突如、TGS会場にAndroid搭載のIoTミラーが降臨!? |
千葉県・幕張メッセにて2017年9月21日(木)から24日(日)の4日間に渡って国内最大のゲームやゲーム関連製品やグッズなどが出展される展示会「東京ゲームショウ2017(TGS 2017)」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、共催:日経BP社)が開催中されています。なお、9月21・22日はビジネスデイ、9月23・24日が一般公開日で、前売り券は販売終了しており、当日券は大人が1,200円、小学生以下は無料です。
ゲームとそれに関する製品やプロダクト・ソリューションの展示を主な目的とした展示会なのではありますが、今回の取材中にAmazon.co.jpなどのECサイトなどでタブレットを販売している企業「リベルテ」のブースにてAndroidを搭載した洗面台などに設置する大判サイズのIoT(Internet of Things)鏡「スマートミラー」が展示されていたので紹介します。
【Android搭載の鏡「IoTミラー」が展示】
今回展示されていたスマートミラーは出展企業のリベルテではなく、YuanMirrorというメーカーが中国などで販売している製品を相乗りの形で持ち込み展示しているということです。すでに中国では法人向けを中心に販売されており、ホテルの洗面台などに設置されているそうです。YuanMirror製スマートミラー
スマートミラーの背面(写真=左)と電源配線部(写真=右)
CPUや内蔵メモリー(RAM)などのスペックについては個々にオーダーが可能となっており、RAMやストレージの容量、AndroidのOSバージョンなどを指定できるほか、Google PlayをはじめとするGoogleサービスへの対応や鏡内のディスプレイ部のサイズ変更を発注できるということです。なお、基本(最も低い構成)スペックは以下の通りとのこと。
・CPU(チップセット)……・Rockchip製「RK3288」(1.8GHzクアッドコア)
・RAM(内蔵メモリー)……2GB
内蔵ストレージ……8GB
・OS……Android 4.2(開発コード名:JellyBean)
・画面……約15.6インチ(約21.5インチに変更可能) フルHD(1920×1080ドット)
展示機のAndroidバージョンは5.1(開発コード名:KitKat)でした
アプリドロワーもありAndroidのアプリやサービスが実行可能
設定画面は完全にAndroidそのもの
鏡としては特殊ガラス製で、枠材はアルミ合金のホテルの洗面台に設置するタイプの大判タイプのものとなります。その一方で、大型のIoT機器としては価格は安価で最小構成で直販価格は日本円で送料込み約11万円程度を想定しているということです。
照明やTV、空調などの操作メニューが確認可能
アプリケーションドロワー(アプリ一覧)の右隣に空調や照明などの操作に使うと思われるアイコンがあり、最近話題になっているスマートホームへの活用も期待できそうです。
また、ミラーとしてきちんと設置した場合、表側は防水対応しているので(設置工事にお金がかかりそうですが)、浴室に設置するのも面白いかもしれません。
【ちょっと変わり種なタブレットの展示も】
今回のスマートミラーの他にもリベルテのブースでは同社が販売しているWindowsとAndroidのデュアルブート構成になっているタブレットなども展示されていました。Gecco Tablet S1(写真=左)とS2(写真=右)
今回紹介したスマートミラーについて、YuanMirrorでは現在、直接問い合わせれば売ってくれるということですが、国内向けに(販売や取扱をしてもらえる)代理店や業者を募集しているそうです。これから大きく伸びるかもしれないIoT機器やスマートホームを見越した業者の方は是非連絡をしてみてはいかがでしょうか。
連絡先については以下に記載しますので興味のある方や購入を希望する方は連絡を取ってみてください。ただし、取引含めて連絡は中国語でのやりとりになるとは思いますが……。
YuanMirror連絡先
※イタズラ防止のため画像化してあります。
記事執筆:河童丸
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