アナ・デ・アルマスが好きだから見ましたけど何か。
ドン
『スクランブル』
スタッフ
監督 アントニオ・ネグレ
製作 ピエール・モレル
クリストファー・タフィン
マイケル・ブラント
デレク・ハース
製作総指揮 モーガン・エメリー
ジーン=チャールズ・レビ
ルネー・タブ
脚本 マイケル・ブラント
デレク・ハース
撮影 ローラン・バレ
キャスト
スコット・イーストウッド / アンドリュー・フォスター
フレディ・ソープ / ギャレット・フォスター
アナ・デ・アルマス / ステファニー
ガイア・ワイス / デビン
あらすじ
誰も思いつかない手口を使い、いかに美しく、そして完璧に車を盗むかをモットーにする高級クラシックカー専門の強盗団・フォスター兄弟。彼らの今回のターゲットはオークション会場から搬出された世界に2台しかない37年型ブガッティ。しかし、その作戦は失敗に終わり、落札したマフィアのモリエールによって、兄弟は囚われの身となってしまう。命が助かる条件として提示されたのが、モリエールと敵対するマフィアが所有する62年型フェラーリを1週間以内に盗むことだった。フォスター兄弟は一流ハッカー、天才スリ、爆弾オタクたちを従え、「走る芸術品」と称される3800万ドルの62年型フェラーリ250GTO強奪ミッションに挑む。
(以上、映画.comより)
予告
<前置き>
まずさ~
今作って『96時間』『ワイルドスピード』の制作陣最新作って謳い文句でやってるんだけど、ポスターからしてどことなく『ワイルドスピード』ですよね(笑)
地面にタイトルがピタァ~ってある感じって言えばいいかな?
まっこんな話はどうでもいいんだ。
そんなことよりも、今作には僕が一番好きというか応援しまくってる女優さんが出てる方が大事だぁ!!!!マジでありがとう!!もう出演させてるだけで好評価!傑作!!!
・・・すいません、落ち着きます。
詳しくは後述しますが「アナ・デ・アルマス」という しーまん 一押しの女優さんが出てるんです。
それでめっちゃこの映画を楽しみにしてました。
ってことでね、99%アナ・デ・アルマス目当てでTOHOシネマズ新宿で見てきましたので、いつも通り初めて行きたいと思います。
それでは行きましょう。
しーまんの映画から学ぶ人生!!!!!!!!
まずは
キャスト紹介
スコット・イーストウッド / アンドリュー・フォスター
プレイボーイ、映画の早撮りマンとして有名な監督クリント・イーストウッドの息子ことスコット・イーストウッド。
今作では異母兄弟っていう設定ですが、彼自身が異母兄弟を持ってるんですよね。
狙っての設定なのか知りませんが(笑)
ところで、父親が7人の子供を持つぐらいプレイボーイですから息子にも遺伝してるのか気になるんですが、スコット君にも女性の噂は多いですね。。。
ただ、彼の元カノが交通事故(エアバックの破裂)で亡くなってしまったんですよ。
それ以来、恋する事に臆病になったらしいです。
フレディ・ソープ / ギャレット・フォスター
すいません。勉強不足なのか、この方を初めて知りました。
どこ探してもフィルモグラフィーが見つからないので、今作がデビュー作なんでしょう。
今後の活躍に期待って感じなんですけど、自称高確率の売れる俳優レーダー、
通称"しーまんレーダー"にヒットしてないので、恐らく売れないと思います。
だってイケメンなんだけど記憶に残らない顔してんだもん、、、
アナ・デ・アルマス / ステファニー
キタァァァアア
可愛いマジで(笑)
2015年に「世界で最も美しい顔100人」で9位にランクインしてる女優さんです。
(ちなみに2位にはガル・ガドット姉さんがランクインしています)
そして、この方は通称"しーまんレーダー"にビンビンにヒットした方です。
『ノック・ノック』という映画で彼女を初めて見たんですが、美人過ぎて「あ、この子売れる、、、」って確信しましたからね。
そして『ノック・ノック』で共演したキアヌ・リーブスをイチコロにしたのか、キアヌが制作に関わってる『エクスポーズ』という映画にも彼女は出演しています。
あとは『Xミッション』で主演をやっていたエドガー・ラミレスと共演した『ハンズ・オブ・ストーン』にもヒロインとして出演してます。
そして何と言ってもこれから公開の『ブレードランナー』にもキャスティングされてますからね〜 しーまんレーダーは本当に高確率かも、、、(後出し感満載ですよねw)
