3年遅れで最終調整 福島第一原発 1・2号機の核燃料取り出し

3年遅れで最終調整 福島第一原発 1・2号機の核燃料取り出し
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今月中にも見直される福島第一原子力発電所の廃炉の工程表で、1号機と2号機の使用済み燃料プールから核燃料の取り出しを始める時期について、国と東京電力は、がれきの撤去や除染などを慎重に進めるとして現在より3年遅らせ、2023年度をめどとする方向で最終調整していることがわかりました。
政府は福島第一原発の廃炉への道筋を示す工程表を2年ぶりに見直すことにしています。新たな工程表では1号機と2号機の使用済み燃料プールから核燃料の取り出しを始める時期について、がれきの撤去や除染などを慎重に進めるとして現在より3年遅らせ、2023年度をめどとする方向で最終調整していることがわかりました。

また、3号機の使用済み燃料プールの核燃料については、これまでの計画どおり来年度中頃から取り出しを始めるとしています。

一方、1号機から3号機で溶け落ちた核燃料が構造物と混じり合った「燃料デブリ」を最初に取り出す号機について、その方法を確定する時期は、現在の来年度上期から2019年度に遅れる一方、実際に取り出しを始める時期は従来のまま4年後の2021年とする方向です。

政府は地元の意見などを反映させたうえで、こうした内容を盛り込んだ工程表を今月中にも正式に決定する方針です。

3年遅れで最終調整 福島第一原発 1・2号機の核燃料取り出し

今月中にも見直される福島第一原子力発電所の廃炉の工程表で、1号機と2号機の使用済み燃料プールから核燃料の取り出しを始める時期について、国と東京電力は、がれきの撤去や除染などを慎重に進めるとして現在より3年遅らせ、2023年度をめどとする方向で最終調整していることがわかりました。

政府は福島第一原発の廃炉への道筋を示す工程表を2年ぶりに見直すことにしています。新たな工程表では1号機と2号機の使用済み燃料プールから核燃料の取り出しを始める時期について、がれきの撤去や除染などを慎重に進めるとして現在より3年遅らせ、2023年度をめどとする方向で最終調整していることがわかりました。

また、3号機の使用済み燃料プールの核燃料については、これまでの計画どおり来年度中頃から取り出しを始めるとしています。

一方、1号機から3号機で溶け落ちた核燃料が構造物と混じり合った「燃料デブリ」を最初に取り出す号機について、その方法を確定する時期は、現在の来年度上期から2019年度に遅れる一方、実際に取り出しを始める時期は従来のまま4年後の2021年とする方向です。

政府は地元の意見などを反映させたうえで、こうした内容を盛り込んだ工程表を今月中にも正式に決定する方針です。