背面パネルに強度の高いガラスを採用したiPhone8の折り曲げに対する強度をiPhone7と比較した動画を、YouTubeチャンネルEverythingAppleProが公開しました。
2014年のベンドゲート以降、向上を続けたiPhoneの強度
2014年に発売されたiPhone6 Plusは、「本体が折れ曲りやすい」と言われ、「ベンドゲート」という言葉も生まれる騒ぎとなりました。翌年のiPhone6s/6s Plusは、本体の素材に7000系アルミニウム合金を採用し、強度を増しています。
iPhone8/8 Plusの素材についてAppleは「前面と背面は、これまでスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラス」、側面の金属製フレームは「航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウム製」と、高いレベルの耐久性をアピールしています。
動画では、iPhone8の本体がどの程度折り曲げに強いのか、テストしています。
あっさり曲がったiPhone7
まず、iPhone7を手で曲げていきます。
ある程度力を入れたところで、バキバキッ、と音を立ててiPhone7は折れ曲がってしまいました。
男性がかなり強い力で折り曲げているとはいえ、iPhone7を持ち歩くときは、ジーンズの尻ポケットなど、強い力がかかる場所は避けた方が良さそうです。
全く曲がらないiPhone8
次に、iPhone8のゴールドです。
かなり力を入れて曲げようとしていますが、iPhone8は一向に曲がりません。何度か力を入れなおしても、iPhone8は曲がりません。
力を入れているうちに、アンテナ線が入っている箇所がやや弱くなっていることがわかります。
しかし、同じ条件で比較するため、アンテナ線の部分ではなく本体中心部に力をかけ続けますが、ほとんど曲がっていません。
テーブルの端に移動して折り曲げテスト
より確実に力をかけられる、テーブルの端を使って折り曲げテストを行っています。
力を入れた結果、画面が損傷してしまいましたが、本体が若干歪んだ程度で、iPhone8が折れ曲がることはありませんでした。
折り曲げに高い強度を見せたiPhone8
手で力を入れて折り曲げているので、厳密な実験ではありませんが、背面にガラスを採用したiPhone8は、折り曲げる力に対してかなりの強度を持っていることが分かりました。
しかし、iPhone8/8 Plusのガラス製背面パネルは、金属製のiPhone7に比べて落下した時には損傷しやすいことも分かっているほか、強度が高いゆえに「引っ張る」力に対してはもろいことも分かっています。
iPhone8/8 Plusを使われる方も、本体の強度を過信せず、無理な力がかからないように注意して扱うのが良さそうです。
実験の動画はこちらからご覧ください。
Source:YouTube(EverythingApplePro)
(hato)