とにかく、名前ぐらいは覚えておいた方が良い女優さんってのは間違いないです。
あ、そうそう
『ノック・ノック』見た事な〜いっていう男性の皆さま。
先に言っときますけど、アルマスちゃんの全裸を拝める唯一の作品ですよ(笑)
ガイア・ワイス / デビン
第35回ゴールデンラズベリー賞で『ザ・ヘラクレス』という作品で最低女優賞にノミネートされた女優さん。
この方に関して紹介する事があんまり無いんですが、そもそも紹介する気にならないのが今作『スクランブル』の問題点(笑)
まあ、その事についても後述します。
タイトル『スクランブル』の意味
「スクランブル」というタイトルは邦題で、原題は『Over Drive』です。
という事で、何で "スクランブル" にしたの?と思ったのでスクランブルの意味を簡単に紹介しとこうと思います。
scrabble(スクランブル)
【名詞】
ひっかき回すこと
取り合い、争奪
ふーん。
取り合いね〜なるほどね〜
引っかき回すことか〜なるほどね〜
ネタバレ感想
邦題スクランブルの意味が良〜く分かりした。
良くも悪くも入り乱れて、引っかき回し過ぎ。
むしろ悪い方に機能しちゃってる気が、、、
え〜っとですね〜
何から話して良いかさっぱり分かりませんw
っていうのもですね〜
僕はこの映画に対して、"何も考えずに楽しめる作品"っていうのを期待して観に行ったんですけど(本当はアルマスちゃん見たさ…)いざ見始めると作り手がアホのくせに主要人物を頭良く描こうとしてる感があって、物語中に何が起きてんのか「はい?」ってなる箇所が多々あったから、理解するために逆に頭使ったんですよね…
だから、あのシーンがどうのこうので〜って感じで説明する事自体が難しいんすよw
なんていうか、いろんな勢力とかドンデン返しを入り乱させ過ぎて破綻してるっていうかなんていうか・・・
あ〜元からバカなのに、もっとバカになりそう!!!
つーか、他に描き方あんじゃないの!?みたいな違和感がずっと止まらなくてマジで集中出来なかったんですよ(笑)
ま、いいや。
とりあえず良かった所からまとめていきますね。
良かったポイント
序盤はテンポ良かったのでは?
いきなり景色がガツーンと画面に映る感じがワイスピっぽいんですが、それは今は良いとして、物語の掴みとしてオークションが終わってから早々とミッションが始まります。
「お〜テンポ良いじゃん〜こういうの久々〜」と思ってたら、ターゲットの車が来て兄アンドリュー(スコット)が橋の上からダイブするんすよね。
そんでトラックに着地したと思ったらイキナリ落ちそうになって、弟のギャレット(フレディー)が車で救出するんすよ。
え、、、全然スマートじゃあないんだけど…
ってまず思いましたね(笑)
そんでさ、いいですか皆さん。
落ちそうになったアンドリュー君は、弟の車の上に乗ってから再度トラックに飛び移るんすよ。
・・・うん。
橋の上から飛び降りた必要ないよねぇ
最初から車に乗った状態で始めりゃ良かったじゃんよ〜。
なんで掴みとなる序盤のアクションからスマートさを演出してこね〜んだよ〜
序盤のミッションで観客にツッコませたらダメだろ〜
正直、序盤で後先不安になっちゃたよ〜
ってな感じでですね〜、開始早々で製作陣のアホさを感じてしまったんですよねー。
確かにミッションにおいて、失敗とか危険ってのはおもしろさを生むから、それで危なっかしさを入れたんだと思うんだけど、こういったケイパームービーの序盤アクションは登場人物のプロフェッショナルさを観客に教えるのが大事なので、ちょっと他に描き方があったんじゃ無いかな〜と思います。
とにかく序盤で主人公はどれだけ頭が良くて、どれだけ盗みの技術が凄いのか全然提示出来てないんすよね…
それこそワイスピなんかバカ映画ってよく言われてるけどちゃんとしてますよ。
あれ!?全然褒めてないwww
兄弟の高級車を見た時のリアクション
『ワイルドスピード:アイスブレイク』にも似た感じのシーンがありましたけど、フォスター兄弟がモリエールの高級車コレクションを見た時に、凄い少年みたいにキラキラしながら車名をペラペラと述べていくんですよね〜
あれ良いですよね〜。
何か1つでも揺るがない好きな物がある人なら分かるんじゃないでしょうか。あのキラキラした感じ。
僕の場合、映画の話になると俳優の名前・作品タイトルとか早口気味でフルネームで言ってしまうし、やっぱ目を輝かせて話してる気がします。
フォスター兄弟の高級車コレクションを見た時のリアクションは「俺たち車を愛してるぜ」ってのがカナリ伝わってきたので良かったです。
