北朝鮮の揺れ「原因特定は困難」専門家指摘

北朝鮮北東部で観測された揺れについて、日本の地震の専門家は、岩盤の崩落や誘発地震などさまざまな可能性を挙げたうえで、震源地付近に観測点が少ないことなどから、揺れの原因を特定するのは極めて難しいと指摘しています。
北朝鮮北東部で観測された揺れについて、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今月3日に行われた核実験のすぐあとにも別の揺れが観測され、これは岩盤が崩落した可能性があるとされている。今回も同じように地下で大規模な崩落が起きたり山崩れが起きたりした可能性があると考えられる」と話しています。

一方で、「この地域の地下に地殻変動によるひずみがたまっていた場合は核実験によって誘発され、地震が発生したことも考えられる」と指摘しています。

また、韓国の気象庁が、最初の小刻みな「P波」と呼ばれる揺れとその後に到達する「S波」と呼ばれる大きな揺れがはっきりと観測され、自然の地震ではないかと分析していることについては、「可能性は低いが、爆発であったとしてもP波だけでなくS波が解析される場合もある。今回のような小さな規模の揺れの場合、震源地を取り囲むように数多くの観測点が設置されていなければ、揺れの原因を特定することは極めて難しいだろう」と話しています。

北朝鮮の揺れ「原因特定は困難」専門家指摘

北朝鮮北東部で観測された揺れについて、日本の地震の専門家は、岩盤の崩落や誘発地震などさまざまな可能性を挙げたうえで、震源地付近に観測点が少ないことなどから、揺れの原因を特定するのは極めて難しいと指摘しています。

北朝鮮北東部で観測された揺れについて、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今月3日に行われた核実験のすぐあとにも別の揺れが観測され、これは岩盤が崩落した可能性があるとされている。今回も同じように地下で大規模な崩落が起きたり山崩れが起きたりした可能性があると考えられる」と話しています。

一方で、「この地域の地下に地殻変動によるひずみがたまっていた場合は核実験によって誘発され、地震が発生したことも考えられる」と指摘しています。

また、韓国の気象庁が、最初の小刻みな「P波」と呼ばれる揺れとその後に到達する「S波」と呼ばれる大きな揺れがはっきりと観測され、自然の地震ではないかと分析していることについては、「可能性は低いが、爆発であったとしてもP波だけでなくS波が解析される場合もある。今回のような小さな規模の揺れの場合、震源地を取り囲むように数多くの観測点が設置されていなければ、揺れの原因を特定することは極めて難しいだろう」と話しています。