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【KOC利用上のネットエチケット】

【戦闘RP】 業武殿 蛍火水域の間 【地下第二】 
8168:ギルヴィッド 2008/10/11 01:10:30 

城の北西に建てられた物々しい塔…

門には、魔王ジャネスと聖神コリーアの像が向かい合っている。

此処は戦う事で己の力量を試そうという者達の集う場所である。

その地下第一階層が、此処『蛍火水域の間』

円形の台座以外は、浅いながら流れある水に満たされた階層。

魔法の光が点滅しており、薄暗い上、障害物が多く飛行には向かない。

知略を駆使すれば、機動力の差は問題とならなくなるであろう。
 8169: はじめにおよみください:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:11:03 
バトルフィールド(通称:BF)とは、戦闘をする各々を描写する事で遊ぶスレッドです。

この遊び方には、幾つかのルールがあります。

1、相手の能動的行動を描写してはならない。
つまり、相手の行う行動を決め付けて書いてはいけないという事です。

たとえば

ダメな例:XはYの腕を切った
よい例 :XはYの腕をめがけて切りつけた

相手の選択肢を奪ってはいけないという事です。わかりましたでしょうか。
 8170: 続き:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:11:17 
2、無敵キャラプレイの禁止

参加者は、誰しも勝敗する可能性がある物とします。ですから、自分のキャラは、絶対誰にも負けないんだという人は、このゲームをプレイする事はできません。ですが、たとえ無敵じみた設定であっても、このルール下で敗北条件を満たし得るようにすればよいわけです。

敗北条件に関しては、以下のようになります。

1、ダウン(気絶、それに順ずる行動不能)
2、ギブアップ
3、タイムオーバーでの判定(戦闘前にジャッジを決めます。これに関しては、BF登録スレッドにて説明します)
 8171: 続き2:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:11:35 
3、相手を殺してはならない。死亡してはならない

殺してはならないは、ルール1と重複しますが、自分からの死亡宣言もできません。このスレッドは、あくまで戦闘をすることで各々を高めるために参加した事になっているからです。

4、闘技場の全壊、ジャッジへの干渉

このバトルフィールド業武殿は、強力な結界により保護されています。また、時の魔法がかけられており、戦闘後に舞台を降りると戦闘前の状態に戻ります。つまりは、幾ら負傷をしても『なかったこと』になります。ですので、安心して暴れて結構ですが、会場の全破壊や、ジャッジへの攻撃干渉などを試みるのはルール違反となり、反則負けとなります
 8172: 特別ルール:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:11:49 
参加者が戦闘中にリアルタイムで長期間経過してもレスポンスがない場合、ジャッジ或いは私が、その参加者の敗北を描写して自動敗北とします。

例:XはYとの戦闘への意欲を失ったと見なし、Yの勝利とする

リアル事情もあるでしょうが、あらかじめわかっている場合は、自分からギブアップするなりで処理をしてください。

具体的には、一週間レスがなければ、そのように処理させて頂こうと思います
 8173: 補足:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:12:04 
ルール1についてですが、相手の選択肢を奪ってはいけませんが、一々相手の行動選択にまかせては、勝負がつきません。

行動継続中の相手に「避けられる」などの描写は、此れに含まれません。決定的な負傷に繋がる行動、行動終了時のアクションに適用されると思ってください。

例:
『1ターン目 行動開始』
XはYとの距離を詰めた

『1ターン目 継続中』
Xは武器を振り回すもYには当たらない

『1ターン目 行動終了』
Xは力を溜めてYの胸を突こうと腕を突き出した

このようにならば、相手の行動を描写してもよいという事です
 8175: 最後に:G ギルヴィッド 2008/10/11 01:12:19 
戦闘RPは、高度な『おやくそく』によるゲームです。どちらが勝つかなど、打ち合わせても結構ですし、流れに任せるのもよいでしょう。

