フリーランスの休日

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このブログのデザインはそのままに、ヘッダの写真だけ変えました。

 

雨上がりに撮ったコスモス。

雨のしずくが綺麗で撮ったのですが…

 

 

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実際は⬆️こんな状況下での撮影でした。

 

人の家の庭に咲くコスモス。

手前には木の柵があり、レンズも差し込めないくらい狭い幅。

その間から何とか撮ろうと息を殺して撮影していました。

 

もう少し下から…もっと右寄りがいいけど、これ以上は移動出来ない。

そんな事を考えながら撮影したのですが、ふと自分がいかに不審な行動を取っているかに気付きました。

 

屈み込み、柵にへばりついてシャッターを押す。

まるで柵に隠れて家の中を盗撮するパパラッチ (笑)

いつ警察に通報されてもおかしくない状況でした。

 

実際、撮影とはそう言うもので、切り取った部分は美しく、自然の中の一部のように見えますが、周りには家があり、柵があり、車がある。

 

自然を撮ろうと山や原野へ行っている時は気にしない事なのですが、街の中で撮るとなると色々と問題がある訳です。

 

過去の恥ずかしい話し 

 

その昔、この穏やかな自分にも、つっぱっていた時代もありまして。

「そんなものは誰にでも撮れる」

と生意気な事を口にしていた時期がありました。

つまり、誰にでも撮れるものを撮りたいんじゃない。

自分にしか撮れないものを撮らなきゃ意味がない、みたいな事を。

 

いやぁ…

青かったっす。

恥ずかしいっす。

穴を掘って中へ入り込み、鍵をかけたいくらいの気分です。

 

例えば美しい夕日を前に、何人もの人が撮影していたとして

同じ写真など誰も撮れないんですよ。

皆、それぞれの感性があり、知識があり、思いがあるのですから。

夕日の切り取り方、色のこだわり方、雲まで見てタイミングをとる方、同じ写真なんて一枚もない。

そんな当たり前な事にさえ頭が回らなかった青かった自分。

口だけは一人前でしたね。

 

でも多分10年後の自分にも、今の自分は「たわけ!」と言われてしまうんでしょうね。

だから今撮れるものを精一杯感じて、次に進まなければ「たわけ!」と言ってくれる自分も育たないのだと思います。

 

遠回りしたり、石橋を叩き壊して呆然としたり、臆病をこじらせたり

真っ直ぐにひとつの道を真剣に進んで来られた人の、足元にさえ届かない。

けれど…

 

だから今の自分がある。

真っ直ぐ行っていたら花のしずくが美しい、そんな事にさえ気付かずに、素通りして行ってしまったかもしれない。

 

どっちがいいかなんて解らないけれど

 

今、撮りたいものを撮っていられる自分が嬉しい

そう思うのです。

 

…と言う事で、カメラを持って不審な行動をする人がいたら、害があるかないかを見極めてから警察へ通報して下さい。

害がありそうなら迷わずに通報を。

害がなさそうなら…

 

撮らせてやって下さい。

本人には、生きる活力だったりするのですから。 

 

 

 

 

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