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「ブロックチェーン」が深く理解できるおすすめ本・資料7選

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最近はビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨が世間を賑わせていますが、その基盤となっている技術の一つが「ブロックチェーン」です。ブロックチェーンとは、「分散型台帳」などとも呼ばれますが、一言で言ってしまえば、「同じデータを参加者が相互に持ち合うことで、改ざんが非常に困難になったデータベース的なもの」といえるでしょう。

その参加者の持ち合っているデータの同一性を確認していく仕組みの中には、Proof of Work(PoW)と呼ばれるやり方などがあり、これがビットコインのマイニングにつながっていくわけですが、このあたりの話は例えばここを見たりするとわかりやすいでしょう。IBMが作った動画で、魚住りえさんがわかりやすく教えてくれますよ。

さて、今回はこうしたFintechの中核ともいえるブロックチェーンについて、わかりやすく体系的に教えてくれる書籍についてまとめてみたいと思います。

いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み

こちらの書籍は、ブロックチェーンの実装案件で国内トップレベルの実績を持つカレンシーポート株式会社の杉井靖典氏が、ブロックチェーンの仕組みや成り立ちを一から丁寧に解説してくれている本です。この本の特色として、図がふんだんに使われていて見やすいことや、ウォレットの使い方、地域通貨の可能性など幅広いブロックチェーン周りのことについてまとめられていること、などの特徴があります。今話題になっているICOについてももれなくまとめられている本で、かなり出来は良いといえるでしょう。しかも2017年9月に出たばかりですから、今後売れていく本なのはまちがいありません。

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2017年8月号「ブロックチェーンの衝撃」

「ブロックチェーンの衝撃」という副題がつけられているこちらの書籍は、全部が全部ブロックチェーン関連の本ではないのですが、紙面の半分ぐらいがブロックチェーンの解説や、今後社会に与えるインパクトが何かという話になっています。実は技術的に結構深いところまでを良くもここまでコンパクトにまとめたなという出来で、こちらも一冊あるとかなり便利だといえるでしょう。

金融市場インフラに対する分散型台帳技術の適用可能性について(JPXワーキング・ペーパー Vol.15)

金融市場インフラに対する分散型台帳技術の適用可能性について

こちらはJPX(日本取引所)の山藤さんが中心となり書かれたワーキングペーパーで、現在のブロックチェーンに対する実務的な課題などについてしっかりとまとめられています。こちらは、2016年に出たものですが、かなり基礎的なところから含めて高度なところまでのスタディがなされており、ワーキングペーパーとしての完成度は非常に高く、おすすめといえるでしょう。

金融市場における分散型台帳技術の活用に係る検討の動向(JPXワーキングペーパー Vol.20)

金融市場における分散型台帳技術の活用に係る検討の動向

こちらもJPXが発行したワーキングペーパーで、上で紹介したものと合わせて無料で閲覧することができます。
こちらではブロックチェーンのオープンソースプロジェクトを含めた技術開発動向の最近の動きについてかなりスタディされています。IBMの協力を得て研究がなされているようです。JPXでも現在、取り組みをすすめており、その紹介についてもこのペーパーでなされています。必読といえるでしょう。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

こちらは音楽業界なども含めた実例を見せつつ、ブロックチェーンの実装でどんなふうに社会が変わっていくのかについてかなりぶ厚めにまとめた本です。伊藤穰一(MITメディアラボ所長)さんなどもこの本をおすすめされています。実例をただ見せるだけではなく、社会的にみて今後どのような課題があるのかとか、そういった話題についてもこの本を読めばわかるようになり、ドヤ顔で語ることができます(笑)

ブロックチェーン(分散型台帳技術)とは(日本政策投資銀行)

ブロックチェーン(分散型台帳技術)とは – 日本政策投資銀行

政府系の金融機関である日本政策投資銀行がブロックチェーンについてまとめたPDFで、無料で閲覧できます。
数枚のレポートですが、ビットコインの成り立ちからブロックチェーンの活用事例やそれを支える技術要素まで、様々な面からの解説が簡潔にまとめられています。

ビットコインとブロックチェーン

こちらもかなりぶ厚めの本ということなのですが、今紹介した中ではどちらかというと技術よりの本です。しかも、ブロックチェーンだけではなくどちらかというと暗号通貨としてのビットコインについて焦点を当てた上で、そのビットコインを支える技術として、ブロックチェーンがあったり、暗号技術があったりするのだ、という考え方のもと書かれています。こちらの本は私は辞書的に置いて、活用させていただいています。かなり丁寧で正確なブロックチェーンに関する記述が知りたい方はこちらの書籍で知識を入れていくのをおすすめしたいです。

以上、本や資料を7つご紹介させて頂きました。もしお役に立ちそうなものがあれば、是非知識を深めてみてはいかがでしょうか。

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