『いかに格好よく負けるか』

これが醍醐味だと肝に銘じてください。また、相手を尊重してプレイできる勝者こそが、後々まで褒め称えられるBFプレイヤーとなるでしょう。

自分らしく、また相手らしさを意識して存分に戦闘を楽しんでください。

では、ルールは以上となります。

【BF登録】業武殿参加登録所 【受付】

此方にて、エントリー登録をして、認証を受けた方より戦闘を開始してください
 8233: 蛍火水域の間・ジャッジコメント:Zephyr Zephyr 2008/10/12 00:41:13 
 音もなく飛び交う蛍火でほのかに照らし出された地下。
 水の流れる微かな音だけが耳を打つ。

 台座の中央に降り立ち、俺はぐるりと周りを見回す。色眼鏡のせいで、暗い視界がなお暗い。
 軽く手を振って呼び出した手の中の宝石達に、和音で呼びかける。
『大地より生まれ、闇を見通す猫の目よ。我が目、我が耳となりて知り得ぬ世界の光を見透かせ』
 リリン、と微かな音と共に、手から猫目石の球が数個、ふわりと浮き上がって蛍火に紛れる。

「さて……良い子は眠る時間だが、戦う人々はどうかな?」
 別の術で足音を消し、対戦者の到着を待つ。
 8243: 戦闘前、挨拶:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/12 04:45:26 
蛍火が、
占い師の影を流水に刻む

対戦者達を待つ彼はじっと動かないのに、
水面を揺らす波によって
影は主の支配を離れ、気ままに揺らいでいる

ゆらゆら
ゆらゆら
・・・
・・・

水面の影は、
舞台中央に向けて歩き始めた
…そう見えた

足音はない
水の音だけがただ幽かに木霊する
…占い師は、いまだ一歩も動いてはいない

影は・・・
水の銀幕の向こう
舞台の中央でくるりと振り向くと、
おどけたような仕草で被っていた外套を脱ぎ棄てた

茜色のローブと大きめな帽子

そして、気づけば当然のように
水に囲まれた舞台の上にも、その影と同じモノが
立っているのだった



 8244: 戦闘前、挨拶2:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/12 05:17:23 
茜色のローブを纏った仔猫は、
ジャッジに一礼すると舞台の端で相手を待つのだった

「…い、一ラウンドで負けないのが目標です」

彼女は幻影の使い手
その幻影には以下のような決まり事があった
・幻影は五感に訴えるが、物理的なダメージは一切与えない
・上記と被るが、幻影により物理的な効果を得ることはできない
 …小石ひとつ動かせない
・観客に影響を与えることはできないが
 観客も対戦相手と同じ幻影を共有する

一ラウンド持つのが目標というのは伊達ではない
なししろ…
・武器として持っているのは腰の剣のみ
 だが壊れているので打ち合ったりすると破壊される
・物理的なダメージ呪文の類は知らない
 8245: 戦闘前挨拶:かりん 風燐 2008/10/12 05:55:53 
深夜の闇と静寂に包まれた地下フロア
その静寂を打ち破るように
いきなり水に飛び込む

バシャンッ

水が弾ける音
さらに濡れるのも気にせずバシャバシャと歩く
刀を重そうに引きずりながら周りを眺める

闇に点々と浮かぶ蛍火が星のように淡く闇を照らしている
薄暗いとはいえ、夜目もそこそこ効くので問題はない
流れる水は地下ということもあり刺すように冷たい
今更ながら飛び込んだのは失敗かにゃ、、と思いながらも
周囲をさらに観察する

中央の舞台の回りには
変わった像があり
中には倒壊しているものも

ばちゃん

回りばかり見ていると
足元にあった瓦礫に気づかず転んでしまう(
 8246: 続、戦闘前挨拶:かりん 風燐 2008/10/12 06:00:33 
「うにゅ、、、つ、冷たい、、」

