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金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~ 作者:十本スイ

特別篇

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第一話 活火山の調査へ

これは日色が王となった直後の話になります。
短いかもしれませんが、しばらく連載しますのでお楽しみください!
 日色が【太陽国・アウルム】の王として即位してから一カ月が早くも経ち、補佐役のリリィンやシウバたちのお蔭で忙しくはあったが、さしてトラブルなど起こらずに日々が過ぎていた。
 各大陸の街や集落からは、お祝いの品や手紙などが次々と届き、王として手紙には目を通しておけとリリィンに言われて、寝る間も惜しんで手紙を読んだ。


 国のトップになって初めて分かるが、よくもまあリリィンやイヴェアムたちが、何の文句や愚痴を言わずに大量の仕事をこなしていたか尊敬した。
 元々リリィンが下地を作っていたこともあって、法律関係や条約批判についての問題はそれほど多くはない。
 しかし毎日民たちから寄せられる嘆願書や、一週間に一度開く議会の内容の決定、国家行事・国際行事に関する資料の確認と認定、街への視察などなど、本当に忙しい。


 それ以上に、机に向かって書類に目を通して判を押すという地味な作業が、時間的にとても長かったりする。
 王がこれほど地味なものだったのかと驚いたほどだ。
 ただ周りの者たちが優秀なこともあって、大分王として仕事は少ないほどだとこの前イヴェアムに言われた時は、あんぐりと口を開けて数秒ほど意識を飛ばしてしまったが。


 そんな日色も、ようやく一カ月ほどで勝手が分かり慣れてきた。今では息抜きに読書の時間を持つことができるようにもなっている。ほんの僅かな時間でこそあるが。
 それでもやはり外に出て激しい運動をすることもなくなったので、身体が重く感じることはある。
 今も二十畳ほどの自室にて楽しく本を読んでいると、


「――父上、少しよろしいでしょうか?」


 日色のことを父上と呼ぶのは一人しかいない。


「レッカか、入れ」


 入って来たのは、最近成長とともに大人びてきたレッカであった。
 彼は【魔国・ハーオス】の隊長を務めていたのだが、今ではこの【アウルム】の警備軍隊の分隊長を任されている。


「どうかしたか?」


 レッカは礼儀正しく日色から少し離れた距離で正座をしている。


「父上、此度は少し頼みごとがございまして」
「頼みごと?」
「オッス」


 日色は本をパタリと閉じて「言ってみろ」と言った。


「自分に鍛錬をつけて頂きたいのです」
「……何故オレなんだ? 軍にはウィンカァもニッキもいるし、鍛錬相手には事足りると思うが」
「それはそうなのですが、最近その……父上とはあまり……ですね」


 何だかモジモジし始めた。恥ずかしそうに視線を泳がせる姿を見ていると、まだまだ子供だと思わされる。
 恐らく最近構ってないので寂しい思いをしているのだろう。


「ふむ……なら鍛錬ではないが、この前、東の活火山の活動が活発化してるって話があったし、調査がてら一緒に行くか?」
「よ、よろしいのですか!」


 余程嬉しいのか、ぱあっと満面の笑みを浮かべるレッカ。そういえば彼の言う通り、最近彼とあまり会話もしていないように思う。この機に新密度を深めるのも王として、父と呼ばれる存在として必要かもしれない。


「ああ、本当はウィンカァに任せようと思ってたが、オレも身体を動かしたかったしな」
「あ、ですが王としてのお仕事は大丈夫なのですか?」
「何、ここに分身を残しておくし、問題ないだろう」


