米朝首脳の応酬 ロシア外相「熱い頭を冷やす必要」
こうした中、ロシアのラブロフ外相は、国連総会が開かれているニューヨークの国連本部で22日、記者会見を開き、「核兵器による軍事的冒険は受け入れられない」と北朝鮮を批判したうえで、「熱くなった頭を冷やして、応酬を休止する必要がある」と述べて、アメリカと北朝鮮の双方に自制を求めました。
そのうえで、ラブロフ外相は「いかなる時も互いの提案について会って議論するほうが誰かを孤立させ、脅かすよりずっとよい」と述べて、ヨーロッパの中立国か国連の事務総長が米朝の仲介役になることも選択肢の1つだという考えを改めて示しました。
一方、国連総会の期間中に北朝鮮のリ・ヨンホ外相と会談するのかという記者団の質問には「予定していない」と述べて、北朝鮮に対して直接自制を働きかける機会はないと明らかにしました。
米朝首脳の応酬 ロシア外相「熱い頭を冷やす必要」
アメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との間で、激しい言葉の応酬になっていることについて、ロシアのラブロフ外相は「熱くなった頭を冷やす必要がある」と述べて双方に自制を求めました。
アメリカと北朝鮮をめぐってはトランプ大統領が19日、国連総会で行った演説で、場合によっては北朝鮮を完全に壊滅せざるをえないと述べたことに北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は異例の声明を出して「最高の超強硬な対応策をとる」と威嚇した上、リ・ヨンホ外相が太平洋での水爆実験に言及するなど激しい言葉の応酬になっています。
こうした中、ロシアのラブロフ外相は、国連総会が開かれているニューヨークの国連本部で22日、記者会見を開き、「核兵器による軍事的冒険は受け入れられない」と北朝鮮を批判したうえで、「熱くなった頭を冷やして、応酬を休止する必要がある」と述べて、アメリカと北朝鮮の双方に自制を求めました。
そのうえで、ラブロフ外相は「いかなる時も互いの提案について会って議論するほうが誰かを孤立させ、脅かすよりずっとよい」と述べて、ヨーロッパの中立国か国連の事務総長が米朝の仲介役になることも選択肢の1つだという考えを改めて示しました。
一方、国連総会の期間中に北朝鮮のリ・ヨンホ外相と会談するのかという記者団の質問には「予定していない」と述べて、北朝鮮に対して直接自制を働きかける機会はないと明らかにしました。