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イランの新型ミサイル実験、トランプ米大統領が非難 核合意に不安高まる

2017年9月24日 17:27 発信地:ワシントンD.C./米国

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イランの新型ミサイル実験、トランプ米大統領が非難 核合意に不安高まる
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イランの新型中距離ミサイル「ホッラムシャフル」の発射実験。国営イラン放送の映像より(撮影場所非公開、2017年9月23日撮影)。(c)AFP/IRIB TV

【9月24日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は23日、イランが新型の中距離ミサイルの発射実験を行ったことを厳しく非難した。イランが欧米など主要6か国と結んだ核合意の先行きに不安が高まっている。

 イラン国営テレビは、22日の軍事パレードで初めて披露された「ホッラムシャフル(Khoramshahr)」ミサイルが発射される様子や、ミサイルの先端部分に取り付けられたカメラがとらえたとみられる飛行中の映像を放映した。ホッラムシャフルは射程2000キロで、多弾頭型とされる。

 トランプ大統領は自身のツイッター(Twitter)に「イランはイスラエルまで到達できる弾道ミサイルを試射した。イランはまた、北朝鮮と協力している。(核)合意はあまり順守されていない!」と投稿した。

 ここ1週間、米ニューヨーク(New York)の国連総会(UN General Assembly)では非難の応酬が続いてきた。トランプ大統領は演説で中東情勢を不安定にしているとしてイランを批判するとともに、「暴力、殺りく、混沌(こんとん)を主な輸出品としているならず者国家だ」などと発言した。

 イランの国防軍需当局者は、「脅しのことばを語る者がいる限り、国防能力の増強は続く。イランは様々な種類のミサイルの製造に関して、いかなる国の許可も求めない」との声明を発表した。(c)AFP/Olivia Hampton with Eric Randolph in Tehran

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