始まる前に派手に濡れた・・・
この光景が見られてると思うと恥ずかしさもこみ上げてくる

「ん、気をつけにゃくちゃ、、」

とりあえず、ぶるぶると濡れた体を振り水を飛ばし
全然ヘイキデスヨ?という感じに歩き始める

そうこうしながら
ようやく中央の舞台に着く

「んしょ、、くしゅん」
軽くクシャミをしながら台座を登る
舞台には既に猫さが立っておりこちらを見ている
さらにジャッジのぜふぁーさもこちらを見ている

二人の視線に
「あ、うん、大丈夫だよ、、?」
思わず取繕う(
「んと、猫さ、よろしくにゃ♪」
と、笑顔で気を逸らそう(


「ん、にゃら、はじめよっかっ」
 8275: ジャッジコメント・開始前:Zephyr Zephyr 2008/10/12 22:52:44 
 蛍火の中、ゆらゆらと躍る影。影は主の支配を離れ、光の織り成すくびきを離れて舞台に上がる。ゆらりとおどけて外套を脱ぎ捨てれば、そこにあるのは対戦者の姿。
 幻術、か。俺の術の分野の一つでもあるが、見事なものだと思う。
 俺に一礼したのは、茜色のローブの仔猫さんだ。普段はあまり目立たないが、肝心な時に肝心な場所にいる不思議な人。
「…い、一ラウンドで負けないのが目標です」
……内心ずっこけつつ、あぁ、この人らしい言葉だなぁと妙に納得した。
 8276: ジャッジコメント・開始前2:Zephyr Zephyr 2008/10/12 22:53:15 
 闇と静寂の中、水が大きく撥ねる音がする。重い金属を引きずる音を響かせ、
 ばちゃん
……あ、転んだ。
「んしょ、、くしゅん」
 水色の髪と狐の耳が、淡い光の中で揺れる。おいおい、大丈夫か?
「あ、うん、大丈夫だよ……? んと、猫さ、よろしくにゃ♪」
 めっちゃ笑顔。風燐さんや……今、気まずいのごまかしたろ。
 ともあれ、舞台の上に役者は揃った。
「ん、にゃら、はじめよっかっ」
 風燐さんが明るく言う。
 8278: ジャッジコメント・開始宣言:Zephyr Zephyr 2008/10/12 22:55:20 
 しまった、コメント考えてなかった(ぁ
「これより業武殿地下第二階層、蛍火水域の間第一試合を行う」
 故に、極めて無難な前口上を口にする。
「両者、力を尽くして悔いのない戦いを。戦いは」
 手の中から、黒い宝石……オニキスでできた平たいコインを取り出す。
「このコインが回転をやめた時に開始とする。では、健闘を!」
 指でコインを弾くように回し、そのまま床の中央へ投げつつ、一歩下がる。
 くるくるとそれが回るにつれ、そこから染み出した闇が俺を覆い隠し、姿を、気配を霧散させて行く。

 やがて、俺の姿は完全に闇に溶け込み……同時に、倒れたメダルが床でちりんと音を立てた。
 さぁ、始めよう。
 8295: 【1R 行動開始】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/13 03:09:45 
クシャミをしている風燐さん
その足元に、振り飛ばされた水沫が、
蛍火を受けて宝石のようにきらめいていた

彼女の体に似合わぬ重量の刀も、
鈍く不吉な光をみせる

そして、
Zephyrさんの投じたコインが闇を生み、
さらには戦いの始まりを告げる

(ああ、あの消え方いいなぁ、どこかで使おう)
一瞬そんな事を考えたが、すぐに意識を対戦相手に戻す

(とりあえず…
一撃でもまともに当てられたらすぐに土下座して謝ろう…)
そう心に固く誓うと、仔猫は幻を紡ぎ始めた
 8296: 【1R 継続中】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/13 03:10:27 
この場のすべてを照らす燐光

それまでただただ漂い、揺らめくだけであった蛍火が、
意志をもったかのように一つ、またひとつと集い
光のかたちを作り上げてゆく

逆に、
舞台上にあった茜色のローブの姿は
陽光に溶ける残雪のように形としての境界を失い、
幾千もの蛍火となって一面に舞い、散じる。

やがて
蛍火が集った光のかたちは、
灼熱の鉄が冷えるときのように
ゆっくりとその光をうしない、茜色の姿をあらわした
 8297: 【1R 行動終了】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/13 03:11:16 
…舞台上、それまで立っていた姿の右に一人、だいぶ左に一人。
腰の剣を抜こうとしてうまく抜けない模様。