 最近『影分身』の文字で分身体を使っての効率化を図る方法を思いついたのでちょうど良かった。時間制限もあるが、調査して帰って来る程度の時間なら問題はないはず。


「一応名目上は、お前に調査任務を出すことにする。このことは他の奴らには内緒だぞ」
「オ、オッス!」
「調査に向かうのは三日後だ。準備を整えておけ」


 レッカは嬉しそうに返事をするとさっそく自分の部屋へと戻って行った。

 そして三日後――。



     ※



「――ん? おお、ミュアではないか」


 【太陽国・アウルム】に唯一存在する城――【日ノ丸城】の天守へと向かおうとしていたリリィンだったが、階段からミュアが上がって来たのを確認して声をかけた。


「あ、リリィンさん、お久しぶりです! シウバさんもこんにちは」
「ノフォフォフォフォ、お元気そうで何よりでございますな」
「何が久しぶりだ。つい三日前も視察という名目でやって来たではないか。しかし今日はどうした? 貴様が来訪する予定はなかったはずだが」
「実はレッグルス様に頼まれまして。国際行事に関する会議資料を、ヒイロさんに渡してほしいと」
「なるほど。しかし貴様も【パシオン】の重役を預かっておる身なのだ。来訪する時は一報くらい入れろ。貴様のことを知らぬ者たちが襲撃だと判断したらどうするつもりなのだ?」
「あ、そうでしたよね。すみません」


 ペコリと素直に頭を下げて謝るミュア。自分が悪いと思ったことはこうして忌避することなく謝罪し、しっかり反省することができるのだから感心する。


「わたくしたちも今からヒイロ様のもとへ向かいますので、よろしければご一緒にどうですか?」
「こらシウバ、余計なことを」
「ノフォフォ、せっかくの来客を無下にしてはいけませんぞ、お嬢様。ヒイロ様と二人きりになりたいというお気持ちは分かりますが」
「んなっ!?」


 リリィンは自分の顔が真っ赤になっていることが分かるくらい熱を感じた。


「もう、リリィンさんってすぐに抜け駆けしようとするんですから! イヴェアムも怒ってましたよ」


 ぷく~っと可愛く頬を膨らませたミュアが不満を口にした。


「べ、別に二人きりになりたいわけではない! ほれ、シウバもいるのだから!」
「おやおや、いつも外にわたくしを待たしておいて、二人きりではないとは、それは些か苦しい言い訳では?」
「ええい、貴様はもう黙っておれぇっ!」


 本当にコイツは自分の味方なのか疑ってしまう時がある。


「ふふ、リリィンさんって素直じゃないですよね」
「ミュア! ふざけたことを言っておると許さんぞ!」
「え~。でもリリィンさんがヒイロさんと二人きりが嫌だというんなら、いつでもわたしは変わりますよ」
「ば、馬鹿者! 誰が嫌だと言った! アイツが王になり、側室を取ることも不可能ではなくなったとはいえ、正妻は間違いなくワタシなのだからな!」
「それは聞き捨てなりませんね! 私だってそこは譲れません!」


 バチバチバチッと両者の睨み合いが続いていると、


「お二方とも、そろそろヒイロ様のもとへ向かいませぬと」


 シウバの忠告により、


「……フン、勝負はまた今度だ」
「はい、負けません!」


 今ではリリィンもミュアのことを、いや、ヒイロのことを好きな女性たちのことを良いライバルだと思っている。もちろん恋の――であるが。


「あ、そういえば修練場でウイさんを見かけたんですけど、今日って確か、ウイさんは任務があったんじゃなかったでしたっけ?」
「ああ、そのことか。東の活火山の調査だろう? それはレッカの隊が引き受けることになったぞ」
「へ? そうなんですか。それはまた何で……?」
「何でもヒイロがレッカを指名したようだ。今度の活火山の調査はレッカの部隊が適しているからといった理由だったが」
「適している? 確か調査って言っても、火山活動を研究している専門家の人たちが、そこの近くで仕事をしているので、彼らに話を聞くだけじゃ……? だから行軍速度が一番速いウイさんの部隊が行くって話でしたよね?」
「ふむ。確かに適しているといったヒイロの真意は分からんが、奴には思うところがあるのかもしれんな」
「はぁ、真意ですか」
「すでに任命権はワタシではなく、王となったアイツしか持たないものだ。それにアイツがわざわざレッカに変えたということは、何かしらの意味があるのだろう」
「ふふ、信頼しているんですね、リリィンさん」
「フン、もっと頼りになる王になってもらいたいがな」


