【保存版】知られざる琵琶湖の楽しみ方を徹底ガイド!
日本一大きな湖、滋賀県の琵琶湖は京阪神や北陸方面からもアクセスしやすく、観光地としても人気の場所。景観を眺めて楽しむだけではなく、アクティブに遊べるスポットも満載なんです!今回は琵琶湖周辺をめぐりながら、意外に知られていないおすすめの楽しみ方をご紹介します。
「キャンプ」と「湖水浴」で穏やかな琵琶湖を楽しもう!
琵琶湖周辺にはいくつかキャンプ場がありますが、今回訪れたのは、大津市にある「青柳浜(あおやぎはま)キャンプ場」。琵琶湖周辺で3番目にできたオートキャンプ場で、家族連れを優先にしているため、ゆったりした時間を過ごせると人気のスポットです。
ここの特徴は透明度の高い水。
青柳浜の背後にそびえる比良山(ひらさん)のきれいな雪解け水が、川を伝って琵琶湖に湧き出てくるため、琵琶湖のなかでもこの辺りは特に水がきれいなのだそうです。
暑さがやわらぐ秋はレイクキャンプにぴったりの季節!青柳浜のビーチではバーベキューなども楽しめますが(直火禁止)、利用する人が気持ちよく過ごせるよう、「音楽をかけない」「夜は静かに」といったルールがあります。この自然を大切にしたいというオーナーの想いがあるからこそ琵琶湖の自然を満喫できると、何世代にもわたって通うリピーターも多いのだとか。
これからの季節、レイクキャンプで親しい人たちとのんびりゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
青柳浜キャンプ場
滋賀県大津市大物
[営業期間]オートキャンプは通年利用可能(前日までに要予約)、湖水浴は毎年7月1日~8月31日(9:00~17:00)
[定休日]不定休
[料金]日帰り1,500円(普通車1台)、1泊5,000円~(普通車1台・テント1張)※ともに税込
077-592-1173
湖で泳ぐイメージはあまりないかもしれませんが、実は琵琶湖沿岸には水泳場が20カ所以上もあるんです。
代表的なのが、彦根市にある「松原水泳場」。
1km以上のビーチが続く松林が美しい遠浅の水泳場で、「千々(ちぢ)の松原」とも呼ばれています。
ここは、テレビ番組でおなじみ「鳥人間コンテスト」の会場としても有名な場所なんですよ。
夏になると海水浴さながらの賑わいを見せる松原水泳場。湖水浴は海と違い、淡水なので泳いだ後もベタベタせず、髪もパサパサになることはありません。さらに、海のようにクラゲを気にすることもないので、安心して泳げるのが嬉しいですよね。
松原水泳場にはコンビニエンスストアなどはありますが、公営の更衣室・シャワーはありません(民間が運営している施設はあり)。バーベキューや花火等の火気の使用は禁止。食事は近隣のレストランを利用するのがおすすめです。
松原水泳場
滋賀県彦根市松原町
[営業期間]毎年7月中旬~8月中旬
[営業時間]8:30~17:15
[定休日]期間中無休
[料金]無料(駐車場は有料)
0749-30-6120(彦根市産業部観光企画課)
バスフィッシングに挑戦してみよう!
バスフィッシングとは、動くものを追いかける習性のある「バス」という魚を、ルアー(疑似針)を使って釣り上げて楽しむもの。琵琶湖では国内メジャートーナメントが開催されることも多く、”日本のバスフィッシングの聖地“とも言われています。
とはいえ、初心者が始めるにはハードルが高そう……。今回は地元の釣り客から絶大な支持を得ている釣具ショップ「7PALMS(セブンパームス)堅田店」で、バスフィッシングについて教えていただきました。
店内に入ると、バスフィッシングのグッズがずらり。
「バスフィッシングは道具選びとコツさえ知れば、初心者の方もすぐに楽しむことができるんですよ」
と声をかけてくださったのは店長の水口さんです。
バスフィッシングの魅力は何なのでしょう?
