ここ数か月間、私の保有銘柄ゼネラル・ミルズの株価の下落が止まりません。
先日第1四半期決算を発表しましたが、売上だけでなく利益に関しても悪い結果だったことから、若干持ち直しつつあった株価が再度一気に落ち込みました。
しかし株価不調はゼネラル・ミルズだけではありません。以下のチャートは、食品株の代表格でもあるクラフト・ハインツ、ケロッグも含めた主要食品3銘柄の直近6か月間の株価の動きです。
直近はゼネラル・ミルズの決算に引っ張られての動きだと推測しますが、それがなくともほぼ同じような下落トレンドを描いていますね。
要因としては、アマゾンの脅威に始まり、それに対抗してターゲットなど既存の小売り大手も値下げを断行していることから、今後マージンが削られ加工食品企業の業績にネガティブな影響が出ることを懸念しての動きではないかと思われます。
この株価チャートを見れば、おそらく誰もが購入を躊躇したり売却したくなるかと思いますが、そんな最中も私は定期的に買い増しを続け、先月に続き今月の購入分としても昨日20株買い増すことにしました。
念のために言っておくと、株価が下げ止まらないことで壊れてしまった訳ではありませんのでご安心ください。
基本的に私は、生活必需品銘柄を中心とした米国株7銘柄のポートフォリオを組んでおり、各銘柄毎に設定した構成比の目標を下回る銘柄を毎月約10万円程度買い増すことにいますが、ゼネラル・ミルズの構成比のキャッチアップが進まないため、追加購入を続けている状況です。
以下の表は、現時点における銘柄毎の円換算評価額構成比の目標と実績ですが、残念ながら今回買い増しを行っても目標としている16%に届くことができていません。
本来なら目標に到達するまで引き続き購入し続けるところですが、ゼネラル・ミルズに関しては今回の買い増しをもって一旦買い増しを中止しようと思っています。
なぜかと言うと、上記の表の一番右側に投資金額の構成比も出ていますが、投資金額が嵩んできており、アルトリア・グループやエクソン・モービルと共に個人的に設定している目先の上限に達してしまったためです。
基本的には日本円ベースの評価額構成比で売買の判断をする形にしていますが、投資額も併せて考慮することでリスクを取り過ぎることがないようにするための牽制ルールです。
さて、今回の決算は、売上も利益も予想に対する結果という意味では良くありませんでしたが、詳しく確認してみると実は良い兆しも見え始めています。
ゼネラル・ミルズは、売上の65%を北米市場で稼ぎ出しているため、この市場での成否が業績全体を大きく左右しますが、その最重要エリアの北米で回復の兆しが見えつつあります。
また、自社株買いも順調に進めており、本四半期においても4%相当にあたる普通株式1090万株を合計6億ドルで買い戻しているので、これに関しても今後のEPS向上に貢献してくれるでしょう。
株価に関しては、次回以降の決算で具体的に業績回復が確認できるまで持ち直すことはないかと思いますが、その間は私の買い増しも一旦小休止し、業績と株価の本格的な反転が見えた段階で再度買い増し対象に復活させようと思います。
それではハーゲンダッツと共に良い週末を。
www.usstocks.club