舞台を囲む石像に腰かけている者がひとり、いやふたり。
それぞれ手を振っている。

妖狐の娘のすぐ脇に一人。ぺこりと挨拶なんぞをしている

石像をいだく水面にひとり…あ、転んだ。

それらすべての茜色の影は、
まったく同じように口を開き、同じ台詞を吐いた

「さてさてー、まずは小手調べ どうします?」
 8322: 【1R 行動開始】:かりん 風燐 2008/10/13 17:33:27 
黒いコインが中央で回る
時折蛍火の光を反射しながら回る
その回転が続くたびにほんの少し闇が濃くなった気がする
まるでコインが光を吸収し、闇を排出するかのような
そんな不思議な光景につい見とれてしまう

ちりん

その小さな音にはっとなり、身構える
目前には既に行動を開始しだした猫さ
ぜふぁさは既に姿を消していたが今は気にしない

今から行動を開始して、猫さの術を阻止するのは無理。
そう判断して身構えたまま、様子をうかがう
 8323: 【1R 継続中】:かりん 風燐 2008/10/13 17:39:57 
舞い踊る燐光に
一度は姿を隠し
再び姿を見せたときには既に複数

自身を複数に見せるありきたりな幻影
ありきたり、けれど厄介

獣の鼻である自分の鼻でも匂いによる差もなく
獣の耳である自分の耳でもそれが発する音は本物
耳にも鼻にも自信はある
となると、相手の術が上手

そんなことを探っていると
「さてさてー、まずは小手調べ どうします?」
と、それぞれが同じ言葉を発する

「うにゅ、猫さがいっぱい、、」
(どうしよ、、、)
 8324: 【1R 行動終了】:かりん 風燐 2008/10/13 17:42:12 
ほんの少しの間、頭を悩ます
が、当然どれが本物かもわからない
(……にゃら、とりあえず、手当たりしだいでっ)

とりあえず、自分の近くにいるお辞儀をしていた猫さに決める

「うん、よし、いくよっ!」

目標を決めると目標に向かって駆け出す

「うんしょっと」
間の抜けた掛け声と共に
駆け出した勢いを使い刀を鞘のまま振るう

鞘のままとはいえ
十分にダメージは与えることはできるはず
鞘を外して下手な手加減をするよりは数倍ましなはずだ

目標が本物ならば、それなりに痛いはず
偽者の幻影ならば、何らかの反応があるはず
まずはそれを見極めるための行為。
 8371: ジャッジコメント:Zephyr Zephyr 2008/10/14 00:48:17 
 集う燐光、輪郭を失う姿、そして蛍火の中から現れる姿、姿、姿。
 みんな同じ茜色、だが動作はてんでんばらばらだ。見事な幻術。しかも高度。
 小手調べ、という割には少々ハードだなぁ。

 蛍火に浮かぶ水色の輪郭は、駆け出した勢いに乗せ鞘のまま刀を振るう。一番近い相手から順に叩くという基本的な、だが効果のある方法。鉄の棒で殴られるようなものだ、鞘が当たったら相当痛そうだ。

 だが、片っ端から叩くというのは、ハズレを引けば相手に時間を与えてしまうという事。その時間で何を考えるかによって、術師の命運は大きく左右される。
「さぁて、どうなるか……」
 影と闇に溶け込んだまま、ひっそりと呟く。
 8382: 【2R 行動開始】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/14 01:39:54 
風燐さんが動いた

もうちょっと悩んでくれると素敵だったのだが、
流石そこは勘がいい。

「うんしょっと」

気の抜けるような掛け声とは裏腹に
重く空気が呻くような振動が音となって伝わってくる

殴られた幻影がぐにゃりと歪み、
はじけるように、もとの蛍火に戻って四散する

(…これ…当たったら腕とかちょっと飛んで行きそうですよぉ)

あの小さな体のどこにそんなパワーがあるのか
背筋になんだか冷たいものが走るが、
同時に当たったのが幻で少々ほっと胸をなでおろす
…そんなほっとした瞬間

風燐さんと、

像の上に腰かけてほっとしているいる私の

目が

あった
 8384: 【2R 継続中】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/14 01:40:56 
(…ま、ままままずいよまずいですよこれ)

