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北陸発

よみがえる「黒部の太陽」 撮影セット複製 地元に展示へ

黒部ダム近くに展示されることになった「黒部の太陽」の撮影セットの実物大レプリカ=長野県大町市提供

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 黒部ダム(富山県立山町)の建設で、北アルプスを貫くトンネル工事などの苦闘を描いた映画「黒部の太陽」で使われた撮影セットのレプリカが来春、同ダムにある新展望広場に展示されることが決まった。

裕次郎記念館から譲渡

 レプリカは北海道小樽市の「石原裕次郎記念館」に展示されていたが、八月末の閉館に伴い、ダムに近い長野県大町市や関西電力(大阪市)などでつくる団体が無償で譲り受けることになった。ダムは観光客に人気の「立山黒部アルペンルート」(大町市-富山市)にあり、さらに魅力が高まりそうだ。

 「黒部の太陽」は石原裕次郎さんの主演で一九六八年に公開された。「世紀の難工事」と言われた黒部ダム建設工事を重厚な人間ドラマとして描いた名作。

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