「琵琶湖に生息するバスは、大きなものであれば70cm以上にもなります。自分たちで釣りスポットを探す楽しみや、大物を釣り上げるときの手応えがやみつきになるんですよ」
なるほど。こんな大きなバスが釣れると楽しそうです。では、まず何から揃えると良いのでしょうか。
「バスフィッシングに必要なのはロッド(竿)とリールです。値段は数千円から高いものでは7万~8万円するものもありますが、これから始めたいという方であれば、どちらも1万円前後のものを揃えると使い易いですし、長持ちすると思います」
ロッドだけでもこの種類。何を選んで良いのかわからなくなりますが、お店の方に教えてもらうと間違いはありません。
店内にはほかにもカラフルなルアーがところ狭しと並べられています。
バスフィッシングのシーズンは真冬を除く、5月から11月くらいまで。水温が高くなりすぎない朝の時間帯が狙い目だそうです。琵琶湖ではいろんな場所でバスが釣れるそうですが、初心者でも本格的に釣ってみたいという方はプロのガイドに依頼して船を出してもらうと上達が早いとのこと。
琵琶湖では釣った外来魚を湖に戻す行為は条例で禁じられているので、湖岸の釣りスポットに釣った外来魚の回収ボックスが設置されています。バスは外来魚の一種。生態系を守るために釣ったバスはリリースしない、私有地には入らない、ゴミを捨てないなど基本的なマナーを守って、楽しいバスフィッシングを始めてみてはいかがでしょうか。意外とハマるかもしれませんよ~。
7PALMS堅田店
滋賀県大津市真野2-16-11
[営業期間]火~金10:00~20:00、土・日8:00~20:00(4月~10月)、火~日とも10:00~20:00(11月~3月)
[定休日]月曜(祝日の場合営業・振替なし)
077-571-6110
新名物!?琵琶湖に来たなら「バス焼き」を食べてみよう!
え、バスって食べられるの?と思ったあなた、7PALMS堅田店では駐車場の一角に「たい焼き」ならぬ「バス焼き」の屋台があるんです。
バスフィッシングをもっと盛り上げたいという7PALMSオーナーの熱い思いから、バスの形をしたたい焼き……失礼、バス焼きを考案しました。
できあがりました!いい色に焼きあがったバス焼きです。ぷっくりした形にちょっとつかみどころのない表情のバスがなんともいえません。
早速ぱかっと割っていただくと、外はカリッ、中はふんわりとした生地にあんこのやさしい甘さが口のなかで広がります。
ノーマルなあんこのほかにもクリーム、チョコ、抹茶あんや、スタッフがオリジナルで考えた季節限定あんも。
バスが釣れた時も釣れなかった時も、最後にバス焼きを食べて締めくくるとほっこりできそうですね。ここでしか食べられないバス焼き、ぜひ味わってみてください!
バス屋のバス焼き
滋賀県大津市真野2-16-11
[営業期間]11:30~15:30(変更あり。営業日・営業時間は事前にお問い合わせください)
[定休日]不定休
077-571-6110
「びわ湖クルーズ」で島をめぐってみよう!
気軽に琵琶湖の景色を楽しむなら、琵琶湖の南をめぐる外輪船「ミシガン」でのクルーズがおすすめです。
京阪石山坂本線・浜大津駅下車徒歩約3分の「大津港」、もしくは「におの浜観光港」「柳が崎湖畔公園港」から乗船し、60分、80分、120分のクルーズを楽しむことができます。
また、琵琶湖をまるごと楽しむなら「ぐるっとびわ湖島めぐり(前日午前中までに要予約)」のコースも人気。大津港から一日かけて沖島(おきしま)や沖の白石、竹生島(ちくぶしま)などをめぐっていきます。
デートから観光までシーンに応じて楽しめるびわ湖クルーズ。1年を通じてさまざまな表情を見せる琵琶湖の景色は必見ですよ。
びわ湖クルーズ
滋賀県大津市浜大津5-1-1
◎ミシガンクルーズ(80分回遊コース)の場合
[乗船料]大人2,780円、学生2,260円、小人1,390円(税込)
[出航時間]1便10:00発、最終便19:30発 毎日2~6便運航(シーズンによる便数変動及び冬季運休日あり)
◎ぐるっとびわ湖島めぐり(ぐるっと回遊コース、前日午前中までに要予約)の場合
[乗船料]大人8,950円、学生7,780円、小人6,020円(弁当代、税込)
[出航時間]9:30発(2017年11月25日までの土曜限定、1日1便)
077-524-5000(琵琶湖汽船予約センター)※9:00~17:00
最後は幻想的な「びわこ花噴水」で締めくくろう!
昼間の涼しげな風景も良いですが、おすすめは何と言っても夜。
白、オレンジ、緑とライトアップされ、なんとも幻想的な雰囲気です。
まさに琵琶湖めぐりの締めくくりにぴったり!
日によって運転時間が異なるので、事前に時間を確認してから訪れてみてくださいね。
びわこ花噴水
滋賀県大津市浜大津5-1-7
[運転時間]平日12:00~13:00、18:00~19:00 土・日・祝日12:00~13:00、15:00~16:00、18:00~19:30 ※なお、夏季(6月~9月)は運転時間及び内容が異なります。詳細はホームページの運転計画をご覧ください。
[運休日]第2・第4水曜、悪天候時
077-521-6016(大津港管理事務所)
夏が終わっても、琵琶湖には子どもから大人まで満足できる楽しみ方がまだまだたくさんあります!暑さがやわらいだこれからの季節、ぜひ琵琶湖へ遊びに出かけてみてはいかがでしょうか。
石原藍
フリーライター/プランナー。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。
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