面白いなあ
サイバーエージェントの木村さんの記事である。木村さんと言えば、個人的には辻氏、鈴木氏、渡辺氏を含めて「SEO四天王」に属すると思う(爆)(そのうち2人は現/元アイレップw)
彼のSEO好きはすごい。セミナーなどに行けば彼がどれだけSEO(そしてGoogle)を愛しているかがわかる。それがわかるからこそ、この記事の意味がより大きなものとなる。
コメント
この記事を読んで思ったことは、「その前提はわかるけど、みんなその方法が知りたいんだよ!」ということ。
「ユーザーのためにコンテンツをつくれ」「SEOは検索体験最適化だ」と、どのセミナーに行っても聞くが、みんなそんなことは知っているのである。問題は、「検索者にとって最適化されているかを、どう判断すればいいのか」である。みんなそれを知りたいのではないかね。
自身がユーザーのためになると思ってページにテーマやリンクを足して、デザインも変えたけど順位が下がってしまった場合、どう方向転換すればいいのか?
もちろん、その人が考える"ユーザーのため"が間違っているのだけど、それをどう認識させればいいのかね。
CTR、直帰率、リンクの数と質、テーマの網羅性、、、いろいろな指標が直接的/間接的にランキングに影響しているといわれるけど、どれが自サイトにとって一番インパクトがあるのかが知りたいわけですよ。
検索者に最適化した結果、直帰率やCTRなどが改善してリンクを獲得するわけで、因果が逆なのは承知ですが、それでもいいから自サイトのどこに伸びしろがあるかを知りたいわけですね。それがWEB担当者の仕事なのだから。
さて、あーだーこーだ言ってきたわけですが、個人的にまず確認するべきは以下だと思うんですよね。
・内部SEO構造(キーワードを意識しているか、URLの正規化などはできているか)
・コンテンツ(競合と比較して不足テーマはないか、差別化できているか)
・リンク(他サイトからナチュラルリンクを獲得できているか)
もし、これらを徹底的に考えて、それでもこれ以上できることがなければ、ヒートマップなどをつかって「ユーザーにサイトを最適化していく」ってことでしょう。
この場合、最適化していくというのは「ユーザーが注目しているブロックがちゃんと読まれる個所にあるのか」「下までスクロールされているのか」「ネクストアクションを起こしてくれているか」を見ていく。
木村さん(それ以外の四天王の方も)がおっしゃることは100%正論です。「ユーザーのためになるサイトをつくる」、これに反論する人はいないでしょう。ただ、ビジネスとしてSEOをやっている以上、一歩踏み込んだ具体例が欲しいわけですな(私はこうやってユーザーに最適化しているか確認していますよ、など)。