転職が成功する人のかんたん3STEP必勝法
  • STEP1:転職を決意し3人に伝える
  • STEP2:SEからの転職先となる5つの選択肢から転職先を選ぶ
  • STEP3:専門性が高い転職アドバイザーに相談する

逆に上記ができない人は、 「いつまでも行動しない」「問題を先送りにする」「重要な決断を独りよがりに行う」 という事実となり、失敗の確率が大きく高まります。

「正しい行動」を「いま」することが成功のコツです。

ぜひ良い転職をしてください!

以上、SE転職で失敗しない!決心がつかない人のための成功法まとめでした。

IT業界全体で転職を考えているかたは下記の記事もご参考にどうぞ。

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