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Huawei Technologiesは9月はじめ、中国・上海で開催したエンタープライズ事業のイベント「HUAWEI CONNECT 2017」でパブリッククラウドをはじめとしたクラウド戦略とそれを支える技術を発表した。「世界5大クラウドの1つを目指す」(輪番CEOのGuo Ping氏)というHuaweiのクラウドの強みは、「コネクト(接続性)」にあるという。
Huaweiのパブリッククラウドは”連合”戦略をとる。中国内では「Huawei Connect」と自社ブランドで展開し、Alibabaらと対抗する。国外では提携に基づき展開する。現時点では、Deutsche Telekom(DT)、France Telecom、Telefonicaと欧州の通信事業者3社と提携しており、3社はHuawei技術を利用して構築したパブリッククラウドを自社ブランドで展開する。
Ping氏は、”One World””Star Alliance”などの航空会社のアライアンスを例にし、「中国ではHuawei Cloud、中国外ではパートナーのクラウド」とお互いの国の企業の国際展開を支援できるとした。
3社の中でいち早く2015年に発表したDTの「Open Telekom Cloud」を採用するのが、欧州原子核研究機構(CERN)だ。
イベントにゲストスピーカーとして登場したCERNのリソースプロビジョニイングサービスチームのトップを務めるJan van Eldik氏は、パブリッククラウドの利用について次のように説明した。
CERNがスイスとフランスに設置する大型ハドロン衝突型加速器(LHC)では4つの衝突ポイントを持ち、そこから大量のデータが生成される。新しい素粒子が出てくるとセンサーが感知し、1000万がそのカメラで撮影、そのデータを記録して再構成すると言う(2013年のノーベル物理賞受賞につながったヒッグス粒子でも同じ過程を経ているとのことだ)。
実験データ5TB以上と大きく、これを安全にデータセンターに送り、ストレージに保存しなければならない。毎月10PB以上のペースで増えているとのこと、そこでCERNはまずOpenStackを導入してプライベートクラウドを構築した。2013年のことだ。現在、8500台のサーバで3万3000の仮想マシンを動かしていると言う。
今回、さらにコンピューティング能力などを柔軟に増やすために、パブリッククラウドを導入することにした。入札の結果、選ばれたのがOpen Telekom Cloudという。HuaweiとはOpenStackで共同開発の取り組みを開始しており、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方でOpenStackを活用していく。
Huaweiによると、CERNはLHCの実験コストを67%削減し、データをオンラインにあげるまで90日かかっていたのが15日と6分の1に短縮できたとのことだ。「われわれの計画に見合う性能とコストを実現している。パブリッククラウドは面白い分野で、今後もリソースをパブリッククラウドに広げていく」とvan Eldik氏は語った。
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