阪神の四藤慶一郎社長は「プロ入りを希望したことは野球界にとってよいことだと思う。スケールが大きく将来性のある選手なので複数球団の指名は承知の上で1位指名でいく」と話していました。
巨人の鹿取義隆ゼネラルマネージャーは「どのスカウトも『何年かに1人の選手』と言っているので間違いない。木製バットへの対応も金属製と比べて遜色ない。どの球団も1位指名するのではないか。スカウト会議の中で今後の方針を決めていきたい」と話していました。
清宮選手が早稲田実業と巨人のOB、王貞治さんの持つプロ野球史上最多868本のホームランをプロでの目標にあげたことについて「すごいことを言う。ぜひかなえてもらいたい」と話していました。
西武の渡辺久信シニアディレクター兼編成部長は「ドラフト1位候補の中でもトップクラスの評価をしているので、プロ志望届を提出することを表明してくれたことはプロ野球界としてよかった。これでドラフトに集中できる。チームの現状は投手陣が足りないという印象を持っているが、1位指名を投手にするか野手にするかは、これから検討していきたい」と話していました。
楽天の立花陽三社長は「ドラフト会議でのトップ候補の一人で、全球団の1位候補ではないか。うちは外国人の野手3人が主軸となっている中で日本人のホームランバッターがほしいと考えている」と話していました。
オリックスの長村裕之球団本部長は「バッティングの能力は高校1年生のときからずば抜けていて、2年生、3年生と着実にレベルアップしてきた印象だ。ドラフト候補の中ではトップランクの評価であることは間違いないし、ドラフトの戦略をより綿密に練る必要が出てきた。また清宮選手は能力に加えて話題性もすごいので、プロを選んでくれたことはプロ野球界にとっても非常に大きいことだと思う」と話していました。
ロッテの林信平球団本部長は「非常に魅力的な選手だと思う。実力も申し分ないし、この段階からとても人気があって、将来国民的スターになる素養を持った選手ではないか」と話しました。
そのうえで「ドラフトで最終的にどういう指名をするかはこれから詰めるが、1位でほかの球団が指名すると思うので、ロッテとしても獲得にいくのであれば1位で行くかどうかの判断になると思う」と話していました。
日本ハムの大渕隆部長は「プロに入るという決断は複雑な思いだっと思うので、その思いを尊重して誠意を持ってドラフト会議に臨みたい」と話していました。
そのうえで「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の一人であることは変わらない」と話していました。
ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は「プロ野球に携わる側としてはプロを志望するという表明をしてくれたことはうれしく思う。実績も人気も含めてすばらしい選手で、ホームラン数を見ても毎年出てくる人材ではないという評価をしている」と話し、ドラフト会議で指名するかどうかについては「もちろん候補の一人です」と明らかにしました。
広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「力はあるのはもちろん、スター性を持ったバッターなのでどの球団もほしがるだろう。若いうちに一流のプレーが盗めるプロを志望するのはよい選択だったと思う」と話していました。
そのうえで来月のドラフト会議に向けては「ほかの球団の動きをチェックしながら、さまざまなパターンを考えなくてはならない」と話していました。
また広島の幹部は「プロ野球界としては大歓迎だ。ボールを捉える間合いがすばらしい選手だと思う。ただ地元に広島ファンを公言し、3拍子そろった広陵高校の中村奨成選手がいるので、高校生だけで考えた場合、中村選手を優先して考えることになるのではないか」と話しています。
DeNAの三原一晃球団代表は「非常に高く評価している選手だ。ドラフト指名をどうしていくかはまだ決まっていないが、プロ入りを希望したことは喜ばしいことだと思う」と話していました。
中日の西山和夫球団代表は「Aクラスの選手であることは間違いない。トップクラスの選手としてランクづけしているが、指名するかどうかについては編成部などと話し合っていく」と話しています。
ヤクルトの小川淳司シニアディレクターは「高校生ながら長距離を打てるバッターとしての素材はすばらしい。素質が高いと感じる。スター性も兼ね備えているし、プロでも活躍できる可能性は十分ある」と評価していました。
そのうえで「きょう表明されたところなのでこれから話し合いを進めるが、ドラフトでの指名は十分考えられる。最有力候補として見ていく」と話していました。
