ビットコインなど仮想通貨とどう向き合うべきか。考えた結果、手を出すことに。

ビットコイン

仮想通貨といえばビットコインを思い浮かべます。

ビットコインといえば、マウントゴックスの事件です。

当時、連日このニュースをテレビや新聞報道のみで知っていたので、それ以上深く調べていませんでした。今振り返ると、それは失敗でしたね。

「ビットコイン=危ない」という印象だけを持ってしまったからです。

さて、先日、日経新聞にみずほフィナンシャルグループとゆうちょ銀行などが手を組む「Jコイン(仮称)」という仮想通貨を扱う新しい会社を設立したと報道されました。

この「Jコイン」は、円と等価交換、つまり、円と同じ価値を持つ仮想通貨として利用をめざし、みずほやゆうちょ、横浜銀行など地銀70行が準備会合を開いているようです。

仮想通貨っていままで敬遠してきたけど、どう向き合っていくべきなの?

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 仮想通貨の技術はすごい

20年前にインターネットがこれほど爆発的に、そして、誰もが使うようになるとはだれも思っていなかったと思います。

仮想通貨も同じように、いまは一部の人しか利用していませんが、そのうち当たり前のように使う時代が来るのではないかと思います。

仮想通貨は、インターネット上でやり取りするお金のこと。

この仮想通貨については、マウントゴックス社の不正横領によるものでしたが、当初はそれが分かっていなかったので、ビットコイン=危ない → 仮想通貨=危ないという印象が刷り込まれてしまいました。

マウントゴックス社は1つの取引所に過ぎず、マウントゴックス社の破綻はあくまで一取引所の不正横領によるものであり、ビットコインの仕組みが否定されたものではない。

引用: 『1時間でわかるビットコイン入門 ~1円から送る・使う・投資する~ (NextPublishing)』

マウントゴックス社が不正に横領しただけであって、ビットコインが危なかったわけじゃなかったんですね。

銀行がひとつ潰れて、「円が危ない」「お金が危ない」と思う人はいないと思います。

それと同じで、マウントゴックス社は取引所の一つに過ぎないので、その一つの取引所の破たんで仮想通貨自体を否定するのはよろしくなかったんですね。

仮想通貨を肌で感じてみる

仮想通貨は、もう少し先かもしれませんが、当たり前のように使っている時代は来ると思います。私も普通に使ってそうです。

電子マネーが出てきたときには、「電子マネー?は?それって使って大丈夫?」って最初は思っていましたが、いまでは電子マネーによる支払いが当たり前になっています。

統計 電子マネー利用者 総務省情報白書H27-min

出典:総務省 情報通信白書(平成27年度版)

おサイフケータイも便利ですし、決済の時間を短縮することがこれほどストレスフリーになるとは思いもしませんでした。

そんな経験もあるので、仮想通貨を持ってみることにしました。

仮想通貨を持つために取引所に口座を開設する

ビットコインなど仮想通貨を持つためには、仮想通貨の取引所を選ぶ必要があります。

取引所の運営母体が上場企業なのはビットポイント(リミックスポイント)やFISCO(フィスコ)ですね。

マウントゴックス社のようなずさんな経営のところは避けたいので、こうしたところは決算という形で財務を見ることができますね。

色々調べると、多くの人が使っていそうなのがcoincheckビットフライヤーです。

coincheckはビットコインのほかにアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を多く取り揃えているのが理由です。

ビットフライヤーと2つ口座を開設して初めて知りましたが、取引所によって流通量が違うので微妙に価格が違うんですね。

2週間程見ていると、ビットコインに限れば、ややコインチェックのほうが安い価格がついています。

口座開設は、ものの10分ほどでできました(最終的にはハガキが届きますが、それまでには1週間ほどでした)。

ビットコインの安全性

ビットコインのことを調べると、安全性は高い技術なんだなというのが分かりました。なんでも深く調べてみるものですね。

ビットコインは、ブロックチェーンという技術を使って、そもそもコピーができない仕組みになっています。(一部略)このチェーンをたどっていくと、生まれたばかりのビットコインの最初の取引から現在に至るまでのすべての取引が記録されています。最新の記録は10分ごとに一つのブロックにまとめられ、ブロックチェーンの最後尾に追加されます。このとき、個々の取引が正しく行われたのか、チェックする仕組みになっているのです。 

引用:『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』

決済手段としては使いづらい

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、値動きが激しいので、決済手段としては使いづらい印象です。

使える店舗はどんどん増えていますけどね。

いざビットコインで支払うとしたときに、買ったときより値段が下がっていれば損をしますし、仮に上がっていれば差額は税金(雑所得)がかかってきます。

ビットコインで支払うときに、ビットコインを手に入れれば、その問題は回避できますが、それはそれで手間ですね。レジ待ちの際にビットコインを手に入れて、レジに来た時に下がっている可能性は十分にあります。

値動きが激しいので、例えば、「給料をビットコインで支払います」と言われれば、全力で断らなければなりません。逆に「今までの給料30万円相当をビットコインで支払う」だと、すぐに換金すれば、今まで通りというわけです。

まずは始めてみる

ビットコイン

決済手段としてではなく、投資資産の一部として仮想通貨を持つことにしました。と言っても、現状、ほぼギャンブルのような感じですので、すんごい少額です。資産の0.1%にもなりません。

そのため、上がろうが下がろうが気にならないレベル。

株式投資のように、配当のようなものはありませんし、期待するのは値上がり益のみです。そのため、投資というよりは、”投機”に近いと言えます。利益確定時には、雑所得であるため税金も多く取られ、不利でもありますね。

また、繰り返しになりますが、仮想通貨の価格は、取引所によって、価格が違っています。需給によって決まるからですね。

これが、株式投資だとどの証券会社でも価格は同じです。

そのため、コインチェックを中心に利用しています(私の環境だけかもしれませんが、ビットフライヤーをPCで見ると、重すぎて遅いんです。)。

仮想通貨は、私たちにどんな未来を見せてくれるのでしょうか。

始めてみると、急に仮想通貨のニュースが気になるようになりました。

情報のアンテナを貼るためには、「自分が体験しておく」というのは、ある意味必須なのかもしれません。

情報を積極的に取り入れていくこともできていて、始めて見てよかったというのが率直な気持ちです。

仮想通貨を始めるまえに、読んだ本のなかでこの本が適度にまとめられていて、勉強になりました。kindleだと安価ですし、もし仮想通貨を始めるのであれば、始める前に一読しておくことをおすすめします。

ではでは。

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

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  • 著者大塚雄介
  • 出版日2017/03/24
  • 商品ランキング29位
  • Kindle版227ページ
  • 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
仮想通貨とブロックチェーン (日経文庫)

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  • 著者木ノ内 敏久
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  • 出版日2017/04/15
  • 商品ランキング28,081位
  • 新書264ページ
  • ISBN-10453211375X
  • ISBN-139784532113759
  • 出版社日本経済新聞出版社
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