前回記事にしたような複雑極まりないルールを踏まえた上で、お得な使い方はチャートの中で赤の二重枠で示している部分です。
(ちなみにですが、JALさんのオペレーターの中で前回の記事のような複雑極まりないルールを理解している人は、さほど多くないというのがプラチナハンターの印象です。私がレクチャーした上で「上席に確認する」と言われ保留されることが度々ありました。)
(目次)
1.必要マイル数やマイル単価
んで、ドバイとモルディブに行くとどうなるかなぁ、と検索してみると、以下のとおり、総旅程距離は13,642マイル!
ぎりぎり14,000区間マイル以内なのです!
なので、1人85,000JALマイルでビジネスクラスで行くことができます。
エミレーツのビジネスクラスって、飛行機の中にバーカウンターがあるんですよ。
そんなすごい飛行機に4区間も乗れちゃうんです!
ちなみに有償航空券だと、最低でも65万円ぐらいかかります。
マイル単価7円以上です!
しかも特典航空券の場合は、キャンセル費用は「たった」3,100円です!
このメリットを考えれば、マイル単価は10円以上あるのではないでしょうか??
なので、かなりお得に特典航空券を発券することができることが分かりました。
2.実際の特典航空券の発券①
とはいえ、特典航空券が理論的に取得可能でも、実際に取得できるかどうかは別の話です。
現に私は2017年10月の終わりから11月のはじめにかけてドバイモルディブ旅行に行こうと考えていて、わざわざ計算して330日前に有楽町のJALプラザに行って、10時きっかりに検索してもらったものの、
「プラチナハンター様、申し訳ございませんが、エコノミーしか発券できません。」
とのことで、取得できませんでした(泣)
(ちなみに、この時点で、JGCサファイアは取得しています。特典航空券の取りやすさに違いがあるかどうか分かりませんが、、、)
3.実際の特典航空券の発券②
なのですが、その後、日を空けてJALさんのサファイアデスクに電話をしたところ、9月末から10月初めにかけて、復路でドバイでストップオーバーする旅程なら取得できるということで、即発券に至ったのでした。
エミレーツ航空なので、ルール(15)の適用により、電話での発券手数料はかかりません。
ルール(15)
電話での発券手数料は、WEBサイトで予約できない航空会社については、無料である。しかし、「WEBサイトで予約できる航空会社」の場合は、5,000円(消費税抜き)が必要となる。
(ルールの詳細についてはこちらをご覧下さい。)
もっとも、旅程のうち④については、エコノミークラスしか空いていなかったので、④はエコノミークラスで発券しています。
(12)のルールにより、ビジネスクラスのJALマイル(85,000マイル)が引き落とされます。
(その後、数十回電話するものの、ビジネスクラスに変更することはできませんでした。(13)のルールの適用があるため、かなり面倒です。)
ルール(12)
予約時に取得したい予約クラスでの発券ができない場合には、とりあえず下位クラスで発券しておき、特典航空券の枠が空き次第、上位クラスに変更することができ、この場合の変更手数料は無料である。ただし、予約時に上位クラスのマイル数で予約していることが必要である。
ルール(13)
キャンセル待ちはできない。電話確認をし、その時点で空いている旅程しか取得又は変更することができない。
完成した旅程は、上記のとおりです。
4.もう一工夫の余地があった・・・
でまぁ、記事としてはここで終わっても良いのですが、もう一工夫の余地がありました。
以下のルールを使い切れていないんですよね。
ルール(2):1冊の特典航空券で最大で6区間まで発券できる。
⇒実際には、4区間しか発券していない。
ルール(3):ストップオーバー(24時間以上の滞在)は3回まで認められる。ただし、1つの都市には1回しかストップオーバーできない。
⇒実際には、2回しかストップオーバーしていない(モルディブとドバイだけ)。
ルール(4):ストップオーバーのうち1回は地上区間を含めることができる。
⇒実際には、地上区間を含めていない。
んで、旅程④がエコノミークラスしか空いていなかったのでこれを諦め、以下のように取得すればさらに効率的にJALマイルを使えたのです。
東京(TYO)→ドバイ(DXB)→モルディブ(MLE)→ドバイ→香港(HKG)→(地上移動)→上海(PVG)→ドバイ→ローマ(FCO)
全部で6区間乗っていますし(ルール(2))、下線部の3か所でストップオーバーしており(ルール(3))、そのうち1回は地上区間を含めています(ルール(4))。
区間マイルは19,885マイルで、ギリギリ20,000マイル以内なので、ビジネスクラス全6区間が100,000JALマイルで発券できます。
加えて、ドバイ香港間はエミレーツ航空が1日何本も飛行機を飛ばしているので、ビジネスクラスを予約することも比較的簡単です。
なので、実際に取得した特典航空券の④区間目がエコノミークラスしか取れないという事態を回避することができたはずなのです。
そして、①から④の旅程を一つ目の旅行、期間をあけて⑤⑥を二つ目の旅行に使えば良いのです。
香港(HKG)→東京(TYO)→上海(PVG)、については、アラスカ航空で発券すればJALさんのビジネスクラス2区間を1人25,000マイルで発券できますので、マイルを最大限に有効活用できますね☆
JALさんの提携社特典とアラスカ航空のJAL2区間発券は、とっても相性が良いのです!
ローマから先は、、、別の特典航空券を発券しましょう!!!(笑)