清宮選手 プロ野球志望 1位指名明言の球団も
早稲田実業の清宮幸太郎選手がプロ野球を目指すことを明らかにしたことを受け、プロ野球の各球団からは歓迎する声が聞かれ、阪神は早くも来月のドラフト会議で1位指名することを明言するなど、多くの球団が1位での指名を検討しています。
清宮選手が22日、プロ野球志望届を提出することを明らかにしたことを受け、阪神の四藤慶一郎球団社長は「複数球団の指名は承知のうえだが、ドラフト会議では1位指名でいきたい」と述べ、12球団でいち早く来月26日のプロ野球のドラフト会議で1位指名することを明言しました。
このほかソフトバンク、西武、楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルトが1位での指名を検討していることを明らかにしました。
このうち楽天は「ドラフト会議でのトップ候補の1人。全球団1位ではないか」と話しているほか、日本ハムは「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の1人であることは変わらない」と話しています。
そのほかの球団も清宮選手の実力を高く評価しているとしたうえで、「ドラフトの戦略を綿密に練る必要が出てきた」と話すなど対応を検討することしていて来月のドラフト会議に向け各球団の動向に注目が集まります。
このほかソフトバンク、西武、楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルトが1位での指名を検討していることを明らかにしました。
このうち楽天は「ドラフト会議でのトップ候補の1人。全球団1位ではないか」と話しているほか、日本ハムは「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の1人であることは変わらない」と話しています。
そのほかの球団も清宮選手の実力を高く評価しているとしたうえで、「ドラフトの戦略を綿密に練る必要が出てきた」と話すなど対応を検討することしていて来月のドラフト会議に向け各球団の動向に注目が集まります。
12球団の動向は…
阪神の四藤慶一郎社長は「プロ入りを希望したことは野球界にとってよいことだと思う。スケールが大きく将来性のある選手なので複数球団の指名は承知の上で1位指名でいく」と話していました。
巨人の鹿取義隆ゼネラルマネージャーは「どのスカウトも『何年かに1人の選手』と言っているので間違いない。木製バットへの対応も金属製と比べて遜色ない。どの球団も1位指名するのではないか。スカウト会議の中で今後の方針を決めていきたい」と話していました。
清宮選手が早稲田実業と巨人のOB、王貞治さんの持つプロ野球史上最多868本のホームランをプロでの目標にあげたことについて「すごいことを言う。ぜひかなえてもらいたい」と話していました。
西武の渡辺久信シニアディレクター兼編成部長は「ドラフト1位候補の中でもトップクラスの評価をしているので、プロ志望届を提出することを表明してくれたことはプロ野球界としてよかった。これでドラフトに集中できる。チームの現状は投手陣が足りないという印象を持っているが、1位指名を投手にするか野手にするかは、これから検討していきたい」と話していました。
楽天の立花陽三社長は「ドラフト会議でのトップ候補の一人で、全球団の1位候補ではないか。うちは外国人の野手3人が主軸となっている中で日本人のホームランバッターがほしいと考えている」と話していました。
オリックスの長村裕之球団本部長は「バッティングの能力は高校1年生のときからずば抜けていて、2年生、3年生と着実にレベルアップしてきた印象だ。ドラフト候補の中ではトップランクの評価であることは間違いないし、ドラフトの戦略をより綿密に練る必要が出てきた。また清宮選手は能力に加えて話題性もすごいので、プロを選んでくれたことはプロ野球界にとっても非常に大きいことだと思う」と話していました。
ロッテの林信平球団本部長は「非常に魅力的な選手だと思う。実力も申し分ないし、この段階からとても人気があって、将来国民的スターになる素養を持った選手ではないか」と話しました。
そのうえで「ドラフトで最終的にどういう指名をするかはこれから詰めるが、1位でほかの球団が指名すると思うので、ロッテとしても獲得にいくのであれば1位で行くかどうかの判断になると思う」と話していました。
日本ハムの大渕隆部長は「プロに入るという決断は複雑な思いだっと思うので、その思いを尊重して誠意を持ってドラフト会議に臨みたい」と話していました。
