FOMCにてイエレン議長の発言
お疲れ様です,あすかです。
昨晩のイエレン議長の発言で,予想していなかった部分が出てしまい,円安材料となりました。
FRBのイエレン議長は、FOMC内で追加の利上げを示唆しました。(ハリケーンの被害が一時的との見方を示したため)
8月のジャクソンホール会合では,金融施策に触れなかったため今回はサプライズ要素となりました。
僕は先日,利上げの発表はないと考え,円安材料は出尽くしと判断してしまいました。しかし,これで…
年内に1回の利上げがあると予測されるようになりました。(CMEグループのフェドウォッチによると12月の利上げ確率は67%に上昇)
利上げがあると基本的に円安ドル高トレンドになります。
普通は利上げがあると株安にシフトしていくので,従来通り正常に動いてほしいですね。
これで株価が上がり続けるなら,バブルに片足を突っ込んでいる事になります。
あとは予想済みのバランスシート(貸借対照表)の縮小です。
今までは,テーパリング(量的金融緩和)により,新規の国債の買い入れをやめていたのですが,しかし,償還日が来た国債に関しては,再投資を続けていました。
でも今まで通り,2018年に償還される国債を再投資すると,損をしてしまいます。(利回りが高い時に買っていた証券なので、それを再投資してしまえばFRBの純資産が減ってしまう。)
なので,その再投資すらもやめることで流動資産を抑え,資産全体を小さくします。
そうすると暴落時も大規模な国債買い付けを行うことができるようになるので景気回復の一振りを装填できるようになるわけです。
では,市場の方を見ていきましょう。
日経
日経は円安好感で買いが殺到しましたが,買いが一巡した後は利益確定売りとなりました。
最大のイベントである日米の政策決定会合も通貨して,後半は買い圧力が強くなりました。
しかし,続伸です。
「明日以降はFOMCメンバーの発言で為替,米金利が振れやすくなりそうだ」(SMBC日興証券投資情報部部長の太田千尋氏)(ロイター)
NYダウ
イエレン議長の声明では、「今年これまで労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動は緩やかに拡大したことが示唆された」とありました。
今回のFOMCで,FF金利(フェデラルファンド金利)誘導目標レンジ(1-1.25%)の据え置きと10月のバランスシート縮小,利上げなどの要素が市場に好感を呼びました。
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