本物そっくり「クローン文化財」初の展覧会

本物そっくり「クローン文化財」初の展覧会
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壁画や仏像など歴史的価値の高い美術品を最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を駆使してよみがえらせた「クローン文化財」を、一堂に集めて紹介する初めての展覧会が、23日から東京で開かれます。
「クローン文化財」は、劣化が進んだり破損して失われたりした歴史的価値の高い美術品を、最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を組み合わせて質感に至るまで精巧によみがえらせたもので、東京芸術大学が国内外の壁画や仏像などの再現や復元を進めています。

大学では、これまでの成果を広く知ってもらおうと、この「クローン文化財」を一堂に集めて紹介する初めての展覧会を開くことになり、22日、内覧会を行いました。
「クローン文化財」は、劣化が進んだり破損して失われたりした歴史的価値の高い美術品を、最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を組み合わせて質感に至るまで精巧によみがえらせたもので、東京芸術大学が国内外の壁画や仏像などの再現や復元を進めています。

大学では、これまでの成果を広く知ってもらおうと、この「クローン文化財」を一堂に集めて紹介する初めての展覧会を開くことになり、22日、内覧会を行いました。
会場には、一見、本物と変わらないおよそ70点が展示され、このうち中国・敦煌の唐の時代の洞窟内部を再現したものは、壁を彩る仏画やあでやかな仏像だけでなく、土壁のざらついた質感や微妙な凹凸まで忠実に再現しています。

また、奈良・法隆寺の国宝「釈迦三尊像」を再現したものは、数百枚の画像データをもとに3Dプリンターで型を取って銅を鋳造し、表面を特殊な薬品につけて酸化させて古びた雰囲気を表しています。

展覧会を企画した東京芸術大学大学院の宮廻正明教授は「クローン文化財は美術品の保存や公開のありかたを変える可能性があり、活用に期待したい」と話していました。

この展覧会は東京・上野にある東京芸術大学大学美術館で23日から来月26日まで開かれます。

本物そっくり「クローン文化財」初の展覧会

壁画や仏像など歴史的価値の高い美術品を最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を駆使してよみがえらせた「クローン文化財」を、一堂に集めて紹介する初めての展覧会が、23日から東京で開かれます。

「クローン文化財」は、劣化が進んだり破損して失われたりした歴史的価値の高い美術品を、最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を組み合わせて質感に至るまで精巧によみがえらせたもので、東京芸術大学が国内外の壁画や仏像などの再現や復元を進めています。

大学では、これまでの成果を広く知ってもらおうと、この「クローン文化財」を一堂に集めて紹介する初めての展覧会を開くことになり、22日、内覧会を行いました。
会場には、一見、本物と変わらないおよそ70点が展示され、このうち中国・敦煌の唐の時代の洞窟内部を再現したものは、壁を彩る仏画やあでやかな仏像だけでなく、土壁のざらついた質感や微妙な凹凸まで忠実に再現しています。

また、奈良・法隆寺の国宝「釈迦三尊像」を再現したものは、数百枚の画像データをもとに3Dプリンターで型を取って銅を鋳造し、表面を特殊な薬品につけて酸化させて古びた雰囲気を表しています。

展覧会を企画した東京芸術大学大学院の宮廻正明教授は「クローン文化財は美術品の保存や公開のありかたを変える可能性があり、活用に期待したい」と話していました。

この展覧会は東京・上野にある東京芸術大学大学美術館で23日から来月26日まで開かれます。