幻影はそれなりでも本体が阿呆でした
とりあえず目をそらして口笛吹いてみたりしたけど余計怪しい

この辺は戦い慣れていれば誤魔化せるんだろうけれど
悲しいかな、仔猫には個人戦の経験はあまりなかった

(気づいたですかねぇ…と、とにかく考えさせないうちにっ)

本来は暫く待ちに徹して手の内を見せてもらう予定だったのだが
予定変更
こちらから仕掛けるッ

残った幻影すべてが動く

舞台の上の二つの影は剣を抜き、
刀を振り抜いた態勢の風燐さんに左右から斬りかかる

水中の影は足もとの瓦礫を拾い、投げつける

そして
像の上の二人は何事か呪文の詠唱を開始する
 8387: 【2R 行動終了】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/14 01:47:52 
『禁獣の封陣』

幻術の一種ではあるが、五感への関与ではなく
一種の暗示効果を発揮する魔法陣を一定範囲に展開し
「獣」に属する相手の身体能力を低下させる呪術
…詠唱に長時間(数ラウンド)かかるのが難点で
素早い獣相手にどう使うんだとかいわれる不遇の術

でも当たれば大きい、完成すればラッキー!
時間さえ稼げればいいので…

斬りかかる茜色の影がわずかに右にステップする
が、元居た所にもそのまま影が残る

像の上の影はいつの間にか増えて鈴なりに

水のなかからも一つまたひとつと茜色の影が立ち上がって…
同じ囁きを同時に口にする

「本物はどれ?幻はどれ?
今あなたの喉元に迫る剣は、夢か、現か」
 8392: 【2R 行動開始】:かりん 風燐 2008/10/14 02:49:53 
振るった刀はあっさりと
大した手ごたえもなく打ち砕く
その手ごたえのなさに思わずバランスを崩し
必要以上に体の向きを変えてしまう

そうなった結果、ふと一人の猫さと目が合う

(あ、目逸らした、、、口笛とか吹いてるし、、怪しい、)

と、思った瞬間周りにいる猫さが一斉に襲い掛かってくる
さらに、今、目があった猫さが再び詠唱を始めている

「にゃにゃっ」

襲い来る猫さを避ける
先ほどの目を合わせた猫さが怪しいと思いつつも
この中に本物がいないとは言い切れない

それになによも、反射的に避けてしまう!(

(痛いのはやだもん!)
 8393: 【2R 行動中】:かりん 風燐 2008/10/14 02:55:35 
転がるように避けながら、ざっと大きく跳び距離をとる
それで少し余裕ができ、少し周りを確認する
そうして確認しようとしたとき

斬りかかる猫さが
水中の猫さが
像上の猫さが
それぞれが増える。

「本物はどれ?幻はどれ?
今あなたの喉元に迫る剣は、夢か、現か」

さらに再びそれぞれが同時にそんなことを言い出す

「……んー、、、さすがにめんどうだ、よ、、?」

そう答えながら、攻撃を回避しつつ舞台の中央に移動する
ほんの少しだけど今はわかっている事がある
先ほどの『ハズレ』の感触から
幻影自体は酷く脆い
 8394: 【2R 行動終了】:かりん 風燐 2008/10/14 03:03:29 
舞台の中央から確認する
障害物はあるものの
像の上の以外は、全員が攻撃をしようとこちらの射線上にいる
その様子に、思わずにんまりと微笑む

