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中国が建造した軌道上実験モジュール「天宮1号」、2018年1月から2月には大気圏へ突入し地球へ落下するであろうという新しい予測がアメリカの国家安全保障プログラムを支援している非営利団体「Aerospace Corporation」より発表された。同団体は2017年9月13日までのデータを用いてこの予測を立てたという。
天宮1号って何?
天宮と言ってもピンとくる人はあまりいないでしょう。ガンダムが好きな人にはSDガンダム武神輝羅鋼に登場する国の名前が天宮(アーク)だったかな?くらいの認識だと思う。
冗談はこのくらいにして天宮1号の概要の説明に入ります。
天宮1号は2011年9月29日に打ち上げられました。将来的に宇宙ステーションとして運用する計画であり、実験装置室と物資保管室を有している。その重量は約8.5トンもあるというから驚きですね。
その後、中国製ロケット「神舟」と連携しドッキング等のミッションをこなしてきた。まさに中国宇宙進出の栄光ともいえるものであった。
制御不能状態へ
2016年9月、中国政府は天宮1号が制御不能な状態にあると発表した。制御不能になった天宮1号は地球の軌道からずれてだんだんと地球大気圏内に落下、2017年内にも地球へ落下するであろうと言われていた。
地球への落下時、ほとんどのものが大気圏内で燃え尽きるであろうと言われているが、一部のエンジン等大型機材は燃え尽きずに地球へ落ちる事が予測されていた。
問題はその落下地点がどこなのかまったくわかっておらず現時点では「どこかに落ちる」としか言いようがない状態にある。
地球の3分の2は海であるため燃え尽きなかった破片が陸地へ落ちる可能性は低いとみられている。
via:China’s Out-Of-Control Tiangong-1 Space Station to Crash Back to Earth Early 2018
個人的感想
天宮1号は5年程度運用されていたけど、制御不能となって今まで放置状態だったという事は驚きですね。落下地点が予測できないので海に落ちるだけなのか陸地に落ちるのか現時点では謎としか言いようがないです。落ちてくる破片は強い毒性があるため、破片を見つけても絶対に触れてはいけないとも言われています。
海に落ちるにしても、そんな強い毒性のあるものが落ちてくるとなると、環境が汚染されないか心配になってきますね。