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トリップしたら、精霊や魔物に愛されちゃった
作者:ザムル
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3章
77
「はっ。床に落ちた飯が俺様の靴にかかっちまったじゃねーか。おら。取れよ」
「はははは。なんなら舐めさせてもらえよ、獣人」
「そうだな。仕方がない。たかが獣人に俺の靴を舐めさてやるよ」
そう言って、靴を彼女の前へと出した。
彼女はチラリと靴を見て、拾う行動を止める。
そんな光景に周りの生徒は笑っている者、困っている者や気にしていない者がいた。
しかし、彼女を助けようとした者は誰一人いないことに怒りがわき上がる。
「おい。俺様の言うことが聞けないのか!」
生徒はそう言い、彼女の頭へと靴を勢いよく振り下ろす。
彼女は衝撃に耐えるようにギュッと体を縮こませた。
「やめて」
私は彼女を守るように風の結界を張った。
驚いた二人は魔法を使った私に目を向け、ついでに周りにいた生徒も私に視線を向けた。その視線が多いことに腹が立ちながらも、私はたくさんの視線から彼女を守るように立つ。
「これ以上彼女を傷つけないで」
「なんだよ、お前」
ギッと睨みつけてくる生徒。それを見たまわりの生徒から小さな悲鳴があがった。
「お前、俺を誰だと思っているんだ」
「知らないし、知りたくもない。第一、今はあなたが誰だろうが関係ないと思うの」
「んだとこら!!!」
生徒がつかみ掛かろうと手を伸ばしてくる。
私は、ため息をつきながら迎え撃とうとする。
こんな奴、瞬殺だわ。....いや。敢えてぼこぼこにしてやる。
そう意気込んでいたら。
「はい、ストップ」
横から別の手が出てきて、生徒の手を止めた。
「またおまえか?ヴァル・ガイネス。揉め事起こすの何回目だ?今度こそ謹慎じゃすまないぞ」
その生徒の手を止めたのは先程食堂を騒がせた二人のうちの一人、金髪の生徒、生徒会長だった。
「かっ会長…でもこれはこいつが最初に喧嘩をふっかけてきたんだ!」
「ほお…」
ヴァルと呼ばれた生徒は私に向かって指さす。しかし、生徒会長は私というよりは私の後ろにいる獣人の少女に視線を向けていた。
「君が彼女を見下ろしてた所から見ていたんだが」
「先に魔法を使ったのはこの女です」
「そうだな。しかし、君には魔法を使っていなかったが?」
「けど、俺に文句を言ってきました」
「だから殴ろうしたのか?」
「ああ」
この人馬鹿だ.....。
「はははは。なんなら舐めさせてもらえよ、獣人」
「そうだな。仕方がない。たかが獣人に俺の靴を舐めさてやるよ」
そう言って、靴を彼女の前へと出した。
彼女はチラリと靴を見て、拾う行動を止める。
そんな光景に周りの生徒は笑っている者、困っている者や気にしていない者がいた。
しかし、彼女を助けようとした者は誰一人いないことに怒りがわき上がる。
「おい。俺様の言うことが聞けないのか!」
生徒はそう言い、彼女の頭へと靴を勢いよく振り下ろす。
彼女は衝撃に耐えるようにギュッと体を縮こませた。
「やめて」
私は彼女を守るように風の結界を張った。
驚いた二人は魔法を使った私に目を向け、ついでに周りにいた生徒も私に視線を向けた。その視線が多いことに腹が立ちながらも、私はたくさんの視線から彼女を守るように立つ。
「これ以上彼女を傷つけないで」
「なんだよ、お前」
ギッと睨みつけてくる生徒。それを見たまわりの生徒から小さな悲鳴があがった。
「お前、俺を誰だと思っているんだ」
「知らないし、知りたくもない。第一、今はあなたが誰だろうが関係ないと思うの」
「んだとこら!!!」
生徒がつかみ掛かろうと手を伸ばしてくる。
私は、ため息をつきながら迎え撃とうとする。
こんな奴、瞬殺だわ。....いや。敢えてぼこぼこにしてやる。
そう意気込んでいたら。
「はい、ストップ」
横から別の手が出てきて、生徒の手を止めた。
「またおまえか?ヴァル・ガイネス。揉め事起こすの何回目だ?今度こそ謹慎じゃすまないぞ」
その生徒の手を止めたのは先程食堂を騒がせた二人のうちの一人、金髪の生徒、生徒会長だった。
「かっ会長…でもこれはこいつが最初に喧嘩をふっかけてきたんだ!」
「ほお…」
ヴァルと呼ばれた生徒は私に向かって指さす。しかし、生徒会長は私というよりは私の後ろにいる獣人の少女に視線を向けていた。
「君が彼女を見下ろしてた所から見ていたんだが」
「先に魔法を使ったのはこの女です」
「そうだな。しかし、君には魔法を使っていなかったが?」
「けど、俺に文句を言ってきました」
「だから殴ろうしたのか?」
「ああ」
この人馬鹿だ.....。
皆様、いつもこのモフモフ小説を読んでいただきありがとうございます。
いよいよ梅雨シーズンが到来してきましたね。
じめじめに耐えながらも頑張って更新したいと思います!
いよいよ梅雨シーズンが到来してきましたね。
じめじめに耐えながらも頑張って更新したいと思います!
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