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金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~ 作者:十本スイ

特別篇

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第二話 火山の雛鳥

 ――――【アラガド山】。

 【太陽国・アウルム】の東に位置する活火山であり、最近地下のマグマが活発化し始めているという話を聞き、定期的に調査を依頼されている山だ。
 幸いにも周りは森に囲まれており、集落などはないので、仮に噴火したとしても〝人〟の被害はないだろうが、それでも注意を向けておくにこしたことはない。


 距離が離れているといっても、噴火の規模によっては【アウルム】にも影響が出るからだ。
 山の麓には火山研究をしている専門家のチームを設置して、何かあればすぐに日色の耳へと入ることにはなっているが、一月に一度ほど【アウルム】の調査部隊を派遣して、情報を直に得ることになっている。
 これはまだ【太陽の色】であった時に、リリィンが命じたものでもあるのだ。


「――おや? これはこれは、ヒイロ王ではないですかぞい!?」


 その言葉により、一気に周りがざわめき始める。一国の王が、このような場所に現れたのだから当然といえば当然だろうが。
 薄汚れた白衣を着用している五十代後半の男性。この男こそが、この調査チームのリーダーを任されているティッチだ。山のことで知らないことはないほどの知識量を持ち、火山研究の第一人者でもある。


 アフロヘアーが特徴だが、まるで火山のマグマのせいで、火が燃え移って縮れてしまったように見えるのだから面白い。
 また彼は人間と魔人のハーフでもあり、リリィンが【太陽の色】を建てる前にも、住民にならないかと声をかけていた人物の一人だ。


 今でもハーフと聞くと顔をしかめてしまう者たちがいるが、それでも万人を受け入れる【太陽の色】のお蔭で、少しずつではあるがハーフも普通の人種だと認知されるようにはなってきた。


「お前がここの責任者か、名は?」
「ティッチと申しますぞい」
「……ぞい?」
「口癖にて、勘弁してくださいぞい」
「まあいい。今日はここにいるレッカと他数人で調査報告を聞きにきた」


 紹介すると、レッカたちも静かに会釈する。


「それはわざわざご足労願いまして、恐縮ですぞい」
「それで? 何か大きな変化はあったか?」
「特には。しかし気になることが一つありますぞい」
「気になること?」
「はい。マグマの動きは今すぐ噴火するような活発さはないようですが、どうにも火山の中にマグマとは違う何か大きなものが存在しているようなのですぞい」
「マグマとは違う? 確かなのか?」
「はい。それが生物なのかそうでないのかは、まだ調査中ではありますが、何かがあるのは間違いないですぞい」


 日色は彼の話を聞いて「ふむ」と顎に手を当てる。
 もし火山の中にいるのが生物だとして、凶悪なモンスターであるのなら、ここに滞在させているティッチたちにも危険が及ぶ。


「……実際に中に入ってみるか」
「ち、父上、それは危険ではないでしょうか!」


 さすがに止めに入ってくるレッカ。


「そうですぞい。ヒイロ王がお考えになられている以上に、火山とは危険なものですぞい」
「しかし、最近の活発化がその何かのせいだとすると、早くに正体を見極める方がいいだろ?」
「確かにそうですが、王自ら出向くのは危険ですぞい」
「安心しろ。その程度の危険など、いくらでも乗り越えてきた」


 たかが火山一つに怯えを感じる感情などすでにない。それだけ大災害レベルの事件を幾つも経験してきている。


「なら自分も行きます、父上!」
「……分かった。他の者は、万が一の時、調査チームを守るために残れ、いいな」


 レッカの部隊の者たちが「はい」と返事をした。


「ヒイロ王、どうしても行くと仰るのであれば、儂を連れて行ってほしいですぞい」
「は? 危険だと言ったのはお前だぞ?」
「はい。ですが火山を知り尽くしている者がいた方が都合が良いはずですぞい」
「なるほどな。…………よし、ならさっそく三人で向かうことにする。他の者は何があっても対処できるようにしておくんだ」


 日色の命に全員が返事をし、日色もまた納得して頷きを一つ返しておいた。

 ――火口からは、天を掴むように僅かな煙が立ち昇っており、ゴツゴツした足場のあちこちからも地熱が上がっていることを証明するかのように湯気が発見できる。

 しかし煙の量からも、それほどマグマが活発化しているようには見えない。
 大きく口の開いた火口付近へ辿り着くと、さすがに汗が滲んでくるような熱さを感じる。
 日色はもちろんのこと、レッカとティッチには、それぞれ『防護』の文字を発動させており、火山ガスの吸い込みによる毒は影響ないようにしていた。


「いやぁ、本来ならば耐火防護スーツが必要になりますが、ヒイロ王のお蔭で生身でこうやって調査できるとは、ずっとここにいてほしいですぞい」


 ティッチは子供のように目を輝かせて、クリアな視界を目一杯行使して火山を観察し始めている。


「ほわぁ……火山とはこんな感じになっているのですね」


 レッカは初めて近くで見る火山を興味深そうに見回している。


「基本的に火山ってのは、マグマが地表や水中に噴き出ることでできる地形のことだ。マグマが噴出して地表に出ることを噴火という」
「ほほう! さすがはヒイロ王! その知識も確かですぞい!」
「ですが父上、噴火は恐ろしいものだと認識されてますよね」


 レッカの問いに答えたのは、日色ではなくティッチだ。


「確かに! レッカ隊長殿の仰る通り、噴火による被害はありますぞい。特に〝破局噴火〟と呼ばれるものは、大きな環境変化や生物の大量絶滅のきっかけにもなるほど危険な現象ですぞい」
「な、なるほど」
「しかーし! 火山による恩恵は確かに存在するのですぞい!」
「お、恩恵……ですか」
「火山によって生まれる環境から得ることができる肥沃な大地や湧水などがあり、また火や温泉なども良い資源になりますぞい。それに火山にしか生まれない鉱物などもあり、人の社会にとって重要な存在なのですぞい。ですから火山というのは――」
「あ、あの……っ」