あ〜いう好きな物に直面してキラキラしてる男子を見て「男ってバカね〜。でも、そういう所が好き」なーんて言う女性がいたら結婚したいです。
超絶どうでもいいですねこの話。
悪かったポイント
ケイパームービーは計画が大事なんだけどな・・・
詳しく言うと強奪系映画を面白くするには
"目的を邪魔する障害"と "目的を達成する為の計画"を観客にちゃんと見せるってのが大事だと思います。
簡単にまとめると・・・
〇〇を盗みたい(目的)
↓
でもセキュリティーが厳しい(障害)
↓
じゃあどうするか(計画)
↓
実行(計画通り行っても楽しいし、失敗しそうになったらまた新たな障害が生まれるからそれはそれで楽しい)
こんな感じかな?
なんですけど今作の場合、計画とか、盗み出す事にどれくらい障害があるのかを特に見せず、実はこうでした〜みたいなのが結構出てくるんすよね。しかも途中途中で。
単純にドンデン返しがたくさんあるから計画を見せれないんだと思いますけど、それじゃあ楽しくね〜んだよな〜
目的を邪魔する障害を乗り越える過程に人間は面白さを感じるのに、
どっからが計画の始まりなのかよく分からない、「実はこうでした〜」って言う後出しの計画をポンポン出されたって「あっそうなんだ」としかならないんすよね〜
「実は〇〇でした」という"結果"に少し面白さがあるだけで、目的を邪魔する障害の提示がちゃんとされて無いから、結果に至るまでの過程に面白さなんてものはないです。
だって、クレンプの所持てるフェラーリがあるガレージなんてセキュリティー、ザルですからねw
暗証番号4桁程度だし、最終的に女一人でとってこれるレベルだし。
モリエールのガレージもそうですよ。何がどう難しいんですか、あそこから車盗むの。
あんなのワイスピチームにやらせたら目つぶっても出来んじゃあねーの?(笑)
あっ
さっきから「実は〇〇でした」とか「ドンデン返し」ってワードを連発させてますが、別にドンデン返しを入れるなという訳じゃあないんですよね。。。
今作に関しては入れ過ぎってだけですwww
だって言ってしまえば今作って、ストーリー全部が計画通りでした〜って事か、最初に車盗んでモリエールに捕まった後からは、全部計画通りでした〜といった感じですよね。(オークション会場にインターポールがいるので多分前者)
という事は、
その間で起こった出来事ほとんどがドンデン返しの要素になるし、伏線も増えるし、疑問も増えるって事じゃないですか。伝わってるかな〜(笑)
例えば、追って来てたインターポールは実は・・・とか、あの時焦った表情してたけど想定の範囲だったの?とか、これは誰がどこまで知ってるの?あなたはこの計画知ってるの?とか色々です!(笑)
とにかく、全部計画通りでした〜みたいな事しちゃうとドンデン返しになる要素が多くなるから、その分、交通整理するのが大変になるんだよね。
そして今作はその交通整理が上手く行ってないと思います(笑)
その証拠と言えるか分からないけど、無駄に登場人物がいるし、疑問点が多い。
あと、ドンデン返しをしたところでアンドリュー君が全然策士に見え無いとか。
そこらへんドンデン返しにつながる様々な要素の交通整理が上手くいってないからダメなんだと思うんですよね。
交通整理としてドンデン返しを計画してる描写とかあっても良いと思うんだけどな〜。
まあ、一応「カモは自分がカモだと気づかないものだ」っていう伏線的なセリフを最初の段階から言って計画の内ですオーラ出してるんだけどね…
ただ、それでドンデン返しして「俺って策士〜フゥア♪」みたいなドヤ顔されてもあんま上手くね〜っていうか何ていうか(笑)
どうせなら一番最初の橋の上で、弟に対して
「さ〜てビックな計画の始まりだ。おまえ全部計画叩き込んだか?」
とまで言ってしまって良かったと思いますけどね。(説明的過ぎる?w)
「計画叩き込んだか?」ってセリフは実は物語全部の計画の事だったなんて誰も気付かないだろうし。
入り乱れ過ぎて分からん
上の話にも少し通じつつ、もうちょっと取捨選択しなさいよって話なんですけど、結局全部が計画通りってなると色んな事がドンデン返しの要素になってしまうって上述したじゃないですか。
だから、ただでさえ交通整理が大変だってのに今作はモリエールの組織・モリエールと敵対する組織・インターポールっていう3つの勢力があるんですよ。
あとスパイもいるから4つの勢力か?