そのうえで「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の一人であることは変わらない」と話していました。
ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は「プロ野球に携わる側としてはプロを志望するという表明をしてくれたことはうれしく思う。実績も人気も含めてすばらしい選手で、ホームラン数を見ても毎年出てくる人材ではないという評価をしている」と話し、ドラフト会議で指名するかどうかについては「もちろん候補の一人です」と明らかにしました。
広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「力はあるのはもちろん、スター性を持ったバッターなのでどの球団もほしがるだろう。若いうちに一流のプレーが盗めるプロを志望するのはよい選択だったと思う」と話していました。
そのうえで来月のドラフト会議に向けては「ほかの球団の動きをチェックしながら、さまざまなパターンを考えなくてはならない」と話していました。
また広島の幹部は「プロ野球界としては大歓迎だ。ボールを捉える間合いがすばらしい選手だと思う。ただ地元に広島ファンを公言し、3拍子そろった広陵高校の中村奨成選手がいるので、高校生だけで考えた場合、中村選手を優先して考えることになるのではないか」と話しています。
DeNAの三原一晃球団代表は「非常に高く評価している選手だ。ドラフト指名をどうしていくかはまだ決まっていないが、プロ入りを希望したことは喜ばしいことだと思う」と話していました。
中日の西山和夫球団代表は「Aクラスの選手であることは間違いない。トップクラスの選手としてランクづけしているが、指名するかどうかについては編成部などと話し合っていく」と話しています。
ヤクルトの小川淳司シニアディレクターは「高校生ながら長距離を打てるバッターとしての素材はすばらしい。素質が高いと感じる。スター性も兼ね備えているし、プロでも活躍できる可能性は十分ある」と評価していました。
そのうえで「きょう表明されたところなのでこれから話し合いを進めるが、ドラフトでの指名は十分考えられる。最有力候補として見ていく」と話していました。
巨人の鹿取義隆ゼネラルマネージャーは「どのスカウトも『何年かに1人の選手』と言っているので間違いない。木製バットへの対応も金属製と比べて遜色ない。どの球団も1位指名するのではないか。スカウト会議の中で今後の方針を決めていきたい」と話していました。
清宮選手が早稲田実業と巨人のOB、王貞治さんの持つプロ野球史上最多868本のホームランをプロでの目標にあげたことについて「すごいことを言う。ぜひかなえてもらいたい」と話していました。
西武の渡辺久信シニアディレクター兼編成部長は「ドラフト1位候補の中でもトップクラスの評価をしているので、プロ志望届を提出することを表明してくれたことはプロ野球界としてよかった。これでドラフトに集中できる。チームの現状は投手陣が足りないという印象を持っているが、1位指名を投手にするか野手にするかは、これから検討していきたい」と話していました。
楽天の立花陽三社長は「ドラフト会議でのトップ候補の一人で、全球団の1位候補ではないか。うちは外国人の野手3人が主軸となっている中で日本人のホームランバッターがほしいと考えている」と話していました。
オリックスの長村裕之球団本部長は「バッティングの能力は高校1年生のときからずば抜けていて、2年生、3年生と着実にレベルアップしてきた印象だ。ドラフト候補の中ではトップランクの評価であることは間違いないし、ドラフトの戦略をより綿密に練る必要が出てきた。また清宮選手は能力に加えて話題性もすごいので、プロを選んでくれたことはプロ野球界にとっても非常に大きいことだと思う」と話していました。
ロッテの林信平球団本部長は「非常に魅力的な選手だと思う。実力も申し分ないし、この段階からとても人気があって、将来国民的スターになる素養を持った選手ではないか」と話しました。
そのうえで「ドラフトで最終的にどういう指名をするかはこれから詰めるが、1位でほかの球団が指名すると思うので、ロッテとしても獲得にいくのであれば1位で行くかどうかの判断になると思う」と話していました。
日本ハムの大渕隆部長は「プロに入るという決断は複雑な思いだっと思うので、その思いを尊重して誠意を持ってドラフト会議に臨みたい」と話していました。