攻撃が際限なく続く状況では、大した術は使えない
けれど
幻影を消すくらいならっ
本物を軽く吹き飛ばすくらいならっ

刀を足元に転がし、両手を左右に広がし
意識をそちらに集中する
開いた手のひらを中心に小さな風を生む

「吹き飛んじゃえっ」

そう叫びつつ、両手を広げたままくるりと一回転する

手のひらで生じた風が爆発的に暴風となる
詠唱もなく、術ともいえない
ちょっとした魔力の暴走

それは暴風となり
周囲全てを飲み込むように広がってゆく
 8422: ジャッジコメント:Zephyr Zephyr 2008/10/14 23:09:17 
 そこ、口笛吹いてごまかすんぢゃありませんっ!
 内心頭を抱えかけた次の瞬間、わらっと幻の数が増える。なるほど、こう来たか。
 幻術が戦いでも効果的な理由の一つは「相手の行動を誘い、自滅を狙える事」だ。案の定、風燐さんは幻の攻撃を反射的に避けてしまっている――賢明だ。もし本物が混ざっていたら、多分痛い。
 と、ここで刀が床に落ち、練られていない魔力がそのまま放たれた。乱暴とも言える手段だが、これにもし幻術が弱ければ効果が
「おわっと!」
 幻のいない台座っぽい物の上でひっそりと高みの見物をしていた俺は、結界の存在も忘れて暴風を避けようと身を翻し、弾みで墜落した。……墜落音は消したが、冷てぇ(汗
 8500: 【3R 行動開始】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/16 00:57:27 
「吹き飛んじゃえっ」

普段あまり動きを感じさせない地下の空気が震える

…流石は妖狐の魔力

風燐さんを基点とした暴風の洗礼が全周囲に広がり、
その領域に触れるたび、ひとつ、またひとつと
茜色の幻影は形を失い、光の塵となって散る。

散り積もった桜の花が
春の嵐に舞い飛ぶ様にも似たその光景は、
ここが闘いの場であることを一瞬忘れさせるほどに幻想的だった。

そして像の上、仔猫の所にも風が吹き抜ける
飛んでいきそうな帽子を必死に押さえながら、
ふと嫌な予感がした

視界には、最初から倒れている像がいくつか映っている。
像の基底部は水の浸食で思いのほか脆いのだろう
つまり…
 8501: 【3R 継続中】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/16 00:58:11 
ぐらり

仔猫が乗っている石像が
危険な響きをあげて揺らぐ

「ひぃぃぃっ やっぱりぃぃぃ」

それでも像に器用にしがみ付きながら、
仔猫は宴の開始を告げる

「さっ、さて、前座はこれまで。
 ようよう舞台も整いました」

幻影が散じ、生まれた燐光の奔流
それが光の壁となり、舞台の全てを覆い尽くす
いつの間に舞台に降りたのか
仔猫は観客の方を向くと、恭しく一礼する

「ようこそ私の『幻想』の世界へ。
 はじまりますはひとつの小さな物語
 暫し、お付き合いいただければ幸い…」

そして

全てが白く染まった

 8502: 【3R 行動終了】:茜猫 茜色のローブの仔猫 2008/10/16 00:58:59 
――無数の蛍火が流れ行く


これは違う

白く舞う「それ」は、
ごうごうと唸る風の中
刺すような冷気を運んで来ていた

視界は白い靄に覆われ、
十歩先も見通せない

同じ色で続く大地の上に、
点々と小さな足跡が続いている
その先には、
雪に埋まるように小さな姿

幼い妖狐がひとり
その歳なら傍らにあって然るべき母の姿はなく、
白い闇の中、僅かな足跡を刻みながら
とぼとぼと歩みを進める

すぐ後ろでは、
吹雪が彼女の足跡をすぐさま埋めていくのだった
…まるでその痕跡をこの世から消し去るかのように




――さぁ…暫しの夢を 貴女に
 8526: 【3R 行動開始】:かりん 風燐 2008/10/16 22:10:13 New!  
無理矢理魔力を暴走させた影響か
軽くふらつく

何とか体勢を整え
ふらついた視線で周りを見ると
どうやらうまくいったようだ

偽者は消え去り
本物は倒れ行く像の器用につかまりながら

「さっ、さて、前座はこれまで。
 ようよう舞台も整いました」

(でも、しがみついたままだと、格好ついてませんよ?)
そんなことを思っていると周囲の燐光が再び意思ある動きを見せる
大きな光の壁となり周囲を包む
思わずその眩しさに目を瞑る

「ようこそ私の『幻想』の世界へ。
 はじまりますはひとつの小さな物語
 暫し、お付き合いいただければ幸い…」

その声を聞きながら目をゆっくり開くと

世界は

変わっていた
 8527: 【3R 継続中】:かりん 風燐 2008/10/16 22:16:42 New!  
白い世界
懐かしくも悲しい場所
思わず小さな自身の身を抱きしめる

