陸上男子100m 山縣が10秒00で日本歴代2位タイ

陸上男子100m 山縣が10秒00で日本歴代2位タイ
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陸上の山縣亮太選手が24日、大阪市で行われた実業団の大会で男子100メートルに出場し、決勝で日本歴代2位に並ぶ10秒00を出して大会連覇を果たしました。
25歳の山縣選手は、男子100メートルの自己ベストの比較で日本歴代4位の10秒03の記録を持っていて今月9日に日本選手初の9秒台となる9秒98を出した桐生祥秀選手とともに短距離の中心選手の1人です。

24日は、大阪市で行われた全日本実業団選手権で桐生選手が9秒台を出してから初めて男子100メートルに出場し、予選は、向かい風0.2メートルのなか10.18、準決勝では向かい風0.4メートルのなか10.20を出し、いずれも1着でフィニッシュし決勝に進みました。

そして決勝では、持ち味のスタートダッシュを決め、後半も力強い走りでフィニッシュし、追い風0.2メートルの条件のもと自己ベストを0秒03更新し、伊東浩司さんの歴代2位の記録に並ぶ10秒00でフィニッシュし、大会連覇を果たしました。

山縣選手は、競技場の電光掲示板に10秒00の公式記録が表示されると今大会で初めて笑顔を見せるとともに、ガッツポーズで喜びを表していました。

山縣「ここからが勝負だ」

山縣亮太選手は「自己ベストを更新できて素直にうれしい。準決勝ではスタートがよくなかったが、中盤からの加速についてはいい感触があったので、決勝ではスタートさえうまくいけば結果はついてくると思っていた」と振り返りました。

そのうえで、桐生祥秀選手に日本選手初の9秒台を先に出されたことに改めて触れて、「悔しいが、ここから切磋琢磨(せっさたくま)してみんなで記録を伸ばしていけたらいいと思う。自己ベストを更新できたことに満足することなく、気持ちを引き締めたい。ここからが長い道のりで、ここからが勝負だと思っている」と笑顔で話していました。

桐生「抜かれたり抜いたりが始まる」

今月、日本選手初の9秒台を出したライバルの桐生祥秀選手は、みずからのツイッターで「こっからバンバン抜かれたり抜いたりが始まるんやろうな」とつぶやきました。

さらに世界選手権の代表で10秒07の自己記録を持つ多田修平選手は「生で見てしまった。すごい!!国体頑張らねば」とツイッターで反応し、来月7日に予定されている愛媛県での国民体育大会でのレースに意欲を示しました。

仲田トレーナー「悔しさ半分、うれしさ半分」

山縣選手に体の強化などでアドバイスをしてきたトレーナーの仲田健さんは、「桐生選手の記録を超えられなかった悔しさが半分、自己ベストを更新してくれたうれしさが半分という気持ちです。春先に足を痛めてから、2週間の調整で日本選手権に出場し世界選手権の代表には選ばれなかったが一から鍛え直すつもりでここまでしっかりやってきた。調子は上向きだったと思う」と話しました。

そのうえで、今大会での山縣選手について、「これまで見たことないくらいの張り詰めた雰囲気を漂わせていて、いろんな思いがあったのだろうと思う。自分の意識と体の感覚がようやく合うようになり、今回の結果が出た。まだまだ通過点なので、東京オリンピックで彼がメダルを取れるよう、一緒にがんばっていきたい」と話していました。

陸上男子100m 山縣が10秒00で日本歴代2位タイ

陸上の山縣亮太選手が24日、大阪市で行われた実業団の大会で男子100メートルに出場し、決勝で日本歴代2位に並ぶ10秒00を出して大会連覇を果たしました。

25歳の山縣選手は、男子100メートルの自己ベストの比較で日本歴代4位の10秒03の記録を持っていて今月9日に日本選手初の9秒台となる9秒98を出した桐生祥秀選手とともに短距離の中心選手の1人です。

24日は、大阪市で行われた全日本実業団選手権で桐生選手が9秒台を出してから初めて男子100メートルに出場し、予選は、向かい風0.2メートルのなか10.18、準決勝では向かい風0.4メートルのなか10.20を出し、いずれも1着でフィニッシュし決勝に進みました。

そして決勝では、持ち味のスタートダッシュを決め、後半も力強い走りでフィニッシュし、追い風0.2メートルの条件のもと自己ベストを0秒03更新し、伊東浩司さんの歴代2位の記録に並ぶ10秒00でフィニッシュし、大会連覇を果たしました。

山縣選手は、競技場の電光掲示板に10秒00の公式記録が表示されると今大会で初めて笑顔を見せるとともに、ガッツポーズで喜びを表していました。

山縣「ここからが勝負だ」

山縣亮太選手は「自己ベストを更新できて素直にうれしい。準決勝ではスタートがよくなかったが、中盤からの加速についてはいい感触があったので、決勝ではスタートさえうまくいけば結果はついてくると思っていた」と振り返りました。

そのうえで、桐生祥秀選手に日本選手初の9秒台を先に出されたことに改めて触れて、「悔しいが、ここから切磋琢磨(せっさたくま)してみんなで記録を伸ばしていけたらいいと思う。自己ベストを更新できたことに満足することなく、気持ちを引き締めたい。ここからが長い道のりで、ここからが勝負だと思っている」と笑顔で話していました。

桐生「抜かれたり抜いたりが始まる」

今月、日本選手初の9秒台を出したライバルの桐生祥秀選手は、みずからのツイッターで「こっからバンバン抜かれたり抜いたりが始まるんやろうな」とつぶやきました。

さらに世界選手権の代表で10秒07の自己記録を持つ多田修平選手は「生で見てしまった。すごい!!国体頑張らねば」とツイッターで反応し、来月7日に予定されている愛媛県での国民体育大会でのレースに意欲を示しました。

仲田トレーナー「悔しさ半分、うれしさ半分」

山縣選手に体の強化などでアドバイスをしてきたトレーナーの仲田健さんは、「桐生選手の記録を超えられなかった悔しさが半分、自己ベストを更新してくれたうれしさが半分という気持ちです。春先に足を痛めてから、2週間の調整で日本選手権に出場し世界選手権の代表には選ばれなかったが一から鍛え直すつもりでここまでしっかりやってきた。調子は上向きだったと思う」と話しました。

そのうえで、今大会での山縣選手について、「これまで見たことないくらいの張り詰めた雰囲気を漂わせていて、いろんな思いがあったのだろうと思う。自分の意識と体の感覚がようやく合うようになり、今回の結果が出た。まだまだ通過点なので、東京オリンピックで彼がメダルを取れるよう、一緒にがんばっていきたい」と話していました。