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ただのニート
「え,ニート?」
(仕事をしてないんだったら,どうやってキャバクラやパチンコに通うんだ?そもそもニートがなぜスーツ姿なんだ?家族をどうやって養うんだ?)たくさんの疑問が一気に浮かび上がり混乱します。
「じゃあ何で今日はスーツ姿なんですか?就職活動ですか?」
僕は目の前を通り過ぎるたばこの煙を右手でパタパタしながら,聞きました。
もう質問攻めです。
H氏はちょっと前かがみになり,笑みをこぼすような仕草をしながら,たばこを灰皿におきました。
「あすかさん,ニートって全員が無収入だと思いますか?」
無収入のニートは実は少ない
ニートとは何なのか,語句の意味から説明しましょう。
ニートとは,「15歳から34歳までの家事・通学・就業をせず,職業訓練もうけていないもの」です。
H氏は僕の質問の意図が即座に分かったのでしょう,とても頭の回る男です。僕が就業していないニートなのにスーツ姿というギャップに違和感を感じているとすぐに察知したのです。
「僕は社会上はニートだけれども,実際には仕事をしている。現に,今日は東京でセミナーを開いていたので,スーツ姿です。」
「なあんだ,けどあれ?」
(社会上はニートの意味がそもそも分からない)
H氏は続けます。
「要するに,あすかさんが最近はじめたアクセス・マーケティング。あれは労働だ,と言えますか?就業だと言えますか?」
「確かに。お金は受け取るけど,給料ではないですよね。」僕は天井を見ながら答えました。
「アフィリエイトで生計を立てている人,株やFXで生計を立てている人,不動産などで不労所得をえている人。たくさんいます。僕はこちら側の人間です。」
「なるほどね。就業していないからニートに見られる…けど収入はある。」
(いいなぁそんな生活)と,ぼんやりと自分の将来像をイメージしました。(※これは言葉のマジックでニートは事実ではありません。多額の収入がある人は確定申告が義務付けられているので,個人事業主扱いです。脱税していなければ。)
(今の仕事はとても辛い。当然,長くはもたないだろう。まずは,副収入の手段をどんどん増やしていって,安定軌道にのったらリタイヤしてやろう。)
そう考えたわけです。
その日は“つらい毎日”という暗くて長いトンネルの出口が見つかったような気がして,少し気分が回復しました。
(続く)
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