こんにちは!ハンザワです。
本日は資産運用・投資に関する記事です。ハンザワは資産運用にインデックスファンドを多く利用しています。インデックスファンドはアクティブファンドと比べて運用コストが低く魅力的なのですが、新興国株式のインデックスファンドには大きな不満があります。
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新興国とは?
そもそも「新興国」とは何でしょうか。聞きなれていない人のためにも簡単に説明します。新興国とは簡単に言うと「先進国ではない国」です。以前は「後進国」とか「発展途上国」と呼ばれることが多かったので、そちらの呼び方のほうが馴染みがある人が多いかも知れません。
新興国への投資の魅力とは?
新興国への投資が広く注目を集めたのは、リーマンショック以降です。先進国が軒並み景気低迷に苦しむ中、新興国は早くから景気回復を実現し、リーマンショック以降の世界経済の回復を牽引しました。この頃から新興国は投資の世界でも存在感が増し、無視できない存在になりました。(2017年9月現在では「アメリカの景気回復によるドル買い=新興国からの通貨流出・下落」によって苦しんでいる新興国も多いですが。)
新興国株式のインデックスファンドへの投資は簡単な投資方法だが・・・
あなたは新興国に投資を行っていますか?新興国に投資を行っている人は、どのような方法で投資を行っているでしょうか?新興国への投資手段の一つに、新興国株式のインデックスファンドの購入があります。非常に手軽で簡単な投資方法なのですが、ハンザワは新興国株式のインデックスファンドの「投資国割合」に大きな不満を持っています。
新興国株式のインデックスファンドはどの国に投資しているか
新興国株式のインデックスファンドは「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークとしているものが多いです。2017年8月末時点でのMSCI エマージング・マーケット・インデックスの構成国割合は下記の表の通りです。
投資割合 | |
中国 | 29.10% |
韓国 | 14.61% |
台湾 | 11.85% |
インド | 8.72% |
ブラジル | 7.23% |
その他 | 28.49% |
なんと中国の投資割合だけで30%近くあります。これに韓国・台湾も合わせると半分以上がアジアへの投資ということになります。いくらなんでも偏りすぎではないでしょうか。
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中国・韓国・台湾ってそもそも新興国なの?
MSCIは中国・韓国・台湾を先進国とせずに、新興国としています。詳細は割愛しますが、先進国に選ばれるためには色々な基準があり、GDPが高いだけでは認められていないようです。中国はともかくとして、韓国・台湾は日本以上に高齢化が深刻で、とても「新興国=これから発展していく国」のイメージとは違います。
投資家はこれからの成長に期待できるからリスクを承知で「新興国」に投資をするのだと思います。ハンザワは韓国・台湾に大きな成長を期待することはできません。少しだけの割合ならば良いのですが、韓国・台湾で25%以上を占めるとなると新興国株式のインデックスファンドへは大きな金額を投資できません。
韓国を除外した新興国のインデックスファンドはあるが、台湾は除外されていない
「EXE-i 新興国株式ファンド」という投資信託はMSCI エマージング・マーケット・インデックスではなく「FTSE・エマージング・インデックス」をベンチマークとしています。FTSE・エマージング・インデックスは韓国を投資対象から除外していますが、台湾は10%以上の割合で入っています。個人的には台湾も除外して頂きたいのですが・・・。
最後に
韓国も台湾も除外した上で、中国の投資割合をもう少し抑えた、低コストの新興国株式ファンドがあれば是非とも購入したいです。(わがままですが)。ご存知の人がいたら教えてください。
それでは!