まあ、それがあーなってこーなって、実は〇〇で〜〜みたいな話になるから もう入り乱れすぎ。
しかもツッコミどころまで入り乱れてきますからねw
正直さ、インターポールとか無くせると思うんですよね(笑)
インターポールがオークション会場にいたという事で、事の発端から結末まで計画でしたって事が分かるから必要っちゃ必要だけど、モリエールがオークション勝つってだいたい分かる事だから別にいなくなって大丈夫でしょ(笑)
あいつらを用意しちゃうから真相明かした時に「え、じゃああの時は、、、え〜っと」って感じで映画見てる時のノイズになる事が増えるし。
あとさ、僕の大好きアルマスちゃん演じるステファニーがマフィアに追われて捕まってしまいますよね?
何で突然追われたのかと思ったら「車盗まずに逃亡するつもりだったろ」だってさ。
みなさん思ったと思うんですけど「え?そんな事言ってました?」って思いませんでした?(笑)
ステファニーは序盤でパソコンをいじってる描写があるから、アンドリューがいとこ(スパイ)にフェラーリ見たから警戒された!っていうビビった振りをして、ステファニーを捕まえさせて、彼女が屋敷のサイレンを狂わすってのがアンドリューの計画だったのかもしんないけど、何度も言ってるけど物語全体を計画の内みたいにするとその分、伏線も疑問も増えるからワケわかん無いすよね(笑)
そもそも製作陣がワケわかってなさそうです(笑)
この手の映画は人は死ななくてよろしい
ケイパームービーで尚且つ、どんでん返しがある映画に絶対必要なのは悪役の出し抜かれた時の "やられたぁ" という表情です。
今作は全然ない
あるっちゃあるんだけど、全然「ザマァwwwww」ってならないから物足りない。
そしてこの映画は出し抜かれた表情を見せずに、なんと悪役を殺してしまうんですよね。
すげ〜ホームラン並みに吹っ飛んでくから一瞬スッキリするように感じるんだけど、ステファニーちゃんは豪快に衝突して豪快に吹っ飛ぶモリエールを見て悲鳴を上げてから若干引いた表情をするんですよね。
その表情されるとスゲ〜スッキリし無いんですけど(笑)
敵を倒したのにやり過ぎた事によってドン引きする『ドライヴ』のキャリーマリガンを思い出しましたね
しかも、結局モリエールと敵対してる奴のフェラーリも盗むってのが計画の内だったわけですけど、だったらあいつの「やられたぁ・・・」って表情も見せろよ!って話ですよ。
むしろ船上で「樽詰めはやりすぎだったか?ニコ」みたいな絡みをアンドリュー君としちゃってるから ちょっと良い奴に見えてしまっているのも問題っていうか、なんというか・・・(笑)
「これでモリエールの車も俺のものだウッヘッヘッッヘ」
みたいなセリフ言わしてた方がよっぽどスッキリしますよ(笑)
いや〜こんぐらいにしておこうと思います。
すげー酷評みたいになってしまいましたが、結論言うと面白かったといえば面白かったですよ。
ただそれって、実は〇〇でした〜っていう結果に騙されてるだけで結果に至るまでの過程はそんなに楽しめて無いのかな?とか色々思い返すとダメな所がホイホイ出てくるな〜といった感じです。
あー、、、
仕事が忙しくていつもより雑っていうか何書いてるのか自分でもよく分かってない感じです。すいません。
ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
FiN