スクウェア・エニックスは9月21日、プラチナゲームズが開発を担当したアクションRPG『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』の世界累計出荷・ダウンロード販売が200万本を突破したと発表した。本作は、国内では今年2月にPlayStation 4版が発売され、翌月には海外発売と合わせてSteam版も販売開始された。
本作は発売直後から好調な売り上げであることが報じられ、4月末には世界累計出荷・ダウンロード販売が100万本を超えたと公式発表。そのうちPS4版の本数は、日本とアジアのみで50万本以上を記録していることも明らかにされた。そして5月末には両機種合わせて150万本を突破し、それから4か月でさらに50万本を上乗せする結果となった。
本作のヒットについてスクウェア・エニックスの松田洋祐社長は、2017年3月期のアニュアルレポートの中で「当初の想定を大きく上回る世界的なヒットとなり、日本のゲームの品質が高いことを世界に再認識させるだけでなく、今後のフランチャイズとしての大きな展開を期待させる作品となりました」とコメントしている。
2010年発売の『NieR Gestalt(ニーア ゲシュタルト)』と『NieR RepliCant(ニーア レプリカント)』、そして『NieR:Automata』へと続いてきたニーアシリーズについては、この大きなヒットを受けてさらなる展開が計画されているようで、スクウェア・エニックスの第6ビジネス・ディビジョンでは「ニーア関連作品シナリオスタッフ」の募集をおこなっている。ディレクターのヨコオタロウ氏をサポートする立場になるようで、具体的な業務内容としては、ニーアシリーズの世界観に基づいてサブクエストなどのプロット作成およびシナリオの作成、NPCデザイン指定などゲーム内で使用されるデザインの指示、アイテム説明などゲーム内に表示されるテキスト作成全般としている。その関連作品がどのようなゲームになるのか、形になるのはまだまだ先の話だろうが、多くのファンが期待するところだろう。
なお『NieR:Automata』は、現在Steam版とPS4ダウンロード版が共に35パーセントオフのセール中だ。Steam版は9月26日までで、PS4版は27日までとなっている。