ここから本文です

「骨折り損のくたびれ儲け」 という日本語があります。しかし、この言葉、なんか...

dai_mixedさん

2010/11/2201:18:09

「骨折り損のくたびれ儲け」
という日本語があります。しかし、この言葉、なんかおかしいと思うのは私だけでしょうか?
「骨折り損」はわかります。骨を折れば損ですから。
しかし、「くたびれ儲け」とはなんですか?「くたびれたけど、それでも儲けたぜ!」という意味ならわからなくもないのですが、これはあくまで「くたびれたことだけを儲けた」、「くたびれしか得られなかった」といった意味だそうで。

「くたびれ儲け」がおかしな日本語だと思うのは私だけ?

閲覧数:
3,656
回答数:
3
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

kirdemureさん

2010/11/2211:04:10

「くたびれ儲け」に間違っている点はありません。
「儲け」というのを、字義どおりの「利益」としか
解釈できなければ「おかしい」と感じてしまうかもしれなせんが、
ここでは「得たもの」という意味です。

「骨折り」のほうは「損」と表わされているのに、
なぜ「くたびれ」は「損」ではなく「得(たもの)」と
表現されているのか・・・ というと、
「骨折り」は自分の力を費やしたという「マイナス」=損、ですが、
「くたびれ」は、骨折りの結果として「プラス」されたもの=「儲け」
・・・ただし、その内容は「くたびれ」という負債のようなものですが、
自分から出て行ったものではなく、得たものだからです。
重要なことは、通常「骨折り」の見返りとしては
もらって嬉しい内容が「儲け」(つまり、通常の「利益」にあたるもの)
として期待できるのに、その期待に反して、得たのは
利益どころか「くたびれ」という、とんだ「儲け」であった、
・・・という気持ちを、この句は表している、という点です。
この落差については、「骨折り損のくたびれ【損】」と言ったのでは
表現することができません。
「せっかく骨を折ったのに、とんだ見返りが来たもんだ」
ということを「儲け」という語の意外な用法によって
短く、巧みに表しているのです。

質問した人からのコメント

2010/11/28 19:38:16

ありがとうございます。

ベストアンサー以外の回答

1〜2件/2件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

ecsetiamさん

2010/11/2202:11:43

骨を折るまでしたのに「くたびれ(苦労)」なんかを儲けてしまったということ。
区切りは、骨折り/損/の/くたびれ/儲け。

「くたびれ」の場合は動詞や形容詞ではなく「疲労」を表す名詞であり、「儲け」の動詞に繋がっています。
だから「くたびれ"て"儲けた」訳ではないんです。
「くたびれる」「くたびれた」などであれば形容動詞であり、現代での疲れたことを意味します。
ですから「くたびれ」は本来動作を表す言葉ではないのです。
今ではこれだけで使われないのであまり馴染みがないかもしれませんね。

2010/11/2201:28:38

「いやー、参った参った、儲けたものといえば、疲れだけだ」
「なんじゃそりゃ!?」
というような、自己嘲笑のニュアンスの言葉だと理解すればいかがでしょう。

あわせて知りたい

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問や知恵ノートは選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。