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トリップしたら、精霊や魔物に愛されちゃった
作者:ザムル
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3章
another side 17
「ベリニア!よかった....。騒ぎ聞きつけてきたけど。ほんま、ごめんな!わいがおまえから離れてもうたせいで、こないなことに合わせてもうて、ほんまごめんな....」
「ティ、ティキ。私は大丈夫だよ。だから、そんなに謝らないで」
トーヤが食堂から出て行くのとすれ違うように、一人の生徒が獣人の少女に駆け寄ってきた。
黄色の髪に、つり目で活発そうな少年だ。そして、彼の頭にも獣人の特徴を表す虎の耳があった。
「ベリニアっといったか?大丈夫か?」
「か、会長!?だ、だ、大丈夫です!お騒がせして申し訳ありません!」
「俺より君を助けようとした子に......」
生徒会長はトーヤが座っていた場所を見るが、そこにお目当てとする人はいなかった。
「いつのまに....」
まわりの生徒に尋ねても皆今気がついたとばかりに目を見開いている。
一緒にいた水色の髪の生徒--副会長に尋ねるも。
「俺も今気がつきました」
「ほお………」
会長はトーヤが自分たち二人に気づかれないまま去ることできたのに感心する。
「ロード様やリヒト様も気づいていなかったなんて...」
「影うすくない?」
「どんな人だったのか曖昧なんだけど....」
「あの!ベリニアを助けてくれた人ってどんな人やったんですか?」
虎の獣人ーティキが会長に尋ねる。
「ああ。彼女の名はトーヤだ」
「トーヤって...ロードが使い魔契約に立ち会った生徒ですか?」
「そうだ」
「彼女が...。けど、なぜかちゃんとしっかりと覚えていないんですよね」
副会長が不思議そうに言う。
「なんか、あんまり特徴が無かったよね」
「いえてる」
「あのヴァル先輩に喧嘩売るような人に見えなかったよね」
「あ!眼鏡かけてたかも」
「眼鏡の生徒ってたくさんいるよ」
「レジー様とご飯をご一緒にしていたかも」
「たしか、そうだよな!」
「ティ、ティキ。私は大丈夫だよ。だから、そんなに謝らないで」
トーヤが食堂から出て行くのとすれ違うように、一人の生徒が獣人の少女に駆け寄ってきた。
黄色の髪に、つり目で活発そうな少年だ。そして、彼の頭にも獣人の特徴を表す虎の耳があった。
「ベリニアっといったか?大丈夫か?」
「か、会長!?だ、だ、大丈夫です!お騒がせして申し訳ありません!」
「俺より君を助けようとした子に......」
生徒会長はトーヤが座っていた場所を見るが、そこにお目当てとする人はいなかった。
「いつのまに....」
まわりの生徒に尋ねても皆今気がついたとばかりに目を見開いている。
一緒にいた水色の髪の生徒--副会長に尋ねるも。
「俺も今気がつきました」
「ほお………」
会長はトーヤが自分たち二人に気づかれないまま去ることできたのに感心する。
「ロード様やリヒト様も気づいていなかったなんて...」
「影うすくない?」
「どんな人だったのか曖昧なんだけど....」
「あの!ベリニアを助けてくれた人ってどんな人やったんですか?」
虎の獣人ーティキが会長に尋ねる。
「ああ。彼女の名はトーヤだ」
「トーヤって...ロードが使い魔契約に立ち会った生徒ですか?」
「そうだ」
「彼女が...。けど、なぜかちゃんとしっかりと覚えていないんですよね」
副会長が不思議そうに言う。
「なんか、あんまり特徴が無かったよね」
「いえてる」
「あのヴァル先輩に喧嘩売るような人に見えなかったよね」
「あ!眼鏡かけてたかも」
「眼鏡の生徒ってたくさんいるよ」
「レジー様とご飯をご一緒にしていたかも」
「たしか、そうだよな!」
今回は、トーヤとレジーが出て行った後の食堂の出来事を書きました!
また遅めの投稿になってしまい申し訳ございませんでした。
これからもよろしくお願いします!
また遅めの投稿になってしまい申し訳ございませんでした。
これからもよろしくお願いします!
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