23日午前5時45分ごろ、東京都渋谷区富ケ谷の路上で、電柱から垂れた電線とみられるコードが右腕に巻き付き、ぐったりしている男性を通りかかった人が見つけ110番した。駆け付けた警視庁代々木署員や消防隊らが病院に搬送したが、午前7時20分ごろに死亡が確認された。
代々木署によると、男性は20代の外国人とみられ、Tシャツにジーンズ姿で靴は履いていなかった。コードに支えられるように立った状態だった。同署は身元の確認を急ぐとともに、死亡の経緯を調査中。
現場近くに住む60代の男性は「たぶん東南アジア系の人。出血や外傷はなかった。初めは首をつっているのかと思ったが、右腕だけコードに絡まって立っていた」と話した。現場は山手通り沿いのマンションやアパートが並ぶ閑静な住宅街。