普通は無職の人のことを暇だと思っている。ぼくも最近までそう思っていた。だけど、4ヶ月無職を続けてわかった。無職を長く続けたことのある人はすでに知っていると思うが、意外と忙しい。本でも読んでいると、あっという間に一日が経つ。ぼくはブログを日に2つ書いているので、なおのこと早い。何を書こうかな?って考えてから、実際に文字にしてアップする作業はソコソコ時間を使う。
無職が忙しい理由
人は退屈には耐えられない生き物だ。何もするなと言われて急に部屋に閉じ込められたら、普通の神経であれば気が狂ってしまう可能性もある。だから、人は無職だろうと仕事をしていようと、何か行動するように作られているのだ。人によってはゲームをしたり、仲間と集まったり、趣味に没頭したりするだろう。ぼくの場合は読書とブログと散歩に集中している。読書とブログと散歩はほとんど金がかからない。しかし忙しいと言っても、会社勤めよりは自由時間が多いのは事実。でも退屈しないように、ちゃーんと脳が勝手にスケジュールを立てるから面白い。
年収1000万でも幸せにはなれない
無職の対極に年収1000万のビジネスマンがいる。ぼくはそんなに稼いだことがない。多いときでも年収400万くらいだった。その一番稼いでいたときの自分は果たして幸せだったか?と考える。無職の今のぼくと年収400万のときのぼくを比較してみる。考えた結果、幸福度は同じだと思った。幸福度が同じなら無職の今の方がストレスが少ない分、身体や精神的には良い生き方になる。生きるために使わなくてはいけないお金を必要経費だとすると、年収400万のときはストレスも多かったし、家賃も今よりも高いところに住んでいた。それに食事も外食ばかりで散財していた。今思えば無駄な衝動買いも多かった。
ぼくクラスでさえもこんな調子なのだから、年収1000万円の人はもっと経費が高いはずだ。 結婚していて子どももいれば更に教育費も嵩む。年収が上がるということは、つまり同じく経費も一緒に上がるということなのだ。年収1000万でも貯蓄できない人がいるのはこのためだ。それとここが重要で、人には慣れがある。年収1000万の人は初めこそ幸福度は高いが、1000万円の生活にすぐに慣れてしまう。
どんなに綺麗な人と結婚してもすぐ離婚してしまう人も同じ原理だ。初めはキレイな人との結婚生活に幸せを感じるが、すぐに慣れてしまう。それが当たり前の生活になってしまう。これは人間の自然な適応力なのでしかたない。
変わって今のぼくは、経費は最小限だ。家賃は5万2千円。光熱費もガス水道電気代合わせても月1万円。食費は酒代を合わせても月5万円。交際費は月0円~1万円。ネット代4千円はアドセンス収益で相殺。電話代は格安スマホなので月2,200円。合計124,200円。月に15万円の収入があれば十分暮らしていける計算だ。このままの状態で年収1000万になれば言うことなしだが、上でも言ったように経費が必ず上昇してくる。
ストレスの無い生活
この現象(年収1000万でも幸せにはなれない)を解決するためには、年収は1000万のままで経費を下げる方法がある。結婚しないのも一つの方法だが、やはり人間、寂しさには勝てない。その孤独を埋めようと、不純異性交遊やわけのわからない変態趣味に多額の消費をしてしまうだろう。であれば、どこを削るか?それはストレスしかない。できるだけストレスの無い、自分が動かなくても収入が得られるシステムを作らなければいけない。そうすれば、過労やストレスで身体を壊すこともなければ、精神を病むこともない。ストレスの無いお金に困らない生活など、いわゆる理想論ではあるけど、一歩ずつ進んでいけばいい。
「言いたいことはよくわかった。で、無職のあんたは一体お金を得て何がしたいのか?」そんなことはぼくの自己紹介にも書いてある通りだ。戦争と差別を無くすために稼いだお金を全額使うのだよ。ハハハ。
ぼくはこんなことを毎日真面目に考えながらブログを書いている。数年後はどうなっているのか自分でもわからない。小さなことからコツコツと。今日はこの後、スタジオズブリの平成フェラチオ合戦ちんぽこでも観るとしよう。感想は後ほど。