 日色が頑張っていることは、いつも傍で見ているリリィンには分かっている。分身体を作って、仕事を効率化したのには驚いたが、それでも大切な書類や手紙などは本体がしっかり目を通しているようだ。 
 しかしまだまだ国政にも揺らいでいるところがあるし、今後予測される様々な問題にも手を伸ばしていく必要もある。


 日色にとって本当に王としての真価が発揮されるのは、むしろ五年後十年後の未来である。
この国を維持し続ける。民が笑顔であり続ける。
 それを成せる王が本物なのだ。しかしそれは極めて難しいことでもある。
 基本的に人は慣れる生き物であり、退屈だって覚えるし、平和の中にも不満が出てくることだってあるのだ。


 その小さな不満をいかに溜めささずに解消させるか、それは永久に悩み抜いていかなければならない問題である。
 ただ日色ならば。自分が信じている彼ならば、どんな問題でも解決できると信頼している。


「――ヒイロ、ちょっといいか?」


 城の執務室にて、日色の「入れ」という言葉を聞いてから入る。
 机の上には大量の書類が重ねられてあり、その奥で日色が判を押す作業をしていた。


「どうした……ん? ミュアもいるのか」
「はい。こんにちは、ヒイロさん」


 日色は彼女が持っている青いファイルに視線を向け、


「……レッグルスからの資料か?」
「さすがです。その通りですよ」


 ミュアが日色の前に行き、ファイルを手渡す。受け取った日色は、ファイルを開いてパラパラと見た後、


「……分かった。あとでチェックをしてレッグルスには連絡を入れておく」
「よろしくお願いします……と」
「む? どうした?」
「いえ……その、何だかヒイロさん…………少し痩せましたか?」
「は?」
「あ、その……痩せたというか……何かこう……?」


 ミュアが急に不思議そうに小首を傾げるので、リリィンもジッと日色を観察してみる。
 すると確かにいつもの日色とは何かが違う気がした。まるで存在感がそこにあるのに、薄いような不可思議な感じ。これは……。


「――っ! おいヒイロ、まさか貴様……!」


 リリィンがそう言って睨みつけると、日色がサッと視線を逸らした。――確定。


「……やはりか」
「へ? どういうことですか、リリィンさん?」
「はぁ……そいつはヒイロの分身体だ」
「は……分身体?」
「そうだろ、ヒイロ?」
「…………やっぱりお前らを誤魔化すのはムリだったか……」


 その言葉で、リリィンの持った考えが正しいことが証明された。


「ったく。本体はどこにいる? 修練場か? それともどこかで本でも読んでるのか?」
「…………」
「おい、何故答えん?」
「ヒイロさん?」


 別に息抜きで本を読みに出掛けているとしたら、たまに彼がやることなのでリリィンも注意はするが半ば諦めていることだ。
 修練場で身体を動かすことも、健康を考えると必要だと思うので目を瞑るだろう。それなのに真実を離さない彼に不審さを感じてしまう。


「……ヒイロ、本体はどこだ? 言え?」
「……まあ、どこかにいるはずだ」
「それはそうだろう。しかしそのどこかとはどこだと聞いておるのだ」
「そうですよ、ヒイロさん。わたしもできれば本体のヒイロさんにファイルを手渡しておきたいんですけど」