「……あれ? ここは、、?」

答えは自分の中から出てくる

「あぁ、、そっか、、ロフカ山、、、」

かつて、自分が生まれた場所
初めて眠らずに越した冬
初めて自分ひとりで外にでた日。

(にゃんで、こうにゃったんだっけ、、、
 あぁ、そう、母さを追いかけたんだった、、)

意識と体が合致すると体が自然と動き出す
重い雪を掻き分け一歩一歩踏み出してゆく

「母さぁぁぁぁぁぁ!」

母呼び叫ぶ
声はあっさりと風が消し去ってゆく
その空しさと寂しさに思わず涙がこみ上げる
さらに流そうとした涙すら冷たく凍えさせる
 8528: 【3R 継続中】:かりん 風燐 2008/10/16 22:27:38 New!  
「うぅ、、寒い、、、」

自分の尻尾を抱きしめながらその場に座り込む
そして指をくるくるっと回すと、狐火を呼び出す
小さな青白い炎
それをそっと手に取る
自分の中から出した炎は決して自身を焦がさない
手にした狐火をその小さな胸に抱く
当然、身を焦がさない炎は熱を与えない、それは自身の体を抱きしめるのと同じ行為
無意味な行為ではあるが
ほんの少しだけ気持ちが楽になる

ほんの少しだけ気持ちを回復させると
小さな歩みを再開させる

(あぁ、そうだった、もうすぐ、、ここで、、)

何が起こるかも理解しながら一歩を踏み出す
踏み出した一歩は、そのまま雪に飲み込まれ
前のめりに倒れる
同時に足元が崩れる
 8529: 【3R 継続中】:かりん 風燐 2008/10/16 22:33:21 New!  
雪に飲み込まれる
何が起こっているか理解できず
ただただ流れに飲み込まれてゆく


気づくと真っ暗で息苦しかった
重い雪で体が締め付けられる
ただ、唯一動かせるものがあった
胸に抱いていた狐火
それを動かし、周りの雪を溶かしてゆく
水へと変わった雪が体を濡らしてゆくが埋もれたままでいるよりは何倍もまし

「うに、、また濡れちゃった、、、
 、、あれ? また? 」

このときは雪に覆われることはあっても、水に濡れるのはこのときだったはず……

と、そんなことを思ったとき僅かな光が見える
狐びが外へと達したのだ。
小さな体が幸いしたのか、そう深くまで埋まってはいなかった
 8530: 【3R 行動終了】:かりん 風燐 2008/10/16 22:39:27 New!  
冷たくなった体を不器用に動かし
ゆっくりと這い出る
這い出る途中に何かに手が触れる
何となくそれを引き寄せてみる
それは、刀だった。
足元に置いておいた、鞘に入った刀

(……あぁ、そうか)

何となく納得し刀を握り絞めながら
雪の中より這い出る

どれくらいの時間を費やしたのだろうか
這い出た頃には吹雪は治まりあった

遠くに薄っすらと建物が見えた気がする
しかし、小さな体はもう動かない

(あぁ、、そうだった、、ここで動けにゃくにゃって…
 母さが、、来てくれたんだった、、、、母さに、、会えるんだ、、)


わかりにくいので一応
今回の行動:狐火の召喚
攻撃に使用していないので継続で
 8535: ジャッジコメント:Zephyr Zephyr 2008/10/16 23:21:29 New!  
……いかん、鼻がむずむずする。
「へくしっ!」
 無音の結界を自分の周りに張り巡らし、俺は思い切りくしゃみをした。
 幻の只中に立っている形になる俺は、当然ながら雪の中にいる事になる。結界で守られていても、意識が「雪」を意識してしまった瞬間多少の影響を受けたらしい。それだけこの幻の持つリアリティは圧倒的だ。ありもしない冷気を、俺は軽く深呼吸して追い払った。
 幻は、それを感知している人物にとっては「現実」だ。寒くもない雪に凍え、意識と体の自由を失い、やがて「現実」から剥離する。気を失えばゲームセットだ。
 さて。この圧倒的な「現実感」……果たして、当事者は振り払えるか否か。
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