実は私、何年も前の話ですけれども、aikoさんのコピーバンドでキーボードを担当していました。その頃、忙しかった仕事もひと段落ついて、「何か新しい音楽開拓したいな」と思ってaikoさんを聴き始めていたころだったのです。
aikoさんの編曲ってピアノやキーボードを演奏する者にとっては、出番が多くてうれしい曲なんです。コピーしているうちに楽曲の魅力にもどっぷりハマって、3年間ほど活動しました。その時の経験から、aikoさんのおすすめアルバムを今日は紹介したいと思います。活動歴の長い方のなので、「どれから買っていいか迷ってしまう…」というときの参考にしていただければとも思います。
おすすめアルバムは『秘密』です!
今日は結論から書いてみました。『秘密』は2008年にリリースされました。私もコピーバンドで何曲か演奏させていただきましたけど、演奏する曲としても魅力がありますが、聴きどころが大変多い曲だと思います。では、『秘密』の魅力について簡単にまとめてた後に、曲紹介をさせていただきたいと思います。あくまで個人的な感想ですので、よろしくお願いします。
『秘密』の魅力
- 歌詞がよく練られていて、アルバム全体に統一感をもたせる工夫がある。
- 歌詞に比喩(何か心情を例える)が増えてきて深みが増してきたように感じます。
- ちょっといけない恋をしているみたいなドキドキ感のある曲がある。
ざっとまとめてみると、以上のような感じです。それでは各項目について、詳しく見ていきます。
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歌詞の統一感ついて
歌詞の比喩について
いけない恋をしている感じ
『秘密』のおすすめ曲
「You & Me both」
「秘密」
アルバム表題曲となっている通り、最高の出来の曲だと思います。ゆったりとしたテンポのピアノ伴奏から始まるバラードですが、サビに向けてしっかりとリズム隊が入っていき、これも感情がすごく高ぶる曲になっています。
サビの「声を聞かせて 親指握って」の部分にaikoさんの言葉を選ぶ感性の高さを感じます。普通なら「手を握って」と言いたくなるところですが、手より「親指握って」と表現したほうが、ものすごく愛を感じますよね。
サビの旋律は高音がとても多いので、aikoさんの綺麗で切ないけれども力のあるファルセット(裏声)を堪能できる曲でもあります。
「ウミウサギ」
静かなピアノの前奏で始まる曲です。演奏する側から見ると、ピアノの難易度がとても高い曲です。個人的には「弾けたら素敵だな」と思うのですけれども、なかなか思うようには弾けません(;^_^A
特にサビ部分のピアノの伴奏はものすごいです。テクニカルなピアノ曲が好きな方にはたまらない編曲なのではないでしょうか。この曲が弾けたらプロになれそうな気がしてしまいます。
「ずっと一緒にいようか?」という歌詞が最初の部分に入るように、恋人にプロポーズをされた夜の一場面を切り取った内容になっています。ちょっとドキドキしますね。
個人的に一番好きな歌詞は「いつか自然に心が気が付いたとき 辿り着けばいい この海の果てに」という部分です。「海の果ては」きっと「私の心」なんじゃないかなと勝手に想像しています。結ばれるのは自然と心が求めたときでいい、ということでしょうか。
ゆったりしたテンポの曲なので、言葉の数は多くないですが、これまた深く読める歌詞の曲なので、歌詞読み好きの方にも気にっていただけると思います。
「約束」
- アーティスト: aiko
- 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
- 発売日: 2008/04/02
- メディア: CD
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