 ティッチの熱い火山論にタジタジとなっているレッカ。しかしティッチの言う通り、人がこれまで生きてきた中で、火山の恩恵も多大に人の生と密着していることも事実だ。
 破壊というのは、その後に必ず新たな誕生を意味する。普通の人は、破壊だけにしか目を向けないから、その存在を畏怖し忌避してしまうが、広い目で見ればまた違った解釈もできるということを覚えておく必要があると日色は思う。


「話はそこまでだ。そろそろ火口の中に下りるぞ」


 日色は二人に対し、『飛翔』の文字を使わせ空を飛びながら火山の内部へと侵入していく。
 一応『防護』の文字のお蔭で身が焼かれるといった熱さは感じないが、それでもサウナに入っているかのように汗が流れ出てくる。
 下にはマグマが蠢いているのだから当然といえば当然だが。


「おい、例の何かを察知した場所というのはどのへんだ?」
「確か……右側のマグマ溜まりの近くだったかと」


 見れば、固い岩盤に区分けされている感じで、マグマ溜まりが幾つか発見できる。その中の右側にあるマグマ溜まりに視線を向け、近くの岩盤へと降り立つ。


「あ、父上! あそこを見てください!」


 レッカが指を差した先にあったのは、一つの壁。しかしその壁に嵌め込まれるようにして水晶の塊があった。


「……行ってみるか」


 少しマグマが近いような気もするが、十分に警戒して歩を進めて行く。
 そして水晶がある場所へと辿り着くと、


「これは……!」


 水晶の中には顔ほどの大きさはある卵が一つあった。


「卵……ですぞい。むむぅ、不思議ですぞい。ここらの魔物で卵を産む種類など棲息してはいないはずですぞい」


 赤い卵。殻には黄色い模様が炎のように走っている。
 何の卵なのか、『鑑定』の文字でも使って調べようとしたその時、背後で蠢くマグマが活発化して波のように押し寄せてきた。


「ちっ! 上へ逃げるぞ!」


 間一髪で、三人は宙へと逃げ、マグマは先程日色たちがいた場所へ流れ込む。例の水晶まで呑み込んで――。


 しかし驚くのは、マグマが引いた後だ。水晶に傷一つない。溶けている箇所も僅かも確認できないのだ。その光景を見て、ティッチも目を丸くして驚いている。


「ほほう。素晴らしい鉱物のようですぞい。これは是非とも分析してみたいですぞい」


 そこへ、水晶がグラリと動いたと思ったら、壁から剥がれてしまい、ゴロゴロ転がってマグマがある場所へと落下しそうになる。


「あ、ダメです!」


 咄嗟にそう叫びながらレッカが飛んで行き、両腕で水晶をガッシリと掴む――が、またも彼の下からマグマが押し寄せてきた。


「――《創造魔法・氷結陣》!」


 刹那――レッカのお得意の魔法で下から向かってくるマグマを凍結させてしまった。しかしそれは表面だけで、さらに下から盛り上がってくるマグマが氷を破壊していく。


「レッカ! 今のうちにここまで来い!」
「オッス!」


 水晶を抱えたままレッカが日色のもとへやってくる。数秒後、凍結していたマグマは元通りになってまた蠢き始めた。


「レッカ隊長殿、危なかったですぞい」
「そうだぞ、無茶をするな」
「すみません。ですがあのままだとこの卵がマグマに沈むと思ったので」


 するとその時、水晶にピキキッと亀裂が走り、一瞬で砕けてしまう。


「はうわ!? も、もったいないですぞい!」


 慌ててティッチが砕けた水晶を手にしようとするが、煙のように霧散していく。


「あ~っ! 世紀の大発見だったかもしれぬのに~!」


 マグマでも溶けない鉱物を調べたかった彼にとっては悔しい限りだろう。
 しかし日色はレッカの持っている卵が気になる。


 ――突如、今度は卵がひとりでにフルフルと動き出し――ピキッ。


 卵の上部当たりに亀裂が走ったと思ったら、



「―――――――キュイッ!」



 卵の中から、上部の殻を頭に乗せた生物が首を出して鳴いた。
 それは紅い羽毛で覆われた鳥のような生物であり、大きな黒い瞳をパチパチと動かして、目の前にいる レッカをジッと見つめる。


「キュイキュイキュイ!」
「え、あ、えっと……あ、あの父上、どうすれば!?」
「オ、オレに言われてもな……」


 しかし一体何の生物だろうか。多くの魔物を見てきた日色だが、初めて目にする生き物だ。


(いや、一度こんな感じの鳥をどこかで見たことが……)


 ただハッキリとは思い出せない。まだ生まれたてだからか……?
 鳥が生まれてからすぐに、ゴゴゴゴゴゴと火山全体が揺れ始めた。


「――おい、これって何かマズくないか?」
「むむぅ……何やら急激に火山活動が活発化している模様ですぞい」


 下で波打つマグマが激しい動きを見せ始めた。


(何でこんな突然に? まるでコイツの誕生がきっかけになったみたいだぞ)


 そう思ってしまったが、今はとにかくここから離れた方が良いと直感した。何故なら下からかなりの勢いでマグマがせり上がって来ているのだから。


「すぐにここから離れるぞ! ついて来い!」


 再び火口へと目指して飛ぶ日色にレッカたちがついてくる。





次回更新は27日にします。
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