骨折り損のくたびれもうけ

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  • はじめは、骨折り損のくたびれもうけみたいだったが、運がよかったんだな。 ガードナー/中田耕治訳『幸運の脚』より引用
  • それじゃ、残念ながら、これまでの仕事は、骨折り損のくたびれもうけか。 トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』より引用
  • なかなか反応を示さない、まるで木石のようなのは、骨折り損のくたびれもうけにすぎぬと。 駒田信二『好色の戒め 「肉蒲団」の話』より引用
  • いくら夫婦が声をらしてみても、骨折り損のくたびれもうけ ルブラン/野内良三訳『ルパンの告白』より引用
  • 「つまり、その、風味がございますんですな」そういって、彼は納得いかぬふうに首を振ったが、その様子はまるで、そんなことは骨折り損のくたびれもうけだといわんばかりであった。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • ドクターはそれで納得したわけではなかった、しかし、ジェームズ卿はそれ以上何も話したくないようすだったし、この有名な王室弁護士からさらになにかを聞き出すことは単なる骨折り損のくたびれもうけだということをよく心得ていたのである。 クリスティ/一ノ瀬直二訳『秘密組織』より引用
  • だが、骨折り損のくたびれもうけ、だれも聞いてはくれやしない。 ドーデ/辻昶・庄司和子訳『タルタラン・ド・タラスコンの大冒険』より引用
  • 彼は本を並べた戸棚とだなや棚をじろりと見たが、鴫の場合と同じようなけげんそうな表情を浮べ、人を食ったように、にやりと笑って、これこそ骨折り損のくたびれもうけ以外のなにものでもないといわんばかりに、納得のいかぬ様子で首を振った。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • 令さまを捜し回って、叱咤しったして、薔薇の館に連れてきたことが、ただの骨折り損のくたびれもうけ 今野緒雪『マリア様がみてる 02 黄薔薇革命』より引用
  • するもしないも、俺は宝なんざなかったとすでに聞いて知っているわけで、そうなると骨折り損のくたびれもうけという常套句じょうとうくがこれ以上当てはまる|状 じょうきょうもなく、これでどうやってワクワクせよと言うのかこっちが聞きたい。 谷川流『涼宮ハルヒの陰謀』より引用
  • 「花より団子」や「骨折り損のくたびれもうけ」などの意は、子供の時からわかっていたが、「へをひってしりつぼめ」となると、二人とも自信がない。 三浦綾子『孤独のとなり』より引用
  • 結局骨折り損のくたびれもうけってわけか? ナポレオン・ソロ・シリーズ『05 人類抹殺計画』より引用
  • が、それは、骨折り損のくたびれもうけ、というやつだ。 ヴェルヌ/鈴木力衛訳『月世界旅行』より引用
  • 骨折り損のくたびれもうけのようだった。 ムーア『暗黒界の妖精―ノースウェスト・スミス』より引用
  • 今日主義の演説使い、くたびれ休めの詩人にもなれば、風向き次第の音楽家、気まぐれの色男にもなりつくして、なにからなにまで、目にもみ、手にもかけたが、結局、骨折り損のくたびれもうけか。 ボーマルシェ/辰野隆訳『フィガロの結婚』より引用
  • 骨折り損のくたびれもうけ、というものです。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • 「権兵衛こんにゃく船頭が利」というおちがわかりにくいが、これは、大正時代ごろまでもちいられた「権兵衛ごんにゃくしんどがり」ということわざの地口で、このことわざは、骨折り損のくたびれもうけの意味だった。 興津要『古典落語(続)』より引用
  • 骨折り損のくたびれもうけだとうそぶいた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 24 春の高瀬舟』より引用
  • 骨折り損のくたびれもうけヽヽヽヽヽヽヽである。 清水俊二『映画字幕の作り方教えます』より引用
  • だが骨折り損のくたびれもうけ ドーデ/辻昶・庄司和子訳『タルタラン・ド・タラスコンの大冒険』より引用

参考ビデオ
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