そのうえで「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の一人であることは変わらない」と話していました。
ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は「プロ野球に携わる側としてはプロを志望するという表明をしてくれたことはうれしく思う。実績も人気も含めてすばらしい選手で、ホームラン数を見ても毎年出てくる人材ではないという評価をしている」と話し、ドラフト会議で指名するかどうかについては「もちろん候補の一人です」と明らかにしました。
広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「力はあるのはもちろん、スター性を持ったバッターなのでどの球団もほしがるだろう。若いうちに一流のプレーが盗めるプロを志望するのはよい選択だったと思う」と話していました。
そのうえで来月のドラフト会議に向けては「ほかの球団の動きをチェックしながら、さまざまなパターンを考えなくてはならない」と話していました。
また広島の幹部は「プロ野球界としては大歓迎だ。ボールを捉える間合いがすばらしい選手だと思う。ただ地元に広島ファンを公言し、3拍子そろった広陵高校の中村奨成選手がいるので、高校生だけで考えた場合、中村選手を優先して考えることになるのではないか」と話しています。
DeNAの三原一晃球団代表は「非常に高く評価している選手だ。ドラフト指名をどうしていくかはまだ決まっていないが、プロ入りを希望したことは喜ばしいことだと思う」と話していました。
中日の西山和夫球団代表は「Aクラスの選手であることは間違いない。トップクラスの選手としてランクづけしているが、指名するかどうかについては編成部などと話し合っていく」と話しています。
ヤクルトの小川淳司シニアディレクターは「高校生ながら長距離を打てるバッターとしての素材はすばらしい。素質が高いと感じる。スター性も兼ね備えているし、プロでも活躍できる可能性は十分ある」と評価していました。
そのうえで「きょう表明されたところなのでこれから話し合いを進めるが、ドラフトでの指名は十分考えられる。最有力候補として見ていく」と話していました。
過去最多は8球団競合 野茂投手と小池投手
ドラフト会議で1人の選手に指名が競合したケースで、これまで最も多かったのは8球団です。
平成元年は社会人野球の新日鉄堺の野茂英雄投手に8球団がドラフト1位で指名し、当時の近鉄が交渉権を獲得しました。
翌年の平成2年は亜細亜大学の左ピッチャー 小池秀郎投手に8球団の指名が競合し、ロッテが交渉権を獲得しました。
しかし小池投手はロッテには進まず、その後、社会人野球の当時の松下電器を経て近鉄に入団しました。
清宮幸太郎選手がプロ野球志望届を出すことを表明したことで、来月26日に行われるドラフト会議で、清宮選手に対しこれまでの8球団を上回る数の指名があるのか注目されます。
平成元年は社会人野球の新日鉄堺の野茂英雄投手に8球団がドラフト1位で指名し、当時の近鉄が交渉権を獲得しました。
翌年の平成2年は亜細亜大学の左ピッチャー 小池秀郎投手に8球団の指名が競合し、ロッテが交渉権を獲得しました。
しかし小池投手はロッテには進まず、その後、社会人野球の当時の松下電器を経て近鉄に入団しました。
清宮幸太郎選手がプロ野球志望届を出すことを表明したことで、来月26日に行われるドラフト会議で、清宮選手に対しこれまでの8球団を上回る数の指名があるのか注目されます。
早実から直接プロ入りした選手
早稲田実業から大学や社会人を経ずに直接プロ入りした主な選手です。
当時の毎日などで通算2314安打を打ち「安打製造器」と呼ばれた左バッター、榎本喜八さんは早稲田実業で春夏合わせて3回甲子園に出場してプロ野球へ進みました。
5年前に亡くなりましたが、去年、現役時代の功績がたたえられ野球殿堂入りを果たしています。
王貞治さんは早稲田実業のエースとして昭和32年のセンバツ高校野球で優勝し、その後、巨人に入団。
独特の一本足打法から、プロ野球史上最多、通算868本のホームランを打ちました。
巨人とソフトバンク、第1回のWBC日本代表監督を務め、日本を世界一に導きました。
清宮幸太郎選手と同じ左バッターでは、早稲田実業から直接、中日に入団して19年間プレーし、代打の切り札としても活躍した川又米利さん、ピッチャーでは現在はNHK野球解説を務める荒木大輔さんが1年夏から甲子園に春夏合わせて5回連続出場して「大輔フィーバー」を巻き起こし、ヤクルトにドラフト1位で入団して活躍しました。
