NNNドキュメント「サーメル ~子連れ写真家とシリア難民~」
2017年9月24日(日) 25時25分~25時55分 の放送内容
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最終更新日:2017年9月23日(土) 11時30分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
写真家・小松由佳さんの夫はシリアの遊牧民。内戦が始まり、夫の家族は戦乱で散り散りになった。兄のサーメルは“反体制”の容疑で逮捕されて以来、消息不明のままだ。今年5月、由佳さんは夫の家族が逃れているヨルダンに撮影に行くことにした。家族の希望を込めて、兄と同じ名前の“サーメル”と名付けた息子も一緒だ。撮りたいのは「悲惨なだけじゃない、前を向いて生きる難民たちの姿」。4週間のヨルダン子連れ旅に同行した。
【内容】
2006年8月、小松由佳さんは24歳で世界一難度の高い山といわれるK2に挑んだ。この年のK2死亡率は26%、両親に遺書を残しての挑戦だった。死線をさまよいながら、登頂に成功。日本女性としては初の快挙だった。
将来を嘱望された女性登山家は、いま写真家に転身。ピッケルをカメラに持ち替えて、“今をたくましく生きようとする難民たち”にレンズを向ける。由佳さんの撮影に同行するなかで見えてくる、日本人の知らない難民たちの姿とは。
偉業達成後、由佳さんは、「自分が惹かれるのは山ではなく、それぞれの風土のなかに生きる人間だ」と気づき、人の暮らしの原点をもとめ世界を旅して歩いた。08年、シリア砂漠で、ラクダとともに暮らす半遊牧民のアブドュルラティーフ一家と出会ったことが人生を変えた。笑いを絶やさず家族を大切にする彼らに魅せられ、16人の子どもの末っ子、ラドワンとは後に結婚することになる。
パルミラにあるラドワンの実家は爆撃で破壊され、家族は散り散りに。由佳さんはそれ以降、周辺国ヨルダンやトルコで難民の姿を取材してきた。
2013年には、ヨルダンに逃れたラドワンと結婚。東京で二人で暮らし始めた。去年4月には、赤ちゃんが生まれた。初めての授かった息子に、由佳さん夫婦は行方不明となった兄と同じ「サーメル」と名づけた。「サーメル」とは「暗闇の中の光」という意味を持つ。この名前には、家族への希望が込められているのだ。
4月末、息子が1才になるのを待って、彼女はヨルダンに旅立つことにした。夫の兄弟の家に寝泊りし、息子サメールをおんぶしながら難民たちにカメラを向ける。
内戦の被害者のほとんどは、兵士ではなく、普通に暮らしていた市民たちだ。由佳さんは、内戦に巻き込まれ負傷した人々が共同生活しているアパートを訪ねた。
そこで暮らしているのは、車椅子に乗る10代〜20代の若い男性ら4名。皆、シリア政府軍の攻撃に遭い、治療のためヨルダンに緊急搬送されてきた。
彼らと仲良くなろうと由佳さんは一生懸命に話かけるが、これまで出会ってきた難民たちとは圧倒的に異なり、雰囲気は重苦しい。彼らが抱える心の闇を感じた由佳さんは、この日、あえてカメラを出さなかった。彼らから信頼を得られるまで、その後、由佳さんはこのアパートに何度も足を運ぶことにした。
難民の妻であり、シリアの血をひく息子を背中におぶった、小松由佳にしか撮れない難民の姿とは。今回の旅で写し撮った、およそ3000枚の写真たちは、我々に何を訴えかけるのか。
写真家・小松由佳。シリア人の夫とのハーフの1歳の赤ちゃんを連れたった2人でシリア難民を撮影にヨルダンへ。オムツを替えながら悪戦苦闘。そこで目にした難民たちの姿は
出演者
- ナレーター
- 松本光生
番組内容
写真家・小松由佳。夫はシリアの遊牧民で今は日本に逃げてきた難民だ。由佳さんは夫との間にできた息子で1歳になるサーメルくんを連れて、今年5月、たった2人でヨルダンに撮影に行くことにした。隣国に避難する夫の家族に再会したい、そしてシリア難民たちの真の姿を撮りたい。それは「悲惨なだけじゃない、前を向いて生きる難民たちの姿」。4週間のヨルダン子連れ旅に同行した。サーメル…その意味は「希望の光」
制作
日本テレビ
その他
- 属性情報?
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部サイト)
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