 二人の少女に詰め寄られ、明らかに戸惑いの色を表情に見せる日色。


「……! まさかとは思うが、国外に出たとか言うのではあるまいな?」


 いくら何でも王の彼が、誰にも何も言わずにその選択はしないだろうと思っていたが……。


「…………はぁ。隠し通し切れやしないか」


 諦めたように溜め息を吐くと、日色が静かに説明し始める。


「――――な、何だと!? レッカの部隊とともに調査に向かったぁぁっ!?」


 返ってきた答えは呆れるものだった。


「何故だ! 何故そんなことになっておるのだ!」
「久しくレッカと接していないことに気づいてな。だからだ」
「だからとって他にも方法があるだろうが。貴様は王なのだぞ? 貴様が王になるのを反対した勢力がまったくなかったわけでもないし、そういう連中が反旗を翻す危険性だってあるのだから、不用意な行動は避けるべきだ。それは貴様も分かっていることだろうが」


 万人に認められる者などは存在しない。人には感情があり、好き嫌いというのも存在している。故に日色の即位を快く思わない者たちだって中にはいるはず。
 それはどこの国の王だってそうだ。常に何かしらの危険は付き纏うもの。だからこそ、仕えている者たちには、王の所在地を常に知らせておく必要がある。素早く問題に対処するためにも、だ。


「黙ってたのは悪いと思ってる。だがお前に言うと、護衛役として山ほど部下をつけるだろうが」
「当然だろう。それが王を守るために必要なのだからな」
「その気遣いはありがたいが、オレはぞろぞろと部下を引き連れて歩くのは好きじゃない」
「好き嫌いの問題ではない。これは国として守るべきものなのだ」
「だからオレは黙ってレッカと、数人の部下とともに行動することを選んだ」
「……! ちょっと待て、数人? 一体何人だ?」
「レッカを入れると五人だ」
「少ないっ! 少な過ぎるわ馬鹿者がっ! ええい、シウバ!」
「――ここに」


 リリィンの呼びかけに、素早く部屋へ入ってくるシウバ。


「今から東の活火山に増援を送れ」
「待てリリィン。必要無い」
「ダメだ。何かあってからでは遅いのだぞ。貴様はもっと自分の立場を重んじろ」
「あのな、オレがそう簡単に殺されると思うか?」
「確かに貴様の力は誰もが認めている。このワタシもだ。しかし万が一ということもあるのだ。――シウバ」
「畏まりました。ではウイ殿の部隊に通達して参ります」


 溜め息を漏らす日色をよそに、シウバはそう告げるとその場から姿を消した。


「ヒイロさん、ちょっと無茶し過ぎですよ!」
「ミュアまで言うか」
「言いますよ! だってわたしたちはヒイロさんのことを第一に考えているんですから!」
「その通りだ。それに本体がいないと知られれば、バカな連中が国に攻めてくる理由を作ることにもなるかもしれん。少し浅慮過ぎるぞ」


 確かに本体に関しては、リリィンもそれほど心配はしていない。しかし問題は国そのもの。日色がいないと知って行動を起こす過激派がいるかもしれないのだ。
 だからこそ、日色は常に国の旗印としてこの場にいる方が安全なのである。


「…………分かった。これからはお前に一言言ってからにする」
「そうしてくれ。まあ、この国が落とされるほど戦力が薄いわけではないから問題はないといえばないが、心配してしまうようなことをしないでくれ」
「へぇ。心配してくれてるのか」
「と、当然だろ! 貴様はワタシの――」
「ワタシの?」
「うっ……と、とにかくそういうことだ! 分身体の貴様は、与えられた仕事をきっちりこなしておけ!」
「ああ、悪かったなリリィン。ミュアも。少し勝手過ぎた」
「はい。それじゃせっかくですから、わたしもウイさんの部隊と一緒に東に向かいますね」


 それだけを言うと、ミュアは部屋から出て行った。
 リリィンも彼女が出て行くのを見てから、


「まったく、そろそろ貴様の休憩時間だから、一緒に茶でも楽しもうと来たというのに」
「それは悪かったな。埋め合わせはするから」
「約束だからな」


 だったらいいと思い、リリィンも部屋から出て行った。




同時刻に『ロード・オブ・リライト ~七つの大罪と七つの美徳~』という新作を投稿しましたので、よければそちらも一読ください。革命の話で、主人公はダークヒーローになります。

次回更新は23日になります。
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