当時の毎日などで通算2314安打を打ち「安打製造器」と呼ばれた左バッター、榎本喜八さんは早稲田実業で春夏合わせて3回甲子園に出場してプロ野球へ進みました。
5年前に亡くなりましたが、去年、現役時代の功績がたたえられ野球殿堂入りを果たしています。
王貞治さんは早稲田実業のエースとして昭和32年のセンバツ高校野球で優勝し、その後、巨人に入団。
独特の一本足打法から、プロ野球史上最多、通算868本のホームランを打ちました。
巨人とソフトバンク、第1回のWBC日本代表監督を務め、日本を世界一に導きました。
清宮幸太郎選手と同じ左バッターでは、早稲田実業から直接、中日に入団して19年間プレーし、代打の切り札としても活躍した川又米利さん、ピッチャーでは現在はNHK野球解説を務める荒木大輔さんが1年夏から甲子園に春夏合わせて5回連続出場して「大輔フィーバー」を巻き起こし、ヤクルトにドラフト1位で入団して活躍しました。
荒木大輔氏「いい決断」
早稲田実業のOBでプロ野球のヤクルトなどで活躍した荒木大輔さんは、「特にバッティングは十分にプロでやっていける能力がある選手なので、いい決断だったと受け止めている。高校卒業してから22歳くらいの間はものすごく吸収力がある。プロ野球は各ポジションに専門の指導者がいて、レベルの高い選手たちの中でもまれることによってより多くのことが学べる。いち早くプロで経験を積めば一回り大きな清宮選手が見られると思っていた」と話していました。
荒木さん自身も進路に迷った末、ドラフト1位でヤクルトに入団しましたが、当時を振り返り、「まずはプロのスピードに驚くと思う。本気になったときのプロのボールを見て彼がどこまで対応できるか。修正能力は、高そうだというイメージを持っているので、見て学んで、たたかれて大きくなっていくんじゃないかと思う」とし、そのうえで、「スピードになれることだけではなく、守備や走塁など課題もいっぱいある。恐怖を感じたり失敗を重ねて自分の足りない部分を補わないかぎり、一流にはなれない。もがいてもがいて、いっぱい失敗して、それをステップにしてもらいたい」と後輩にエールを送っていました。
荒木さん自身も進路に迷った末、ドラフト1位でヤクルトに入団しましたが、当時を振り返り、「まずはプロのスピードに驚くと思う。本気になったときのプロのボールを見て彼がどこまで対応できるか。修正能力は、高そうだというイメージを持っているので、見て学んで、たたかれて大きくなっていくんじゃないかと思う」とし、そのうえで、「スピードになれることだけではなく、守備や走塁など課題もいっぱいある。恐怖を感じたり失敗を重ねて自分の足りない部分を補わないかぎり、一流にはなれない。もがいてもがいて、いっぱい失敗して、それをステップにしてもらいたい」と後輩にエールを送っていました。
清宮選手 プロ野球志望 1位指名明言の球団も
早稲田実業の清宮幸太郎選手がプロ野球を目指すことを明らかにしたことを受け、プロ野球の各球団からは歓迎する声が聞かれ、阪神は早くも来月のドラフト会議で1位指名することを明言するなど、多くの球団が1位での指名を検討しています。
清宮選手が22日、プロ野球志望届を提出することを明らかにしたことを受け、阪神の四藤慶一郎球団社長は「複数球団の指名は承知のうえだが、ドラフト会議では1位指名でいきたい」と述べ、12球団でいち早く来月26日のプロ野球のドラフト会議で1位指名することを明言しました。
このほかソフトバンク、西武、楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルトが1位での指名を検討していることを明らかにしました。
このうち楽天は「ドラフト会議でのトップ候補の1人。全球団1位ではないか」と話しているほか、日本ハムは「ホームランをたくさん打つというのは魅力だし、ドラフト1位指名候補の1人であることは変わらない」と話しています。
そのほかの球団も清宮選手の実力を高く評価しているとしたうえで、「ドラフトの戦略を綿密に練る必要が出てきた」と話すなど対応を検討することしていて来月のドラフト会議に向け各球団の動向に注目が集まります。
12球団の動向は…
過去最多は8球団競合 野茂投手と小池投手
ドラフト会議で1人の選手に指名が競合したケースで、これまで最も多かったのは8球団です。
平成元年は社会人野球の新日鉄堺の野茂英雄投手に8球団がドラフト1位で指名し、当時の近鉄が交渉権を獲得しました。
翌年の平成2年は亜細亜大学の左ピッチャー 小池秀郎投手に8球団の指名が競合し、ロッテが交渉権を獲得しました。
しかし小池投手はロッテには進まず、その後、社会人野球の当時の松下電器を経て近鉄に入団しました。
