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父と日頃から確執か 逮捕の高校生、殺人容疑で送検

(2017/9/24 07:27)

 静岡市葵区で男性会社員(51)が自宅で刺されて死亡した事件で、殺人未遂の疑いで静岡中央署に現行犯逮捕された男性の長男の高校生(16)が、日頃から父親との間で確執があったという趣旨の供述をしていることが、23日までの捜査関係者への取材で分かった。同署が詳しい動機を調べている。
 捜査関係者によると、高校生がゲームに熱中していたところ父親からやめるように注意され、逆上したことが事件の引き金になったとみられる。
 高校生の同級生らの話では、勉強やゲームを巡りたびたびけんかになっていたといい、同署などは日常の親子関係も背景にあるとみて慎重に捜査している。
 事件があったのは21日夜。高校生の母親から「息子が父親を刺した」と110番があった。同署は23日、殺人容疑で高校生を静岡地検に送致した。
 

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