清宮幸太郎選手がプロ野球志望届を出すことを表明したことで、来月26日に行われるドラフト会議で、清宮選手に対しこれまでの8球団を上回る数の指名があるのか注目されます。
平成元年は社会人野球の新日鉄堺の野茂英雄投手に8球団がドラフト1位で指名し、当時の近鉄が交渉権を獲得しました。
翌年の平成2年は亜細亜大学の左ピッチャー 小池秀郎投手に8球団の指名が競合し、ロッテが交渉権を獲得しました。
しかし小池投手はロッテには進まず、その後、社会人野球の当時の松下電器を経て近鉄に入団しました。
清宮幸太郎選手がプロ野球志望届を出すことを表明したことで、来月26日に行われるドラフト会議で、清宮選手に対しこれまでの8球団を上回る数の指名があるのか注目されます。
早実から直接プロ入りした選手
早稲田実業から大学や社会人を経ずに直接プロ入りした主な選手です。
当時の毎日などで通算2314安打を打ち「安打製造器」と呼ばれた左バッター、榎本喜八さんは早稲田実業で春夏合わせて3回甲子園に出場してプロ野球へ進みました。
5年前に亡くなりましたが、去年、現役時代の功績がたたえられ野球殿堂入りを果たしています。
王貞治さんは早稲田実業のエースとして昭和32年のセンバツ高校野球で優勝し、その後、巨人に入団。
独特の一本足打法から、プロ野球史上最多、通算868本のホームランを打ちました。
巨人とソフトバンク、第1回のWBC日本代表監督を務め、日本を世界一に導きました。
清宮幸太郎選手と同じ左バッターでは、早稲田実業から直接、中日に入団して19年間プレーし、代打の切り札としても活躍した川又米利さん、ピッチャーでは現在はNHK野球解説を務める荒木大輔さんが1年夏から甲子園に春夏合わせて5回連続出場して「大輔フィーバー」を巻き起こし、ヤクルトにドラフト1位で入団して活躍しました。
当時の毎日などで通算2314安打を打ち「安打製造器」と呼ばれた左バッター、榎本喜八さんは早稲田実業で春夏合わせて3回甲子園に出場してプロ野球へ進みました。
5年前に亡くなりましたが、去年、現役時代の功績がたたえられ野球殿堂入りを果たしています。
王貞治さんは早稲田実業のエースとして昭和32年のセンバツ高校野球で優勝し、その後、巨人に入団。
独特の一本足打法から、プロ野球史上最多、通算868本のホームランを打ちました。
巨人とソフトバンク、第1回のWBC日本代表監督を務め、日本を世界一に導きました。
清宮幸太郎選手と同じ左バッターでは、早稲田実業から直接、中日に入団して19年間プレーし、代打の切り札としても活躍した川又米利さん、ピッチャーでは現在はNHK野球解説を務める荒木大輔さんが1年夏から甲子園に春夏合わせて5回連続出場して「大輔フィーバー」を巻き起こし、ヤクルトにドラフト1位で入団して活躍しました。
荒木大輔氏「いい決断」
早稲田実業のOBでプロ野球のヤクルトなどで活躍した荒木大輔さんは、「特にバッティングは十分にプロでやっていける能力がある選手なので、いい決断だったと受け止めている。高校卒業してから22歳くらいの間はものすごく吸収力がある。プロ野球は各ポジションに専門の指導者がいて、レベルの高い選手たちの中でもまれることによってより多くのことが学べる。いち早くプロで経験を積めば一回り大きな清宮選手が見られると思っていた」と話していました。
荒木さん自身も進路に迷った末、ドラフト1位でヤクルトに入団しましたが、当時を振り返り、「まずはプロのスピードに驚くと思う。本気になったときのプロのボールを見て彼がどこまで対応できるか。修正能力は、高そうだというイメージを持っているので、見て学んで、たたかれて大きくなっていくんじゃないかと思う」とし、そのうえで、「スピードになれることだけではなく、守備や走塁など課題もいっぱいある。恐怖を感じたり失敗を重ねて自分の足りない部分を補わないかぎり、一流にはなれない。もがいてもがいて、いっぱい失敗して、それをステップにしてもらいたい」と後輩にエールを送っていました。
荒木さん自身も進路に迷った末、ドラフト1位でヤクルトに入団しましたが、当時を振り返り、「まずはプロのスピードに驚くと思う。本気になったときのプロのボールを見て彼がどこまで対応できるか。修正能力は、高そうだというイメージを持っているので、見て学んで、たたかれて大きくなっていくんじゃないかと思う」とし、そのうえで、「スピードになれることだけではなく、守備や走塁など課題もいっぱいある。恐怖を感じたり失敗を重ねて自分の足りない部分を補わないかぎり、一流にはなれない。もがいてもがいて、いっぱい失敗して、それをステップにしてもらいたい」と後輩にエールを送っていました。